木原音瀬作品は発表媒体によって物語の行く末閉じ方に基準があるんじゃないかというのはたとえばBL「甘い生活」と一般文芸「Love Cemetery」でのそれぞれの児童性加害の描き方の違いから感じられると思ってて… 「悪行への報い」めいたものはBL作品ではあくまで主人公二人の間で私的な「愛」の枠内で取り交わされるけれど、一般文芸ジャンルで発表される場合人物を取り巻く「社会」のレンジが広く「そんな悪行『愛』でなんとかできるわけねえだろ」という視点がよりシビアに入ってくるというか…読者に対する誠実さの示し方に性質の違いがあるように思う
「親から『お母さんお父さんは宇宙人なのでいつか自分の星から迎えが来ます』と言い含められて育った要支援の子供がそれを信じたまま福祉に繋がるタイミングも逸し続けて大人になったら」の話なんですけども これ打ち込んでるだけでしんどいな