娘の高校卒業式に参列して素晴らしいと感じた点幾つか:
まず手話通訳が最初から最後まで付いている。3時間の長丁場のうち証書授与の間以外はずっとステージの前に立ち国歌斉唱から招待客や生徒のスピーチまで全て1人でこなしていた。
ゲストスピーカーの多くが移民の多いマイアミらしくかつて海を越えやってきた自分や家族の話をシェアしていてとても訴えるものがあった。
娘の高校の卒業生で現在教育機関でコーディネーターとして働く人は自分がundocumented immigrantであった子供時代の話やDACAに救われた話、その経験を経て今度は自分が救う番だと言っていた。
教育委員長もアクセントのある英語で、家族の中で初めてアメリカの高校を卒業する生徒も君達の中にいるかもしれない、親が求めた新天地で卒業後は成人として君達がフロンティアになれ、と話した。マイアミらしくてとても良かった。
そして。
娘の高校には色んなアカデミーがありアカデミーごとに証書が授与されていく。最後のアカデミーはたった8人。special needsつまり何かしらの障害を持ち支援を受けながら特別に作られたプログラムで高校生活を終える生徒たちで、壇上に上がるのもサポート要員がちゃんと後ろに付き添っている。彼らが授与される番になるとまず卒業生全員の大歓声とスタンディングオベーションが始まり父兄もすぐに全員立ち上がり大声援。1人1人が自分の名前を呼ばれるのも聞こえないほどの歓声の中で会場の全員に祝福されてガッツポーズや踊りながら声援に応えて証書を受け取った。
どれだけ醜い差別があろうと銃社会に怯えようと、やっぱりこういうところに立ち合い人間の尊厳へのリスペクトに接するとアメリカの素晴らしさを再確認できる。
こういうところは本当に大好きだ。
「そもそも何が問題なのかもわからないまま、あるいはよく考えもしないまま、無意識という都合のいい言葉を隠れ蓑にして他者を攻撃するなど言語道断だったのだ。いま相手側が反発してくれることで、少なくともそこに問題が存在することを認識できるだけ良いではないか。」
“研究者のワークライフバランスを応援!研究者向けコミュニティサイト” https://htn.to/NLmrgmKRa1
昔、Ask Jeeves っていうあんまり普及しなかった検索エンジンがあって(Google普及時と重なったという不運もあったと思う)、ユーザーが質問をタイプして執事のJeevesが答えてくれるっていうアイディアだったんだけど、これChatGPT時代の今こそ復活させるべきでは…!?って思い付いたんだけどどうだろう。
やってくれないかな。
私は意識して書かないと「異性愛」が書けないので、私の書いたものにおいては、異性愛はそれと読み取れるようかなりはっきり作中で示唆されているはず。 逆に言えば「明確に異性愛(者)と読み取れる」以外の事柄や人物はすべて「異性愛(者)ではない」と読んでもらいたいくらい。たぶん私が何も考えずに書くと登場人物は全員A-specかクエスチョニングになります。
それでも「Aro/Ace作品は少ない」って言われちゃうんだよなあ。いやまあもちろん圧倒的に少ないんだけど、そもそも「Aro/Ace作品として読む能力」が読む側にもないんじゃないか、それも作者の力量ではいかんともしがたいレベルで、というモヤモヤが私にはずっとあるんだよな〜。可視化されてないってこういうことなんだよ。私の力量が拙いのは認めます。
どんな創作物にも当てはまることだけど、悲劇的/衝撃的/印象的な描き方をすればそれで評価されてしまう、つまりそこになんらかの意味があり、受け手や社会に対して意義あるなにかをもたらしている、と捉えられてしまうのは、ほんとうによろしくないですよね。マイノリティは特にそう描かれがちで、作り手はそれでなにかを果たした気持ちになれちゃうし、受け手もなにかを得た気になれてしまう。ようは「材料にするな(それでも材料にするなら適切なやりかたをこれでもかと考え尽くせ)」ということなんですが、たぶんこういう「受け手にインパクトを与えましょう」的な作り方って、いろいろな創作の教科書に載ってしまっているんでしょうね。『創作ワークブック マイノリティ表象編』みたいな本を作るか......。
[お知らせ] 新しい feather のテスターの再募集を月曜(5/29)に開始する予定です。
ご協力頂ける方は以下のDiscordに登録していただき、Discord内での案内をお待ち下さい。
なお人数に限りがあるので途中で終了する可能性があります。 #feather
大型同人誌イベント以外にも本のインディーズフェスは各地にあります。
いま私が注目しているのは大阪で今春初開催されたOsaka Zine + DIY Fest (OZDF)です。
初イベントとは思えないほど対応がしっかりしていて安心できそう。次回開催の折には足を運んでみたいです。
2daysで各日50スペースほど。
出店費用2000円から。一般入場無料。
場所は大阪の職業訓練施設。
日英バイリンガル対応。
車椅子アクセシブル(ただ直前に会場の多目的トイレが故障した様子)
ハラスメントは容認しない、相手の望む代名詞を使うように注意喚起している。等々。
https://instagram.com/ozdfest?igshid=MmJiY2I4NDBkZg==
@golden_wheat 第一展示場の立ち読みコーナー、マップ左下、場外の「見本誌コーナー」だと思っていたのですが、使われてませんでした?
行きにくくて私も立ち寄れませんでしたが……
https://bunfree.net/event/tokyo36/#map