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今週の「虎に翼」は「母親が仕事に没頭して寂しい思いをする子供」という手垢のついた題材を手垢のついた手法でやってて、本当に批判性ないなー。小橋なり桂場なりの家庭を同時並行で描けば、母と父とで社会から求められるものが異なるとか、寅子が家族を疎かにするのは有害な男性性に同一化してしまうことだとか、いろんなことが見せられたんじゃないか?
とにもかくにも「寅子は増長し、いろいろなことで失敗した」に落着してしまったように見えるのはだめだろう。「失敗」の原因は増長のみに求められるものではなかった。

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