Call Zine vol.9に超短編を寄稿しました。作品名「ペニーローヤルティー」です。
コンビニで印刷すると読めます!
わたしは日本にいなくてこの楽しいガチャポンみたいなZineが読めないので、可能な方はぜひコンビニで印刷してみてください。
1週間後にはCall Zineインスタグラムのページでも読むことができるようになります。
どうぞよろしくお願いします。
吉田育未「ペニーロイヤルティー」
セブンイレブン印刷用番号: 44588620
ファミリーマート/ローソン/ポプラ用ユーザー番号:239TY8FFCR
1回20円(白黒/A4) 3月5日23:59まで
または1週間後に
https://www.instagram.com/p/CpIT5v7Bhj5/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
【新訳書情報】
『聖なる証』
著:エマ・ドナヒュー
訳:吉田育未
発売日:4月20日(木)頃より順次
マグノリアブックス/文庫
価格:1,320円
ISBN:9784775530139
出版社:オークラ出版
クリスチャン・レイオ監督、フローレンス・ピュー主演『聖なる証』の原作小説です。
本作は1859年アイルランドの中央部(ミッドランズ)の村が舞台。ナイチンゲールに鍛えられた看護師のリブが、4ヶ月間断食を続けても健やかに生きている「奇跡の少女」アナと出会います。科学しか信じないリブと、神を信じるアナ。二人の出会いがさまざまな秘密を暴いていく……。ステファン・キングが絶賛した心理スリラー。少女はほんとうに奇跡の存在なのか……?
どうぞよろしくお願いいたします。
写真は原書The Wonderの書影です。スプーンの秘密は本編でぜひ!!
Ducks—Two Years in the Oil Sands
By Kate Beaton
グラフィックノベル。430ページ。
「孤独と労働、生き抜くことについての美しい作品だ。階級やジェンダーが複雑に絡み合う地形をケイト・ビートンの深い思索とともに進む。喪失と尊厳にページが震える」ーーカルメン・マチャド
https://drawnandquarterly.com/books/ducks/
最後の1コマの破壊力がすごい。嗚咽が止まらない。
学資ローンを返すためにカナダカルガリー州フォートマクマリーのオイルサンド採掘場に「出稼ぎ」にいく著者ケイトが主人公の自伝。彼女の2年間を淡々と描く。
男性労働者が圧倒数の現場で働くなかで、女性差別をうけるケイト。常習化しているハラスメントに失望の日々を送る。徐々にタールサンド産業自体の搾取構造に気づき自分もその一部だと認識するが、抜け出せない。
利益を追求するあまり人間がないがしろにされる職場で、追い詰められていく人々。すごいディストピアでこれが本当に現代カナダで起こっているのだと衝撃を受けた。
タールサンドはファーストネーションの土地で採掘が行われている。そちらの視点からしか捉えていなかったけれど、実際になかで働いた人の、しかも女性の証言としてもこの作品はすごく意義があるのではないか。
週末に届く新聞の書籍紹介欄。気になった作品を調べてメモする。
今回いちばん読みたいなと思ったのはトマス・ウォートンの『The Book of Rain』。
https://www.cbc.ca/amp/1.6736651
問題は、その本を買いに行く本屋さんをいまだに見つけられていないこと。
近くの大学の購買部で売ってあった課題図書についてレポート。
https://ikumirockies.substack.com/p/488
①カイ・チェン・トム著
『Fierce Femmes and Notorious Liars: A Dangerous Trans Girl's Confabulous Memoir』
②ヴェルン・シアセン著『Pugwash』
③ワブゲシ・ライス著『Moon of the Crusted Snow』
サブスタックでは毎週近況報告や、カナダ生活で感じたことを書いています🐿