第61回文藝賞を受賞された松田いりのさんの『ハイパー退屈』読了しました。
初めはよくわからないラップみたいな言葉の嵐、その後は突然のフィクションホラーみたいなものになりました。実はこれをユーモアとしていたらしいです。書評を見てまさに自分は置いていかれた感じがしました。もっと楽しんでよかったんだなぁと学びました。文学の世界は温度感が難しい。そこが楽しい。

『小説の面白さ』
太宰治さんのメモ書き的なもので一瞬で読み終わります。
皮肉的な、はたまたウィットにとんでいる。

『高慢と偏見(下)』
• 当時のイギリスの生活を知る、特に結婚や価値の重きをどこに置くかなどを知る、というところはすごく良かった
• 金が全てを解決してしまうところは皮肉にも面白く感じられた
• 人の行動というのは見方によって良くも悪くも映るよね。さっきまでちやほや褒められてた人が、次の時にはいきなり攻撃されたり。その逆も然り。
• (上)のときもだったが、会話の中での皮肉や嫌がらせがどきどきずきずきした
• そんなところも褒めるんだ?というようなボキャブラリーも増えた気がする
• 最後の2ページの「みんなのその後」的なのは要らなかったかな。時代かも。

『高慢と偏見(上)』 しました!いやー、会話のやり取りにドキドキしたり、ヒヤヒヤしたり。文化の違いもひしひしと感じつつ、それでも根っこにある気持ちは一緒なんだなー。と思ったり。
明日からは『高慢と偏見(下)』に参ります!

『春琴抄』
谷崎潤一郎さんの本、読んだのは2作目。
文章的に前半読み進めるのが苦しかったけど、慣れてきたのと物語が進んだことで後半から「次は?次は?」と、加速していきました。
献身的に支える佐助と、サディストな春琴。こうはなれんやろーってツッコミながらも、最後はなんだかホッとしました。

『君たちはどう生きるか』
おじさんのノートがとてもためになった。

具体的にコペル君の体験を、それはどういうことかな、と深く問いをくれる。

たくさんの付箋を貼りました。
再読しよう。


『まゆみのマーチ』 重松清さんの短編集
『セッちゃん』
- いじめられている娘、空想の話を親にする
- 親が怒るよりも、付き合ってあげる。寄り添ってあげる大切さ
- 【感想】正しさと正解は違う気がする

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『まゆみのマーチ』 重松清さんの短編集
『ワニとハブとひょうたん池で』
- ひょうたん池にワニがいるという噂
- 自分はハブられている
- 状況をメタファーにしている話
- 【感想】こういうの読み解くの苦手だからまた読もう

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『水鏡推理Ⅱ』

- 松岡さんの推理には雑学も散りばめられるし、気分がスッキリする。
- 正義が全てではないにせよ、正義は人を動かす力がありますね。

『スコーレ No. 4』
日常が物語になっていて、その日常がどんな意味を成しているか。
こういう物語好きだなぁ。
しんどい時にも、後から笑いが来る生活。

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『白鯨(下)』 ハーマンメルヴィル 田中西二郎 訳 新潮文庫

コモンセンスとして読んでおきたい本の一つでした。
文学の中に新書のような知識が入っている本でした。読みやすいとは言えないかな。
人種差別的なことも書いてあった。
今だと言葉にすることが多分なところ日本人にはない感覚を読めました。
誤った知識だけど、堂々と貫かれているところが表現者はこうあっていいと肯定してくれているような感じです。
鯨との戦いは、以前読んだヘミングウェイの『老人と海』を思い出しました。
クジラの生態や捕鯨について興味を持てました。

『すぐメモ する人がうまくいく』
6秒以内にメモを取ろう
→アンガーマネジメントの派生
シンプル&スピード
→テンプレ化と自分のひとことを入れる
見返し、遊び、マインドフルネス
→自分に足りないところ。楽しんでメモをしていきたい

全体的に情報は古いが、テンション上がる自己啓発本

『気持ちよく人を動かす』
アクティブリスニング
→他のことはしないで、目線を合わせて聞く
メモをしながら聞いて、途中で見せてみる
→認識相違がないか、確かめられる
深掘りする
→とおっしゃいますと?具体的には?なぜ?他には?
メモはアップデートする
→アジェンダからはじまり、自分の理解、他者との擦り合わせ、行動確認までしていく

『白鯨(上)』
最後の訳者ノートによってまた深められました。
宗教、文化、人類、歴史、学問、いろいろと考えることがありました。
途中、疲れることもあって無理しない程度に読み飛ばしてしまったところもありますが、読み終わってみるとそれはそれで読み方として間違えではなかったかもな、と思いました。
それでも5週間かかりました。遅すぎー(苦笑)

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