読了 アンディ・ウィアー/プロジェクト・ヘイル・メアリー(上)
太陽周りで異常事態が発生、地球は近いうちに氷河期に突入、人類滅亡!
その危機に立ち向かうべく世界最高の頭脳を集めて色々対策を考えていざ宇宙へ!!
記憶が欠落した男性が徐々に記憶を取り戻していくところから始まります。
状況や蘇ってきた記憶から推測するに宇宙船の中。
そこからどんどん記憶が蘇り自分の状況を把握して冷静に対処をしていく。
そんな中でなんと異星人とコンタクトして時間を掛けて言語やお互いの知識を交換していく。
そうするとお互いに同じ目的で同じものを求めて宇宙旅行に出掛けていたことが分かる。
と、あらすじや前半部分を読んでいる限りはかなり深刻な人類滅亡を阻止するべく生粋の頭脳が集まり、対策をして様々な実験などを経て精鋭を3人宇宙へと放つ、とシリアスな内容かと。
しかし読みすすめて行くと不思議科学を持った異星人が出てきたり、交流を深めていったりと意外な方向へ展開して行く。
まさか宇宙人と交流を持つことになるとは…。
シリアスでスリリングな方向性で進んでくれても、それそれで面白そうだったなと思ってしまいました
何はともあれ下巻の展開も気になります。
読了 アンディ・ウィアー/アルテミス(下)
下巻はなかなかに怒涛の展開でした。
ちょっと都合良すぎやしないかい?と思う箇所はありつつもなんとか付いていくことが出来ました。
やはり訳の個性というか日本語の使い回しやそもそも使ってる日本語がそっちの読み方を採用したのか、というものが多々あって慣れるのに時間を要しました。
物語ラストはちょっと無理があるんじゃない!?という流れになりつつも主人公の本来の性格が上手くリンクしていて、案外本当にこういう口上で説得しちゃうものなのかも?と思えました。
特に不自然すぎる場面はなく、普段ほとんどSFを読まないゴリゴリ文系の私でも気軽に読み進めることができた1作品でした。
でも「火星の人」のほうが面白かったかな。
J・P・ホーガン、H・ハウイー、本著者、名作と言われる作品をちょろちょろくらいしかロクにSF作品読んだことないけど読みやすい部類ではあると思います。
#読書
読了 アンディ・ウィアー/アルテミス(上)
「火星の人」以来のアンディ・ウィアー作品。
最新作が結構評判が良くてKindleセールに来ていたので1個前の作品になる本作も一緒に購入。
月に人類が住み始め、月旅行が行われるようになった時代設定。
主人公となる女性は所謂不良娘がそのまま大きくなりました、という感じ。
配達の仕事をしつつ密輸で小遣い稼ぎをして夢は大きく!と。
少しだけ訳に癖があるかな?
原文だとなんて書いてあるんだろう?と思う箇所があったりしました。
訳者さんの癖が出るから仕方ない部分ではありますね。
上巻なので、世界観や人物紹介などの描写に大半が割かれて、後半からやっと物語が動き始めました。
やはりメインは下巻になります。
月世界で完結しているわけじゃなく、所々で地球を巻き込んでくれるのが読みやすい一点でもあるかも、と思いました。
#読書
読了 中山七里/ワルツを踊ろう
田舎から都会へ出ていった主人公が外資系企業をクビになりUターンしてくる物語。
エリートだった彼が限界集落となった故郷へ戻ってくるも余所者、一度生まれ故郷を捨てて出て行った者への排斥という田舎あるあるに悩まされながらも、なんとか馴染もうとしていく。
しかし空振りばかり。
この主人公、有名なシュトラウスの「美しく青きドナウ」を崇拝しているのですが、後半の殺戮ラッシュの時にこれを聴きながら暴れ回るんです。
作者が音楽描写も非常に精緻に描き込んでくるので次回からドナウを聴くときに場面が蘇りそうです
岬シリーズなど、音楽描写が秀逸な作品も書いてる作者なのでそれはそれは美しい音楽描写とグロテスクな殺戮シーンの落差たるや。
"ああ、何て楽しいのだろう。血と歌い、肉と踊る。相手が血に塗れ、自分も返り血を浴びると、まるで二人してワルツを舞っているようだ。了衛は恍惚としながら見えないタクトを振る。"という文体、表現にはゾクゾクとするものを感じました。
あぁ、「ワルツを踊ろう」か。とストンと落ちました。
さて、最後にとある人物のもとに宮篠さんが現れヒートについて言及する場面が。
おぉ、ヒートがここでも絡んできた!というラストでした。
#読書
読了 中山 七里/ヒートアップ
「魔女は甦る」の続編的立ち位置の本作。
前作でちらっと出てきた麻取の捜査官が主人公格なのだが、どれだけお薬打ったりしても効果がないという最早人間離れした特異体質の持ち主。
それを活かしてのおとり捜査を行うのだが、冒頭からぶっ飛んでるなあ…という感じでした。
宏龍会という裏社会組織が中山作品では度々登場するのですが、その中でも渉外担当の山崎さんという方が様々な作品に顔を出します。
私はこの山崎さん、大好きでして本作でもいい味を出してくれるんです。
山崎さんだけで文字数いっぱい書けるくらい好きなキャラクターです。
彼のお陰で本作は読みすすめられたと言っても過言ではないですね…。
"ヒート"を巡ってチャイニーズ・マフィア、警察、麻取、宏龍会の追いかけっ子だったのが最後には自衛隊に米軍も登場。
果ては新型ナパーム弾で前回の舞台だった海外製薬会社を爆撃しまくる中主人公たちは逃げる、というなんだかハリウッド映画の終盤かな!?という展開。
麻取の課長さんはいいミスリードで騙されました。
"ヒート"関連は大味というか設定が大掛かりというか、読み物としては面白いけど………という感想でした
読了 中山七里/魔女は甦る
結局fedibirdで読書記録を壁打ちしていくことに決めました !
