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今週の「虎に翼」は「母親が仕事に没頭して寂しい思いをする子供」という手垢のついた題材を手垢のついた手法でやってて、本当に批判性ないなー。小橋なり桂場なりの家庭を同時並行で描けば、母と父とで社会から求められるものが異なるとか、寅子が家族を疎かにするのは有害な男性性に同一化してしまうことだとか、いろんなことが見せられたんじゃないか?
とにもかくにも「寅子は増長し、いろいろなことで失敗した」に落着してしまったように見えるのはだめだろう。「失敗」の原因は増長のみに求められるものではなかった。

百条委員会において、元県民局長のプライベートな情報(むろん告発内容とは無関係)を開示させようとする動きがあったとの由。
この件を見ていると、ひょっとしたら大阪府でも市でも似たようなことは、つまり激務の強制やプライバシーの侵害などの結果、退職や休職、悪くすると自死に追いこまれるなどの被害がこれまでにもあるんじゃないのと嫌な想像。
dailyshincho.jp/article/2024/0

兵庫県の斎藤知事によるパワハラを告発した元県職員のかたが亡くなった、というニュースが出たが、「パワハラがもとで亡くなった職員は初めてではない。しかも県議会で死去に対する質問が出ても『亡くなったかどうか、現時点ではお答えできません』と述べるにとどまる。知事が隠蔽を図っているのでは」と凄まじい話があるそうだ。 gendai.media/articles/-/131852

オレンジ版のメリルの描写がよくない、と何度か言ったが。嫌な言い方をするとそもそも原作からしてメリルは「たいしたキャラ」ではない。端役の扱いが悪くても作品の大きな瑕疵にはなるまい。
オブラートにくるむと、メリルは作者が扱いかねていたキャラといえるだろう。ヴァッシュとウルフウッドのいちゃつきがメインになって、ストーリーにおける彼女の役割を思いつくことができなかった。
正直、オレンジ版で描写がマシだったとしてもトークンウーマンであることが糊塗できたくらいだったんじゃないか。(あれでも評判いいのを見ると、男たちのいちゃつきを邪魔しない女が皆さんお好きなんでゲスね〜とも思う)

スタンピード、というかオレンジ版は「原作のストーリーを再構築して新しい話を作った」という点のみは好意的に評価できるけれども、そのできたストーリーがフワフワしており魅力を感じない。映像はきれいでこそあれ、きれいなだけでフワフワさをさておくほどの力もなかった。
原作は「キャラクターが深く傷つき、苦しんでいる」ことに没頭していった印象がある。それにならうと、オレンジ版は作品なりのテーマを設定できず「キャラクターの苦しみ」を一生懸命に表現しているということになろうか。

トライガンの完結編の話、進んでたのか……。スタンピードの最終回見た時点では「これだけ話がフワフワしてたら完結編といわれても期待できない」だったのが、原作者の内藤泰弘が暇なんちゃらをフォローしてると知って感情の針がネガティブなほうに振れてしまった。
そうであるにもかかわらず、内藤泰弘の筆になるスタンピード版ウルフウッドを見て「ヒョエ〜〜〜!」となった。

昨日はああ書いたが、尊属殺の違憲判決がくだるきっかけになった事件は「たまたま」女性が長年性虐待を受けていたものなのであって、被告がどういう事情を抱えていようとそもそも尊属殺という概念は誤っている。また、その事件にフォーカスすると女性というジェンダーと性被害を過度に結びつける再生産が行われかねないし、あえてとりあげる必要はなかろう。
「たまたま」というか、あそこまで凄惨な事件でないと事態が動かなかったというのがすでにいろいろとだめで、それまでにまにあわなかった人がどれだけいただろう。

昔「YAT安心!宇宙旅行」というアニメで、悪役の社長が「夫に先立たれてから一人で娘を育てている。多忙な中、少ないコミュニケーションの時間を大事にしており、娘も母親を愛し尊敬している」というふうにしていたのは、いま考えるといい描写だったなー。

「虎に翼」について、「優未がかわいそう。寅子は優未と向き合ってあげて」という感想が実際少なくないのだとしたら、「描き方が悪い」部類に入ると思う。
「女性と法」をメインテーマに据えているということは尊属殺取り上げるのかなあ〜、でも時代がズレてるしなあ〜、と思ってたらちょっとは触れるつもりがあるっぽい?
「声は残る。無駄じゃない」というのは大事ではあるんだけど、もう少しうまいやりかたがあるような。

「虎に翼」。寅子の再婚相手はいったいだれに!?という話題に、そこは山田でいいのではと思った。
山田の感情、轟から花岡に対するそれよりもよほどわかりやすく描かれてきたわけで。

90年代に子供時代を過ごしたので、エンターテイメントの中でセクシャルハラスメントが「面白いもの」として扱われているのが普通の時代に育ち、特になにも思わなかった。それでも木多康昭の漫画にはかなりの不快感があり、大人になってからマンガが面白いと聞いてもまったく読む気がしなかった、という、するタイミングのなかった話をいまする。

的を外したものだったなと思ったので、テレビ番組についての感想を削除。

主人公が複数の相手と付き合ったり別れたりする展開のやつで、「最初の相手との関係は(未熟だったり、相手が悪かったりゆえに)間違ったもので、次に付き合う相手との関係こそ真に正しい恋愛関係だ」みたいなのはあまり好きではない。ので、宣孝が嫌な感じなのはともかく道長との関係を美化しないほうがいいなあという希望。

「法医学者の告白」の中で、ハワイで監察医をしている先生が「アメリカでは死亡推定時刻は科学的根拠の薄いものとして扱われている」と話していた。以前阪神淡路大震災の死因を巡るドキュメンタリーにおいて「即死、圧死」と診断されているが本当にそうか、それをもとにして防災計画を立てる是非は……という提起がなされていたのを思い出す。

何度か言っているように「光る君へ」の宣孝には最初から薄っすらと「嫌な感じ」を覚えていたのだが、作ってるほうは意識してそうしていたっぽいなと今回で思った。

今日見ていたテレビ番組で昔の大阪弁を取り上げており、「パチキはもともと剃り込みの意だが、映画『パッチギ』公開以降、頭突きの意としても使われるようになったのではないか」と推測されていた。
トライガンだったか何かの漫画で「パチキかます」なる台詞を読んだ記憶があり、なんのこっちゃと思っていたがこういうことだったのかなあ。

LINEマンガ版「オーフェン」の感想を改めて書いた。今回は1話から10話、原作でいう「獣」まで。このノリでいいのか、まだ迷うところ。
kisada.hateblo.jp/entry/linema

「ガイアの夜明け」で能登半島地震を取り上げるというので見ていた。中小企業への補助金申し込みの手続きの煩雑さや、建物の公費解体において業者にかかる大きな負担(解体物の分別、これまた膨大な提出する書類の作成)などが復旧・復興を妨げていること、政府も県も数字を口にするだけ……という実態が取り上げられていた。
tv-tokyo.co.jp/gaia/smp/

世の中に「ゼルダの伝説」というゲームがあるらしいと知ったときは、てっきり主人公の名前がゼルダなんだと思っていた。「え? 主人公はリンク? じゃあゼルダってだれ?」とかなり謎だった昔の思い出。

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