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『異常論文』で注目していた青島もうじきさんの初単著『私は命の縷々々々々々』(星海社)をお送り頂きました。人類が様々な生物の生殖方法を取り入れるようになった近未来を舞台に、ドウケツエビの生態を持って生まれた性が未分化な語り手の学園生活を描く、極めて思弁的なSFで非常に面白かったです。優れた自分はひとりで増えるべきと考えているミジンコの生活環を持った幼馴染がいたりする。

『ゆきあってしあさって』のサインのイラスト練習メモが出てきた。

『オクトローグ』にサインをしていました。来月の神保町ブックフェス用。

三枝昻之​編『前川佐美雄歌集』(書肆侃侃房)、一六〇〇首収録されてるんですね…すごい。まだ50
頁ほどですが、頁を開くたびに書き写してしまう。

つひにわれも石にさかなを彫りきざみ山上の沼にふかくしづむる

ほのぐらいわが影のなかにふとひかり土にもぐれる虫ひとつあり

われのこの寝がほがあまり恐すぎてゐたたまらぬと母はなげけり

身にきざす深きやまひをおそれつつ夜ひるわかぬ生活をつづける

『月刊たくさんのふしぎ』「いろいろ色のはじまり」届いた。これは楽しい。

高山羽根子さんから新刊を頂きました。
『ドライブイン・真夜中』( U-NEXT)、『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』 (集英社文庫) 、『未来の「奇縁」はヴァースを超えて――「出会い」と「コラボレーション」の未来をSFプロトタイピング』(コンデナストジャパン)

同じ棚にエドワード・ゴーリーのコーナーがあり、「うろんな客」マグネットがすてきすぎて買うしかありませんでした。

待ち合わせで蔦屋書店に行ったら、「奇想の本棚」というフェアが行われていて、お願いして撮らせていただきました。

高山羽根子さんと久々に馳走を食べました。胡麻三昧でおいしかった。

『言葉人形』に続いて装幀は柳川貴代さん、装画は浅野信二さん。今回も目に気持ちいい。

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『最後の三角形 ジェフリー・フォード短篇傑作選』(谷垣暁美 編訳 東京創元社)、ミステリー寄り、ホラー寄り、SF寄り――でも間違いなくジェフリー・フォードな幻想短編が14編収録されていて、2冊分くらいの読み応えがあり堪能しました。噂に聞いていた「アイスクリーム帝国」がともかく素晴らしい。共感覚からこういう話を思いつけるとは。親しくなった隣人からあるものを託される「マルシュージアンのゾンビ」にもびっくりした。

『るん(笑)』文庫版の書影が出ていました。

『ぼくは覚えている』すごくいいですね。美術家のジョー・ブレイナードが、覚えていることをひたすら羅列していく本。

ジョン・スラデック『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』(竹書房文庫)を、訳者の鯨井久志さんからお送りいただきました。初訳書とのことでめでたい。謝辞から最高ですね。

『SFマガジン』10月号の特集は、いまSF小説を読む若者に焦点を当てた「SFをつくる新しい力」(橋本輝幸 監修)。連載45回目となるイラストストーリー「幻視百景」では、奇妙な生物やかわいい人たちを描きました。

宮内悠介さんから『ラウリ・クースクを探して』(朝日新聞出版)を頂いた。むちゃくちゃ楽しみ。

ケヴィン・ウィルソン著 芹澤恵訳『地球の中心までトンネルを掘る』(東京創元社)の文庫版を頂きました。世間に馴染めない人々の切実さが胸に迫る奇想短編が多くて、すばらしいんですよ。単行本にあった倉本さおりさんの解説に加えて、津村記久子さんの特別エッセイも収録。8月21日頃発売。

――依頼に応じて様々な家で祖母を演じる仕事、亡き姉について断章で語るハンドブック、人体発火で両親を亡くした若者がスクラブル工場でアルファベットのコマを拾い集める話、祈りの折り鶴が引き起こす一族の醜悪な相続争い、世間に背を向けてトンネルを掘りだした三人の若者、歯がぎっしり生え揃った赤ん坊、銃で本物の弾丸を頭に撃ち込むショー、よじれつつも親密さを増す関係を描く短編の数々も胸に残ります。若者の心の動きをどうしてこうも捉えられるのか――。

短編のモチーフをちりばめた素敵なカバーイラストは市村譲さん、カバーデザインは中村聡さん。

おすすめ本がみっしり書かれた、かわいいおばけポストカードをいただいた。

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久々にtoi booksさんにお邪魔した。『チェヴェングール』を買いました。

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