ローレンス・ブロック
「エイレングラフの事件簿」読了。
一分の隙もない仕立ての良いスーツ着こなし詩を愛好し適切に引用、鼻持ちならない態度で高額の報酬を迫るも依頼人の無実を信じ、有罪となれば一銭も支払わずとも良いと言い放つエイレングラフ。
そのからくりを知ったときの衝撃ときたら…!
アンソロジーで何作か読んでたので流れと真相は知ってたけど改めて読んでも強烈…!
初読の人がうらやましい限り…!!!
最初は8編で刊行されたようで、その辺りまでのキレが良いかな?
最新作とその前の作品は人の情というか欲が出てくるというか…。
初出が1976年で、最後の作品にXboxとwikiが出てきたの時代の流れを感じましたね…。
どの作品から読んでも大丈夫ですが、毎回あるものの登場にニヤリとできるので、ぜひ最初の「~弁護」から読むことをオススメします。
あと、ネタバレがあるので、作者自身のあとがきから読まない方がいいです。予断を持ってしまうかもしれないので、解説も後回しの方が良いかも。
エラリイ・クイーンが衣鉢を継がせようとした元ネタとなった作品はマイベスト短編ミステリの一作で真相に戦慄した忘れがたいものなので、機会があればぜひどうぞ。
今後、チョコの価格がさらに倍になるという辛いニュースを見てしまった…。
https://www.mbs.jp/news/feature/kansai/article/2024/10/103523.shtml
川上泰徳さんによると、Netflixから削除された19h本のパレスチナ映画は以下のものとのこと。
1、「オマールの壁」
2、「ラヤルの三千夜」
3、Like Twenty Impossibles (20の不可能のように)
4、Samouni Road (サムニ家への道)
5、Xenos (異邦人)
6、Habibi (恋人)
7、「この海の塩」
8、A World Not Ours (我々のものではない世界)
9、Children of Shatila (シャティーラの子どもたち)
10、「男が帰ってきた」
11、Maradona’s Legs (マラドーナの足)
12、3 Logical Exits(理屈上の3つの出口)
13、Ghost Hunting(ゴースト・ハンティング、幽霊狩り)
14、Condom Lead(コンドーム・リード)
15、Frontiers of Dreams and Fears (夢と恐怖の国境)
16、「消えゆくものたちの年代記」
17、Mars at Sunrise (マーズ・アット・サンライズ )
18、Giraffada (キリン)
19、Bonboné (ボンボン)
柚木麻子さん、インスタやってたんだ。UK版『BUTTER』、瑛子国の書店が選定し、読者の投票の上で決まる【Books Are My Bag Reader Awards 2024】の【break through author】部門を受賞したとのこと。おめでとうございます!!!
それはそうと、Suedeのマットが二日前からBluesky始めてた!!!
https://bsky.app/profile/matosman.bsky.social/post/3law6epyl5k2l
キャサリン・M・ヴァレンテ「デシベル・ジョーンズの銀河」読了(ネタバレ気味のとっちらかった感想)
【人類に本物の知覚力があるかどうか?】問う宇宙版ユーロビジョン・ソング・コンテストで最下位免れなければ人類滅亡。使節の口吻付いたビッグバードもどきのエイリアンとバンド仲間の相棒(+飼い猫カポ)と共に宇宙に飛び立ち刹那に燦然と輝き今は落ちぶれ見る影もないロックスターがごたごたいがみ合い乗り越え地球救うイマジネーションと遊び心に満ち溢れすぎな音楽SF。
ときに冗長すぎる過剰な饒舌で修飾された次々放たれる文体に奇矯なエイリアンたちの造詣は想像力目いっぱい試されるけど慣れればラファティ的な荒唐無稽さハマってきて面白くなる。
猫は酷い目に遭わないけど、
自由気ままに振る舞い、どんな状況も歯牙にもかけず人類滅亡の危機に一瞬陥らせるというフリーダム感…。
結末の一つはうっすら予想は付いてたけどもう一つは大ピンチからの斜め上方向からのまさかの逆転劇に思わず目が点…。
直近で延々と説明されてことはこの為の伏線だったのかと良い意味での脱力感…。
名称以外よく知らないけどこれがオメガバース…?
主人公の名前の元になったボウイの名冠した二作目の「Space Oddity」も読みたい!
MOTHER2の30th記念してローソンとコラボしたキャンペーンが11/22から順次開催されるんだけど、一番くじやりたすぎる!!!
どせいさんのソフビ貯金箱もシャンプーポンプボトルもマグカップも全部良い!!!
https://www.lawson.co.jp/lab/entertainment/art/20241119_kujimother.html
@silk801 こんばんは。
ドロシー・L・セイヤーズ
「ナイン・テイラーズ」
ジョイス・ポーター
「ドーヴァー4/切断」
メルヴィル・D・ポースト
「罪体(ランドルフ・メイスンと7つの罪 収録)」
クリスチアナ・ブランド
「ジェゼベルの死」
ヘレン・マクロイ
「殺す者と殺される者」
「幽霊の2/3」
アントニイ・バークリー
「試行錯誤」
コーネル・ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)
「喪服のランデヴー」
「暁の死線」
ウールリッチは短編もすごく良くて、白亜書房のコーネル・ウールリッチ傑作短篇集の別巻に収録されている作品は名翻訳者の稲葉明雄さんの翻訳も素晴らしい、「私が死んだ夜」「セントルイス・ブルース」「「さらば、ニューヨーク」「天使の顔」「ぎろちん」「眼」「非常階段」と作品も良作ばかりなのでオススメです。
長くなってしまいましたが、もし興味があればどうぞ。
元の記事は事実誤認が含まれているので、真に受けすぎない方がよいかと思います。憶測の混じった記事です。
ご覧になった教科書は『論理国語』だと思いますが、「文系」クラスが「文学国語」も選択している場合は2年生以降も小説の学習をしています(ただし単位数が多くて厳しいので、「論理国語」と「古典探究」しか選択していないかもしれません)
このあたりは学校の判断によります。
1年生の「言語文化」の中身はNHK高校講座の放送一覧を見ると様子がわかりやすいです。
https://www.nhk.or.jp/kokokoza/r2_gengo/
ここではない場所で時折荒ぶる投稿消し常習のリム推奨アカ。主に海外ミステリを読む、ファンタジー熱再燃中な読書好きだけど、絶賛読書停滞中。DVDだけですが、たまに映画も観ます。die ärzteが大好きです!(来日公演熱望!)猫好き、ドイツ好き、Suede、David Bowieのニワカのファンでも有り。茶色の朝になる前に