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アレナス『真っ白いスカンクたちの館』、てきとうに開いたページを声に出して読むだけですぐに面白い時間が流れる。

『剥かせて!竜ケ崎さん』と『マグロちゃんは食べられたい!』を続けて楽しく読んで、自分の好みのブレなさを思い知る。

先日、池袋のジュンク堂で本を買った。年末年始はこれらを読んで過ごすつもり。

来年1月12日〜2月7日の期間、沖縄県うるま市「本と商い ある日、」で【ルチャ・リブロ & 柿内正午 フェア】を開催いただきます。1月20日(土)は青木真兵さんと海青子さんと一緒に一日在店予定で、夕方からは読書会もあります。来てね。
hamahiga-aruhi.net/news/657e76

本屋lighthouse の関口さんと「小規模でゆるい文フリ後夜祭みたいなのやりたいですねえ」とお話していて、せっかくだからもう1ブースと山本ぽてとさんをお誘いしたらどんどん楽しそうなことになっていって、すっかり文化系トークラジオLife 祭と化しているの、めちゃくちゃ面白い。
本の販売だけでなく出し物もある。ただおしゃべりしに来るだけでも良いので、ぜひふらっとお越しください。

■出し物予定表
14:30~/16:30 野井勇飛ミニライブ
17:00~ 水無田気流 ポエトリーリーディング

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「生まれや育ちやコネではなく、意欲や能力だけで正当に評価される社会」を夢見て望んだ結果がいまの新自由主義的社会であり、実際のところ意欲や能力こそ生まれや育ちやコネでほとんど規定されていることが露わになり、いっそう露骨な形で不平等が再生産されているのが現状であると捉えている。社会は人々が望んだ形に変わっていくが、夢見た形がいまよりもマシなものであるとは限らない。

今週末12月10日(日)の文学フリマ後夜祭。文化系トークラジオLife、吉川浩満さん、海猫沢めろんさん、飯村大樹さん、山本ぽてとさん、柿内正午のZINEが並ぶほか、水無田気流さんによるポエトリーリーディングや野井勇飛さんによる弾き語りミニライブもあるそうで、盛り沢山!詳細はリンクより!きてね!
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ブックバーひつじが店主シモダヨウヘイさんとインボイス制度のモヤモヤについて制作者・店主それぞれの立場からおしゃべりしてみました。
open.spotify.com/episode/0PmWU

同日には日記祭も開催されます。会場BONUS TRACK がある下北沢と、文学フリマ後夜祭が催される本屋lighthouse がある幕張。新宿経由で一時間半あれば行き来できます。どちらかで先に買った本を読みながらであればあっという間のはず。むしろ読書時間にちょうどいい! ぜひはしごしてください!

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‪来週12月10日(日)12時〜19時、幕張の本屋lighthouse で「文学フリマ後夜祭」を勝手に掲げ、文化系トークラジオLife のブースと並んで柿内も出店します。『ベイブ』の本や会社員の本を並べます。Life のブースは「かなり面白いことになる」と匂わされており、かなり楽しみです。‬

12月10日(日)に幕張の本屋lighthouse の軒先で小さな文フリ後夜祭を開催予定です。文化系トークラジオLife のブースと柿内のブースが並ぶ予定。慌ただしい熱気もよいけれど、ゆっくりお喋りできるのもよいよね、という感じになればと思っていますので、よければゆるりと予定を空けておいてください。

運動しようという意思なしになかば強制するように体を動かさねばどうにもならないわけだが、そんなふうに運動を習慣づけられているのならそもそも体は冷えない。

ぽかぽかしていれば気持ちも明るいからもっと体を動かそうと思う。そうやっていいときはどんどんポジティブなフィードバックループが成立するが、いきなり寒くなってしまうのだから不意打ちで落ち込んでしまうとかんたんなことでは立ち直れなおほど負の循環に陥ってしまう。

元気な時はそりゃ体を動かしていたほうが気分もいいなあこれからもそうしよう、そうしないのは愚かだと考えるかもしれないがそりゃ調子のいいやつの言い分で、こちらはすでに調子が悪いのだから、そこからの立ち直り方を知りたいわけだが落ち込んでいるときは立ち直りたいという意思すらも挫けているのだから知っていたところで実行できるわけではない。愚かだからではなく寒いからどうにもならなくなっている。暖かいところから知ったような口をきくなと言ってやりたくなる。

