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U-NEXTから「マイリストの作品を観ませんか?」という件名のメールが届いてムッとした。本は積むしリストは溜める。本文には「そろそろ観ませんか?」

たぶん成人して以来はじめて米を研いだ。この季節でまだよかった。

パトレイバーで、太田が米を研いでいる横で進士が「そんな研ぎ方じゃ米が割れちゃう」と悲鳴を上げるコマがあったと思う。その研ぎ方がずっと気になっている。わたしもしているのじゃないか。

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「無洗米」と入れて検索しているのに無洗米じゃない米を紛れ込ませていた買物サイトみたいな豪快さがわたしには必要なのかもしれない。
しかも(これはサイトのせいではなく)なぜか「数量:2」で注文していたようで計10kgが届いた。

きのうまでに較べて今日は明らかに多くの虫を大小さまざま見かけ、今年この家の啓蟄は6月1日だった。

先々月に行った病院の領収証が見つからず、あるはずの場所を2回さがし直してもやはりなく、ほかの出費から「たぶんかかったのは2370円」と計算した翌日、同じ場所を3回めにさがしたら見つかって2370円だった。自分が信用できるのかできないのかわからない。

東京創元社から工藤幸雄訳の『サラゴサ手稿』がやっと出るのは間違いなくめでたいことだけど、こんなにも長いあいだ出なかったのはどういうわけなのか(工藤氏が亡くなって16年)、ちょっとだけでも説明があったらいいなと思う。
なにも業界の事情を知りたい気持ではなく、「別バージョンが岩波文庫から出ることがなかったら、あの訳稿はこれから先もずっと眠った(眠らされた)ままだったんじゃないか」という下衆の勘ぐりから解放されたいんです。

同居人氏から「なんか…アメリカの?『中二階』って小説、知ってる?」と問いを向けられた瞬間、今生で自分の口からは出ないものに分類していた「おれをだれだと思っているんだ」なるフレーズが飛び出し、びっくりした。

直視できない他人の不幸、大小関係なくありますね。

スーパーから帰り、リュックのなかで卵が割れているのを見つけてショック。こんなの何年ぶりだろう。慢心と言うほかない。
作るつもりのなかった炒り卵は苦い味がした…わけはなく、入れた砂糖のぶんだけ甘かった。

ちなみにいま何回か継続してやっている治療は奥歯の詰物を外して中をまるっと削り、死んでる神経の跡に薬を詰めてまた覆うというなかなかハードな作業。麻酔なしで痛みはほぼなし。

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歯医者で施術中にウトウトしてしまうのはぜったいバレてるし失礼だろうからなんとしてもやめるべき、と思ういっぽう、歯医者に対して、あなたたちの用意した寝椅子がどんなに体を楽にしリラックスできるか・なにより患者たるわたしがどれほどあなたの手腕と助手のサポートを信頼して身を(歯を)任せているか、そのあらわれとしてこのざまなのであると演説したい気持もまたある。

アトロク2の「これを書いたのはAIなのか人類なのか」特集、ここに続きがあってまたもや最高だった(36分あたりから)。
ますます混迷をきわめる投稿、飛び交う悲鳴と怒号。

open.spotify.com/episode/5EXY4

「人類が機械に擬態して何の得があるんだよ」
「そこまで行ったらお前の文」
「この機に乗じてただのウソを送ってくる人たち」

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そんな投稿に対して、宇多丸・宇内アナ・古川氏の三者が繰り出すリアクションの数かずのほうにこそ、人類の力を信じられる/信じたい。 

「投稿してきた人を許せない」
「ゆえに人類!?」
「人間のよさと愚かさが一身にいま宇内さんに集まっている」
「AIってもうパンティとか言うようになったんですか?」
「よかった、こういう人もいる」
「人類の人類たる所以、ヒューマンサイドです」
「だから心に沁みなかったんだ」
「心が動かない程度のメールってぶっちゃけラジオ聞いてて全然ある」
「ほんとに自由求めてる人のこと考えてみ?」
「ヒューマンエラーじゃん」
「そこからこれを発想したらもうクリエイティブ」
「AIはこういうことをつまらないと思っているのか…?」
「ちがう、愛です!」

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きのう2024/05/08のアフター6ジャンクション2、先週から楽しみにしていた特集が期待をはるかに越えて面白かった:
「つまらなイイ話 ザ・ファイナル〜マシンVS人類の最終戦争、つまらなイイWars 〜!」

これまで「つまらないがちょっとイイ」という曖昧なテーマで投稿を募ってきたコーナーの発展形として、人間が書いた文章とAIに書かせた文章を区別できるのかという特集。
(Spotifyその他でも聞けるはずだけどBGMも重要なのでradikoがベスト)

(1)
radiko.jp/#!/ts/TBS/2024050822
・本編 00:18:20~
・感想戦 00:56:00~

(2)
radiko.jp/#!/ts/TBS/2024050823
・延長戦 00:33:40~
・放送の最後(今日あったうれしいこと)で見事に完結する

“人間がAIに似せた文体”レベルのものなら、いまのAIはもう書けてしまうのだなと感じ入った。
それでも「欲望とか執着を書くのは苦手っぽい」「空間の中で目線があるのは人間的」などの考察が興味深い…んだけど、それだって半年後くらいには克服されていてもおかしくないと思わされる。

ブログを書いた。内田百閒『丘の橋』(旺文社文庫、1982)の感想。

(66)内田百閒『丘の橋』(1938):
outofthekitchen.blog.fc2.com/b

国立国会図書館デジタルコレクションで「あれも読める…これも読める…」と探していると無限に時間が溶けて、冗談ではなく読む時間が残らない。
加えて、環境として「読める」量と実際自分に「読める」量のあまりの開きにぐったりしてくる。こういう性格の人間(わたし)は本気でほどほどにすべき。

登録の案内:
ndl.go.jp/jp/registration/inde

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