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偶然私のTLの並びで岩波書店の新成人に勧める本の紹介と「はたらかないで、たらふく食べたい」という本の感想が並んでいて感慨深い どちらも世間を構成する要素
ていうか正月休み明けでいきなりこんな時間まで働くなんて、そうありたいとの望みと現実の落差にめまいがする

子供の頃(40年以上前),父から「猫の糞ていうかりんとうがあってなぁ,茶色て豆が入ってて糞にしか見えへんのやで」という話を聞いたことを不意に思い出して検索したけど現存してない?(これまで見たこともないし)
南方熊楠の著作に出てくるぐらいなのでかつては存在したらしいけど…
それでなくてもそう見えるのに更にリアルな物体に仕上がっているのを見たい,食したいぞ

「あなた肝臓がフォアグラですよ」をきっかけに始めた散歩も最早健康など二の次、手段が目的になる日本的精神で今年はなんと12000歩/日を超える結果で2023年を終えることになりました。
ちなみに脂肪肝は正常に戻り健康診断の問診で「いやー、毎日アホみたいに歩いてたらこの通りですわ」と言ったら、目元の涼しげな医師より「歩くことは“あほ”ではありません」と真面目なお人柄の偲ばれる回答を頂戴致しました。
とは言え来年はそこそこ歩く程度の普通のオヂさんに戻ります。

はいっ!年内の仕事終了。
仕事納めですわぁ
1月末提出の案件のことなんて先のこと過ぎて知りませんYooooo!

ぼちぼち年賀状でも書くかのう
ていうか今日明日普通に仕事してるし年末気分ゼロ
凝った版画は彫れそうもない

ついこの前はトラックの高速道路最高時速引き上げで,今度はSAの駐車場1時間以上の利用の有料化検討ってことは運送屋は仮眠もせずに猛スピードで働きまくれ,てことなのか。

観た順で選ぶ
まあ言うても手元メモみたいなもんです

・モリコーネ 映画が愛した音楽家 ⇒そりゃあモリコーネ好きなので
・ベネデッタ ⇒夢の中のキリストがえらい俗物で殺伐としていて爆笑
・Everything Everywhere All At Once ⇒たまたま観る少し前にカート・ヴォネガット読んでたので相乗効果
・フェイブルマンズ ⇒ほのぼの映画愛みたいな宣伝文句と正反対の深い業を背負う残酷物語が堪らない
・ベイビーわるきゅーれ2ベイビー ⇒前作「ベイビーわるきゅーれ」も含めて2本立てで観たらそりゃあもう
・Tar ⇒ガラドリエル様最強 堕ちても力強く再生するラストで「おぉ!」
・バービー ⇒公開前に変な色を付けられたのが本当に気の毒
・パール ⇒いや,本当にミア・ゴスがアカデミー賞にかすりもしてないなんて信じられない
・ゴジラ-1.0 ⇒そりゃあゴジラと震電好きなので
・市子 ⇒刻印を打込まれた気分

パールと市子が今年の双璧って,両方とも女性の名前ですやん(固有名詞が強い2023年)



夕方のスーパーで寿司パックの横にちっちゃいクリスマスツリーがあったので笑ってしまったけど,よく考えたらペテロとか漁師だから別に変でもないのか(寿司を食っていたかどうかは知らんけど)

午前10時の映画祭「カサンドラ・クロス」観た(以下ネタバレ) 

あぁ,そうだった。この頃は「アメリカ軍なんて権限を持たせるとロクなことをしないぞ」映画が結構あったなあと思い出し…
コスマトスは軍の上層部は冷酷で隠蔽体質なのだ路線で「ランボー/怒りの脱出」も撮ってるし,こういうのが好きなんでしょうね。(あと、爆発と)
それにしても欧米人は,(これに限らずいろんな映画で)犠牲は神の定めた運命ってことでサッサと済ませて暇さえあれば性交に励むので,こりゃ勝てんよなぁと思ふ


日経新聞のネットニュースの見出しは以下の文字列が1行で示されている
↓↓↓↓↓↓
トランプ氏外し・共和党予備選・愛媛のいよかん

いやー,伊予柑の重要度が伺える見出しですなぁ

ソフトウェアを複数使いながら図面を描く作業をしているとレイヤ名称を間違えるとその後の作業が立ち行かなくなることがあるので気を付ける必要があります。
(間に専門分野ソフトをかます場合とか)
何を言っているかというと,この年末の忙しい時に3時間の作業を「無かったことにする手戻り」が生じて血の涙が出そうなほど悔しい思いをしているってことです。

まあ分からんでもない評価二分映画のリストの中に唐突に「コックと泥棒、その妻と愛人」が入っていることに驚いたけど,“なぜこのような結果になるのか”の解説のカテゴリーにも入ってなくて寂しい


[参照]

ウサギとジャガイモでしたっけ?(二つの塔)

確かに雑誌のMacPowerの付録で機能拡張してプロバイダに接続した微かな記憶がありますね。Windows95以前か以降か時期は曖昧ですが…

「市子」観ました 

今年も終わろうかという時にえらいものを観た、と思う
「羅生門」型の多くの人の視点で人物像が浮かび上がる形式だけど、形作られるのが重層的で、社会問題を提起するだけで終わるような単純でないところが凄みですね。
「普通」や「正しさ」の不確かさでグラグラになってしまう。
また、いつぞやの法改正の時に問題になってた「300日問題」みたいなもんは当然廃されてると思ってたら残存していることに衝撃を受けております。認識が不足してました。

そんなこんなで、なんか腹の中に澱のようにいろんなものが残ってグズグズ遅れて映画館を出たらポスター見て涙ぐんでる人が居て、それを見てこちらが半泣きになるという横から誰かが見てたらなんや訳のわからん状況になりました。



あと、ポール・バーホーベン(85歳)とかね。今年はこのオヤジの「ベネデッタ」を観られて幸福でした

御年86歳リドリー・スコット「ナポレオン」観ました(少々ネタバレ) 

この歳で戦闘シーンの連続ですよ。おぉっ!,痛いっ!,寒いっ!,陣形すげえ!の連続。そして,政治的にのし上がって行くパートはえらいあっさり処理(んはは,と笑うごとに位が上がる妙な仕組み)して隙間に歪んだ愛憎感情が挟まれるという…
まあそりゃフランスも怒りますわな。フランス人があほ丸出しでイギリス人が狡猾,しかもフランス人が英語喋ってるし。
恐ろしいほど人を死なせた結果から帰納的に物語を組み立てるとこうなるのかー,ていう感じで手短に(それでも3時間弱)纏めようとすると,そりゃ政治の部分を描いてる暇ないよね


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