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冷え込んできてからこっちずっと落ち込んでいたのだけれど、意を決してストレッチとダンベルと散歩を行ったところめきめき気分が上がって、自我なんてものは薬までいかずとも血流や体温によってどうとでも左右されてしまうものなのだという気持ちを新たにした。

さっきまで簡単な梱包作業やメールの返信すら億劫で、もうなにもしたくない、なにも楽しくないし感じない、とにかく指を動かすのもだるい、などと思っていたのにこれらの停滞は自分の自由意志などですらなく、ただただ体が冷えていて凝り固まっていたからでしかなかったのである。

ここで不合理なのは、まず体を温めなくてはいけないからとかんたんな運動を行うという発想自体、表面上じしんの意思による決定がなされなければ実行されないということで、こちらの体は冷え切っているのだからもう動きたくなんかないわけだ。そしてこの動きたくないという意思もまた、体が冷えているから起こる。動けなさを解消するには体を動かす他なく、しかし体が冷え切っているから体の一部である脳も体を動かしたくないという意思を擬制するわけで、運動しなければ解決できない不調そのものが運動したくないという意思を連れてきてしまう、それを打破するためには運動しようという意思なしになかば強制するように体を動かさねばどうにもならない。

柿内正午 さんがブースト

『『ベイブ』論』読了。同じ映画を見ても感想は人それぞれだけれど、そもそも認知が違うみたいなところもあるよね、みたいな。面白かった。あと絵がお洒落✨

先日の で内沼晋太郎さんが「ZINEやリトルプレスの作家は趣味の延長線上という意識が強いが、書店側は仕事なわけで」というような発言をされていて、これは一面ではその通りであるが、本屋側がはじめから「どうせただの遊びで、お客さん気分なんでしょ」という構えでの対応で、非常さみしい気持ちになることもたまにたまにだがある。

僕はどれだけ趣味的であろうとも健全にどちらも儲けるような活動としてやっていきたいので、「商売のつもりではない」という予断で警戒されてしまい建設的なやりとりにならないのはいやである。

損するかもしれないというリスクをお互いの領分で引き受けて、得できるときはちゃんと分け合う。それが健全な商売。個人での活動の場合、リスクをとるのはとっても不安で怖いかもしれないけれど、一方にリスクだけ担ってもらうというのは虫がよすぎるし、「商売じゃないから」は言い訳にならない。

でもなあ、これは個人作家全体の商売マインドやセンスをどう上げていくかという問題とセットであり、実際ただ楽しければいいだけで金勘定はなんかやだ、という層も多いとも思うから、どうしたらいいのかはさっぱりわからない。

零細個人出版をやっている人とおしゃべりしたいなと思う。

生活のなかで個人としてリスクを取る機会ってじつはなかなかないことのような気もして、本をつくってさらに増刷まで決断するというのは、最悪というわけではない現状に甘んじないで、もっとよくするために試行する練習になるのではないか。

暮らしを立てられるほどの稼ぎではない営みとして何かをつくるとき、その人がどう在庫と付き合っていくのか、その各々のスタンスについて聞いてみたい。覚悟というほど大したことでない、楽しさと軽さを維持できる塩梅の探りかたについて。

個人制作は趣味に近い営みかもしれないが、書店とやりとりするのであればそれはどれだけ乏しい稼ぎであれこちらも仕事であるというシリアスな自覚は必要だ。しかし、ほっとくとすぐにシリアスになりすぎてしまい、そうなると楽しくなくなる。「ここまでは軽やかにやれる」という範囲をどう見極めるか。

そういう話をきいてみたい。

自分の作ったものが受け入れてもらえたらとても嬉しいけれど、たとえうまくいかなくても「受け入れてくれない人たちが悪い、僕を受け入れないこんな世はクソ」みたいなルサンチマンがあんまりよくわかんないの、そもそも素朴に世と和解できる気がまったくしないからかもしれない。

文化系トークラジオLife のポッドキャストにて、今週土曜の文学フリマ東京の注目本についておしゃべりしてます。

僕は十七時退勤社、代わりに読む人、鴨川エッチ研究会の3ブースをご紹介。おふたりの注目本もたいへん面白そうで、おすすめです。

open.spotify.com/episode/6tHUI

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