めいろま(にかぎらずインフルエンサー的な存在)の本は、一般的な書店の場合「売れ筋配本」みたいなもので勝手に入荷してくるのでほんとうによろしくない。即返品してもまたやってくる。「必ず1冊は在庫がある状態にしといてね、なくなったら勝手に補充するよ!」という仕組みになっているから。ゆえに、めいろま(などのインフルエンサー)の実態を知る書店員がいない本屋には、こういった本が大量に並ぶことになる(知っている者がいても諦めてしまうことはある)。めいろま、ひろゆき、堀江貴之、ダイゴ、内海聡、橋下徹、百田尚樹......etc。特に新書やビジネス書のジャンルは「売れ筋配本」で棚を維持している書店が多いので、こういうのがたくさん並んでいる。
ローリングが焚き付けて日本の悪質なアカウントも追随している、パリ五輪の「トランス女性選手」叩きが止まらない.....が、今回の五輪にトランス女性の選手は参加していない(https://www.thenation.com/article/society/trans-athletes-paris-olympics/?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR0txjI83L7yX9vIKFX6RTWPtntsf-BvKIgQwIPmMjyE1aryeW5iJ3TFAJo_aem_yPIxSnCzi9THKE60NFXQ7g)。
たかだかテストステロン値が過去に引っかかっただけの女子選手が、世界中から「男だ」と糾弾されているのは凄まじい光景だ。そもそもなぜ、赤血球が多くて疲れにくいマンティランタは「ラッキーな遺伝的体質」なのに、身長2m超えのバスケ選手はアンフェアとは言われないのに、同じ「自然」な体質の女子選手は「逆ドーピング」をしてまでT値を下げろと求められるのか。〈続く〉
〈続き〉
これは(競技)スポーツに支配的な自然/不自然な身体のあり方を決定しているのが誰なのか、そうした規制はなぜ(特に途上国の)女子選手にばかり(チャンド、セメンヤ)かかるのか(疑われた"選手は、性器の形状や毛の生え方まで検査されている)という点で、言わずもがな「女性」の範囲を決定しようとする権力に対するジェンダー、フェミニズムのテーマである。トランス排除の理論に利用している場合ではない。
喜んでヘラヘラやっているうちに、味方のはずの誰かがくるりと振り向いて「そういえば君も関節がでかいね」「腕に血管が浮いてるね」「なんだか骨盤が狭い気がする」と問い始めるのは自明ではないか。そのときになって「何言ってんの、そういう女だっているよ」と言い始めても遅いのである。
she/her
UI/UXデザイナー(ソシャゲUIとWebデザイン)
たまにプログラミング、絵描き
趣味: ピアノ、ゲーム