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ドラッカーが日本画マニアなのはよく知られているけど、本書には「日本画に見る日本」という論文も収められている。日本画を通して日本の社会、国体、特性、精神を論じている。昭和の日本が体現していた日本文化のアドバンテージの数々がそこにある。ドラッカーが日本的な日本に期待していたのがわかる。残念ながらそれらの多くは失われてしまったけれど、日本社会の本質はあまり変わらないのかもしれない。また、西洋画は幾何学であり、中国画は代数学であり、日本画は位相的だ、という指摘はなかなか興味深い。

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『すでに起こった未来』
P.F.ドラッカー著、上田敦夫他訳、ダイヤモンド社 1994年11月発行

未来予想はできない。しかし社会や経済における出来事とそれがもたらす変化にはタイムラグが生じる。少子化が進むと学校の入学者数が変化し、その十数年後には労働力人口にも波及するように。ドラッカーはそういった変化を「すでに起こった未来」と呼んだ。

"重要なことは「すでに起こった未来」を確認することである。すでに起こってしまい、もはやあとに戻ることのない変化、しかも重大な影響力をもつことになる変化でありながら、まだ一般には認識されていない変化を知覚し、かつ分析することである。"

40年以上にわたって書かれた論文集。

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じぶんの すきなところは たいせつに できてるけど
きらいなところは たいせつに できてないから
じぶんを あいしてるなんて いえないのよね わたし

『社会言語学入門 改訂版』
東照二著、研究者 2009年10月発行

本書を目にするまで「社会言語学」という分野があることすら知らなかった。夕方ブックオフに立ち寄ったとき、ふと棚を見るとこの本が「買って!買って!」と呼んでいたのだ。経験上、そういう本は現在もしくは近未来の自分が必要とする確率が極めて高い。

で、社会言語学は、従来の主流言語学のように言葉を社会や文脈などの外的要因から切り離して言語を調べていくのではなく、言語が社会的な文脈でどのように使われ、変化し、影響を受けるかを分析していく。なぜ友達と話すときと上司と話すときで言葉遣いが変わるのか、なぜ地域によって言葉のアクセントや言い回しが異なるのかといった、言葉の多様性や変化を、社会的な視点から解き明かそうとするのが社会言語学、らしい。面白そう。

茅野イリス さんがブースト
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薔薇のお話。秋の間に薔薇をひとつ増やしたいと思っていたのですが、色々と調べた結果「シャルール」という品種の薔薇が良さそうだったので、10月中旬に苗を迎えました。手元の薔薇は黒星病で苦労しがちなので、頑丈なもの……それから寒暖差に強いもの(庭の日当たりがとにかく凄まじい)をチョイス。

条件に当てはまった品種が「シャルール」でした。想像していたよりも苗のサイズが大きくて、植え付けが大変だったのですが、既に蕾が沢山ついていたので小躍りしつつ咲いてくるまで待機していました。

シャルールの一番の特徴は、蕾がほころび始めて完全に花弁が開くまでの間に、グラデーションが楽しめること。薄黄色からピンク色~ピンク色から赤色へと、次第に変化してゆきます。香りも良く、初心者向けの薔薇だそうなので、そこも安心ですね。

時には画像6枚目のように、蕾の段階で既に真っ赤だったりもして、不思議だなあと思っています。


#雑談 #植物 #園芸 #薔薇

クヴァンツのトリオソナタでいちばん好きなハ短調 QV 2:Anh,5。この演奏も好み。ベーシックな編成。

Quantz - Trio sonata in C minor Croatian Baroque Ensemble - YouTube youtube.com/watch?v=A_eew2TFgz

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つよがっていた わたしは よわかったし
よわがっていた わたしは つよかった
そんなこんなで しなやかに なれたかな

『グイン・サーガ 8 クリスタルの陰謀』
栗本薫著、ハヤカワ文庫 1981年10月発行

表紙がナリス様!グインサーガの絵師は何度も交代したけど、私は初代の加藤直之氏の絵がいちばんしっくりくる。海に落ちたグインは無人島で一行と再会。海賊たちに追われる中、謎の生物と宇宙船とに遭遇する。このあたりの伏線は100巻を超えても回収されていない気がする。徐々にイシュトヴァーンに惹かれはじめるリンダ、少しずつダークサイドに落ちはじめるレムス。これらもやがて中原全土を巻き込む騒乱の種火となる。

