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ブックファースト新宿店の『名著百選2023』に参加しています。フェアは、12/31日まで。今年はこの特製小冊子つきのオンライン販売もあるそうです。

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『紙魚の手帖』vol.14の特集は「料理をつくる人」。コラム「わたしの必需品」に寄稿しました。栞についてです。

牡蠣を食べながら主に板野サーカスの話をしていました。

淀屋橋に通勤していた三十年ほど前、毎日遅くなりへろへろで帰る時に前を通っては気になってた牡蠣船の店――で初めて食べました。美味しかった…。

絵本編集者の筒井大介さんのポストで猫のゆきちゃんを目にする度に可愛さにもだえていたのですが、そのゆきちゃんの絵本が! きくちちき作『ゆきのゆきちゃん』(ミシマ社) 幸福感のある冬の絵本。

ほぼ3ヶ月連続で刊行された3冊、『るん(笑)』文庫版、『金星の蟲』(『オクトローグ』改題文庫版)、長編『奏で手のヌフレツン』をよろしくお願いします。

本日発売になりました。楽しんでいただければ嬉しいです。
QT: fedibird.com/@dempow/111459371
[参照]

酉島伝法  
『奏で手のヌフレツン』の見本ができました。むちゃくちゃ格好いい……! 装丁は川名潤さんが手掛けてくださいました。太陽が歩いて巡る空洞世界に住む人々の、数世代にわたる物語です。河出書房新社より12月4日頃発売。

『ゆきあってしあさって』の手紙を補充してきました。お持ち帰りいただけます。日本SF大賞受賞作がいろいろ展示されています。

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いろいろ調べていると、Palahniukはウクライナにもともとある姓で、祖父母がポーラとニックに因んでポーラニックと発音することにした、という話もありますね。

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ジャック・パランスの本名がVolodymyr Palahniukだと知り、チャック・パラニュークと同じくウクライナ系なんだ、と思っていたら、それだけでなく、チャック・パラニュークの遠縁の叔父だった。さらにパラニュークという姓は、チャック・パラニュークの父方の祖父母が自分たちの名前ポーラとニックを組み合わせて作ったものだとか。へー…!

「堅実性」を読んだ。やはりいいですねイーガン。なんてせつない話。学校の教室で、気がつくと先生やまわりの生徒たちが見知らぬ人になっている発端から、すべての人がばらばらに、刻々と、ほぼ同じだが異なる世界に移り続けていることが明らかになり、誰もが離れ離れになった家族を探し続ける…

テレビで、カメラに向かって話すリポーターの話に笑う。
「――首相であると主張する人物が先ほど会見をおこない、この非常事態のあいだ、最善を尽くしてたがいに助けあうよう、国民に訴えました。
QT: fedibird.com/@dempow/111300307
[参照]

酉島伝法  
『SFマガジン 12月号』森泉岳土さんの『ソラリス』コミカライズが始動。二作の映画版では流されがちだったソラリス学が垣間見えて続きが楽しみです。グレッグ・イーガン新作中篇「堅実性」や、第11回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作の冒頭掲載なども。「幻視百景」はお休みをいただきました。

市立伊丹ミュージアム の「牛腸茂雄 写真展」へ。すばらしかった…。文字の整った手記や、牛腸たちが撮った短編映画などの映像も。驚いたのは、雑誌掲載の小松左京のエッセイに、牛腸の写真が使われていたこと。そんな接点が。

『群像』12月号、小川公代さんの連載「翔ぶ女たち」の最終回「ザ・グレート・ウォー 女たちの語りに耳をすます」は、シルヴィア・プラスの詩「ダディ」の謎を端緒に数々の作品から戦争や国家の父権性について語られています。その中で、〝「個性」が消滅させられそうな状況から、人間はどう立ち直るのか。〟として、『オクトローグ』(文庫版『金星の蟲』)収録の「堕天の塔」を、飛浩隆さんの『グラン・ヴァカンス』と共に取り上げていただいています。

他にはテイラー・スウィフト「グレート・ウォー」、宮崎駿『君たちはどう生きるか』他、野上弥生子『迷路』、シルヴィア・プラス『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国』等々――

『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国』は妙に琴線に触れる好きな作品だったので、その流れで「堕天の塔」につながったのは、嬉しい驚きでした。

『奏で手のヌフレツン』では、図のように、球地(たまつち)と呼ばれる球形世界を太陽が徒歩で巡っており、そこに散在する聚落(じゅらく)に人々が暮らしています。海もあり、煩悩蟹(ぼんのうがに)などが採れます。

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2014年の『NOVA+バベル』に寄稿した中編『奏で手のヌフレツン』を長編化した作品です。

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『奏で手のヌフレツン』の見本ができました。むちゃくちゃ格好いい……! 装丁は川名潤さんが手掛けてくださいました。太陽が歩いて巡る空洞世界に住む人々の、数世代にわたる物語です。河出書房新社より12月4日頃発売。

ひだり手枕『パンケヱキデイズ』(ライトバース出版)を頂きました。広瀬大志さんの帯文に「どちらに手を置くか」とありますが、まさにそのたびに道筋が組み直され飛躍して、またどちらかに手を置き――という酩酊感のある詩集でよかったです。

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