先日の #書店のインボイス で内沼晋太郎さんが「ZINEやリトルプレスの作家は趣味の延長線上という意識が強いが、書店側は仕事なわけで」というような発言をされていて、これは一面ではその通りであるが、本屋側がはじめから「どうせただの遊びで、お客さん気分なんでしょ」という構えでの対応で、非常さみしい気持ちになることもたまにたまにだがある。
僕はどれだけ趣味的であろうとも健全にどちらも儲けるような活動としてやっていきたいので、「商売のつもりではない」という予断で警戒されてしまい建設的なやりとりにならないのはいやである。
損するかもしれないというリスクをお互いの領分で引き受けて、得できるときはちゃんと分け合う。それが健全な商売。個人での活動の場合、リスクをとるのはとっても不安で怖いかもしれないけれど、一方にリスクだけ担ってもらうというのは虫がよすぎるし、「商売じゃないから」は言い訳にならない。
でもなあ、これは個人作家全体の商売マインドやセンスをどう上げていくかという問題とセットであり、実際ただ楽しければいいだけで金勘定はなんかやだ、という層も多いとも思うから、どうしたらいいのかはさっぱりわからない。