バッハの小フーガ ト短調をテナー、バス、グレートバス、コントラバスリコーダーで。こういう多重録音、実際に複数名で合奏するよりもタイミング合わせるのが難しいのに、よくこれだけ合わせられるなあ。モニター用のイヤホンもつけてないみたいだし。難易度高い。

Bach: “Little” Fugue in g minor for Low Recorder Quartet - YouTube youtube.com/watch?v=-Iu1pA4sDb

スカルラッティのソナタK.260、ラウテンヴェルク・クラヴィツィテリウムによる演奏。

Ryan Layne Whitney: Scarlatti, Sonata in G, K. 260, on Sørli clavicytherium - YouTube youtube.com/watch?v=SuBXhADx8_

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あいが あふれて いるならば
むりを せずとも つながれる

10年ほど前に撮った蓼科山。10月末だったけど冠雪している。今年はまだ冠雪してないみたいね。

『グイン・サーガ 7 望郷の聖双生児』
栗本薫著、ハヤカワ文庫 1981年7月発行

ノスフェラス、草原、レントの海、国境、パロ。いくつものストーリーがそれぞれの場所で展開し、ヤーンは運命の糸を紡ぐ。最後の主役級、マリウスが登場。まだこの頃は兄ナリス様の手先だったんだなー。これまで控えめだった魔道が活躍しはじめる。物質転送の古代機械、墜落して大爆発を起こす宇宙船、ロスの海に出現する潜水艦らしき船など、超科学の断片も出てくる。戦乱の予兆をはらみつつ、皆が一路パロ、クリスタルを目指す。

まったく知らない曲の「弾いてみた」とか、そもそも何語で書かれているのか皆目分からない動画とかリコメンドしてどうするんだろう。シンガポールとか外国のNetflixをおすすめするのも理解できない。何より、大嫌いなカテゴリの音楽を全力でプッシュしてくるのは本当に勘弁してほしい。

まだ見てない動画をオススメしやすいアルゴリズムに変えようとしているのは理解できるし、実際にまだ出会っていない素晴らしい動画が埋まっているのは確かなのだけど、正反対の動画ばかりごり押ししてくるのは逆効果すぎる。

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YouTubeのリコメンデーションが壊れてしまったかのように使い物にならない。車載ドライブ動画を見ただけで、1ミリも興味のない鉄道動画をしつこくリコメンドしてくるとか、インコの動画をいくつか見ただけで、まったく興味のない猫動画を山ほどリコメンドしてくるとか。鳥に興味がある人はすべての動物が好きなはずだ、とか、ドライブ動画を見てれば車が好きで鉄道オタクなはずだ、とか、そういう安直なアルゴリズムを組んでるのだろうか。ものすごい勢いで「興味なし」「チャンネルをおすすめに表示しない」をクリックしてるけど追いつかない。

夏はいくら除湿しても湿度が50%を切らなかったのに、何もしなくても40%を切るようになった。そろそろ加湿器の季節。
※室温が高めなのは病鳥がいるため

なにがなんでも手取りを増やさせてなるものかという強い意志を感じる。

【独自】厚生年金、年収問わずパート加入 「106万円の壁」撤廃へ、負担増も(共同通信) - Yahoo!ニュース
news.yahoo.co.jp/articles/67c3

茅野イリス さんがブースト

わたしが わたしを
しんじて いたなら
わたしは だれかも
しんじて いられる

『グイン・サーガ 6 アルゴスの黒太子』
栗本薫著、ハヤカワ文庫 1981年5月発行

前半は辺境篇のエピローグ、後半はノスフェラスから離れ舞台は中原パロに。表紙は草原の国アルゴスの黒太子スカール。主役級としてはもう一人、才色兼備の宰相、パロのクリスタル公アルド・ナリス様もこの巻から登場する(どうしても様をつけてしまう…)。まったくの正反対であるスカール太子とナリス公。これで主役級としては残すところあと一人となる。アルゴスはモンゴルあたりが、パロはフランスがモデルだったと思う。第二部「陰謀篇」スタート。

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