Fallen London( https://www.fallenlondon.com/login )における代名詞の使い方について書かれた公式の記事(2016年)を見つけました。
https://www.failbettergames.com/news/the-mysterious-and-indistinct-art-of-pronouns
Fallen London はキャラメイク時のジェンダーの扱いにインパクトがあり、たまに話題になるんですよね。「レディかジェントルマンかおうかがいしても?」に対する三つの答えがこうなっています:「レディ」「ジェントルマン」「はばかりながら、いまここFallen Londonでは道のあちこちをイカの顔をした方々が歩き回っております。イカですよ! あちらの方にもジェンダーをお聞きなさるので? これでもなお私のジェンダーを聞くなどというくだらない上に無礼なことで時間を無駄にするのですか? どうか放っておいていただきたい。ごきげんよう」
世界観を考えれば至極当然とも言える反応で、実際ゲーム内のアバターではイカ人間にもなれるわけです。
ただ、そのうえで書かれるゲーム内での表現(話者がプレイヤーのジェンダーがわからず口よどむなど)には賛否があり、そういった点を変更したという記事のようです。2009年開始のゲームでこの変更が2016年というのは、時代の雰囲気を伝えている気もしますね。
ちょっと話題になっていたパスワードを作るゲームをやりました。最初はただパスワードを作ってくださいと言われていたのが、後付けでどんどん規則が追加されていきます。何文字以上とか、記号を入れろとか、いつもの感じから始まり、だんだんすごいことになってきます。
https://neal.fun/password-game/
何を言ってるかわからずネタバレにならないと思いますが、初回は Paul was overfed エンドでゲームオーバーでした。パズルからアクションにじわじわと変わっていく感じが面白いです。
成人向けゲーム Coquette Dragoon Volume 1 の部分日本語化
Queer Games Bundle 2023 にも収録されているビジュアルノベル、Coquette Dragoon Volume 1 の部分日本語化ファイルを公開しました。翻訳した個所には露骨な表現はないですが、成人向けなのでご注意ください。 https://note.com/fuglekongerige/n/n7c0b40acb11f
塚本邦雄『ことば遊び悦覽記』新装版を買ってパラパラと見ています。序文のアジっぽさが塚本らしくていいですね。
私小説的なものにマニエリスムとしての遊びを対置する見方は、ゲームに引きつけて考えたくなるところもありました。ゲームの場合は私的な語りの方があとからできたものだとは言えそうな気がしますが。
ところで、この本「直筆サイン入り」と銘打たれていて、確かに印刷ではなさそうなサインが入っています。いったいどういうことかと思っていたら、家からサイン紙が出てきたからそれを綴じ込んだとか https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000477.000012754.html そんなこともあるんですね。
https://www.monokakido.jp/ja/news_release/2023/kelj.html 研究社の羅和辞典が物書堂に収録されたとのこと。LogoVista版は物書堂の他の辞書に慣れた身には微妙に使いづらかったので嬉しいですね。二度買いになるのはあれですが……
He Fucked The Girl Out of Me is now coming out on steam:
https://store.steampowered.com/agecheck/app/2293660/
The last time I released a game on steam, it had a strong negative reaction that was damaging to my mental health.
The game won't be out until July 24th but if you could be kind about it, I'd be very grateful.
Posting that game there is really emotionally painful and I'm nervous about it.
Citizen Sleeper 2が発表されたようですね。Steamページもできてます。 https://store.steampowered.com/app/2442460/Citizen_Sleeper_2_Starward_Vector/
というわけで国際SFFウェブジン〈ストレンジ・ホライズンズ〉の日本SF小特集が動き始めていますが、くわしいご紹介はまた後ほど。
同誌のクラウドファンディングにご支援いただけると幸いです。創立以来、編集者やスタッフは無償ボランティアとして同誌を無償で維持してきました。
運営メンバーは数年おきに入れ替わり、いまや30ヵ国以上の人から構成されています。
(リンク先Twitter)
https://twitter.com/rikka_zine/status/1667598760040628224?t=Ebi0C12bsc8wa8nuiwJemA&s=19
早川書房SFマガジンが、対象回答者10代から29歳までのアンケートを実施しています。
読者からの意見を届けられる機会ですので、SF小説を読む30歳未満の方はぜひ。
>【あなたのSFはどこから?】
>10~20代のSF読者を対象にアンケートを実施します!
>回答はSFマガジンの特集企画に活用するほか、同誌や早川書房noteへ掲載させていただく場合がございます。
>締切は7月3日(月)まで。日本語以外の言語でも回答OK、お気軽にご参加ください✨
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScrOvfTBDE8tkcjiLbD7jz_Rqek6ZPWQvND2L_1By5L3UohXg/viewform
元ツイート:https://twitter.com/Hayakawashobo/status/1667094281750994944?s=20
Someone stole my lunch! https://studioclump.itch.io/ssml はコメディタッチの短編VN。会社に手の込んだお弁当を作って持って行くと毎回盗まれる……というお話。お弁当がどれもおいしそうです。
Coquette Dragoon https://burgeroise.itch.io/coquette-dragoon-1 はガールズラブ・オルタナ・メカ・ビジュアルノベル(アーリーアクセス)。宇宙戦争に明け暮れる二つの国を舞台に、人型兵器のパイロットの女の子たちの模様が描かれます。かわいい感じですが暴力描写や性的描写があり成人指定です。
個人的には、まえに紹介した Good writers are perverts の精神をかなり強く体現した作品と感じます。じつは部分的ですが日本語化したものがあるので、ちょっと整えて出そうかと思います。
以前日本語化した『ペイトンの術後訪問記』の littlerat さんからも二作。 Marcus Comes Out Online https://littlerat.itch.io/marcus-comes-out-online はいぜん紹介記事を書いたのでこちらをどうぞ https://note.com/fuglekongerige/n/n5a28de347ce1
Two men go on a date and don't fall in love はだいたいタイトルどおりの内容です。いちプレイ数分程度でマルチエンディング。ロマンスには至りませんが、至らなさもいろいろですね。
以下収録作を少し。主催者でもあるテイラーさんはHFTGOOMと Do I Pass? を入れています。Do I Pass? ではプレイヤーはトランスジェンダーの女性になりバスの中で幽体離脱。周りの人がなにを考えているのかをのぞいていきます。 https://taylormccue.itch.io/do-i-pass いちプレイ10分ほど、マルチエンディング。
Japanese gamer, translator(EN/FR etc.), home cook
ゲームを紹介したり日本語化したりもしてます