久しぶりのfedibirdでの読書記録は中山七里作品です。
生物を無敵存在に変えてしまうヤバイお薬"ヒート"が巻き起こす一連の事件。
海外製薬会社が絡んでいたり大掛かりなミステリになるのかと思いきや意外にもスプラッタホラーな要素が強め。
犯人の意外性、登場人物のバックボーンの胸糞の悪さ、ラストシーンのモヤモヤ感、無敵超人のような存在…等々ちょっと うーん な部分が多かったように思います。
ただ、こういった内容でも物語を書けてしまう中山七里という人物はやはり凄いな、と感じます。
もう少し現実路線の海外製薬会社を相手取ったミステリの筋書きも読んでみたい。
なによりこの事件の収束はあるのか、ラストシーンの二通り考えられる箇所は果たしてどちらなのか、気になる部分はてんこ盛りです。
同じ薬物"ヒート"を扱った作品はあるのですが、正統な続編ではないそうなので読むか迷います。
ぞーぺんさんへ
大変な作業をして下さった中失礼します
長文投稿をしたところ投稿エラーが連続したので、ウェブで投稿してみようとしたら文字数オーバーしていることに気が付きました。
ぞーぺんアプリでは文字数が余っていたので確認したところ、ウェブではCWの部分も文字数にカウントされているのですが、ぞーぺんアプリではカウントされておらずそれが原因のようです。
CWに何も書いてない状態とCWに文字を入れた状態のぞーぺんアプリとウェブ版のスクショ貼っておきますね。
気になりすぎて紙の書籍買っちゃった
電子化されてないんです!と家族に半ばプレゼンをして、10冊までなら紙の書籍良いけど電子化されてないやつのみ!という内容で了承頂いた
床を傾かせた罪は重いようだ…
野球オタ全開垂れ流し
あー…ホークスBBMカードのBOX買ってしまったよ
そしたらなんと欲しいなと思ってた直筆サインカード当たりました
ガルビスとイヒネ・イツア。
ガルビスはMLB時代からtoppsのカード買って集めるくらい好きで、一時期巨人にいたパーラ同様応援しています。
イツアはポテンシャル高すぎて期待しかない超大型ルーキー。
パーラといえばシャークダンスが一時期日本でも流行ったけど、コロナの影響で満員の中響くことは無かった…
幼少期父の洗脳教育のお陰で王長嶋(ON)の2人を神のごとく崇めて、松井秀喜、上原浩治、石井琢朗、秋山幸二、工藤公康などを個人的に崇拝しております。
子供の頃はTVKで横浜戦を観てたら、祖母と父から熱烈な洗脳教育でジャイアンツに宗旨替えをし、パ・リーグは松坂が出てきたのでライオンズと元々工藤や秋山、城島、松中がいたことでダイエー推しでした。
工藤、秋山もライオンズから来たんだもんなあ。
懐かしい…
父も祖母も亡くなり家族の中で野球好きなのは、母方の祖父だけに
でも巨人ファンなんだよなー!
話を合わせるために巨人のニュースもチェックしています。
読了 五十嵐貴久/リセット
今作はリカが高校生時代の物語。
養女として第二の家に来る訳だが…。
あー、リセットってそのままリセットだったのね!という感想。
明らかに怪しい2人はやはりそういう関係だったと。
それを上回り先を行くリカの賢さ!
今作だけでもかなりの人物が被害者となるわけですが、リカさんは容赦がないです。
とある2人の人物像がリアルな醜悪さと非道さがあり、ある意味想像しやすいありふれたものだったため、目的のためなら手段は選ばず容赦もしないけど全ては"自分の頭の中にだけある世界のため"、という理由で殺人を厭わないリカへの恐怖心が余計に掻き立てられます。
いつか完全なリカ視点の物語も描かれたりするんですかね。
異質すぎて物語として成立しないのか?
誰も理解できないとんでもない怪奇小説が出来上がりそうでむしろ読んでみたい気がします。
#fedibird #読了 #読書記録 #読書
おはようございます。
通院日です
涼しくなったのは有り難いのですが、雨が心配だ!
さんが…
Limited版の方停められてしまったんですね。
takke様の投稿で知り、確認したらエラーメッセージが出てきました
でもみどぺんさんはまだ大丈夫そう!
いよいよ私のTwitterが本格的に終わった、という感じです。
騒動後、全然動かしてなかったけど
長年お世話になりました
ぞーぺんさん、これから仲良くしてください
#fedibird
読了 感想はグロ描写はないけど、私の文章がグロいです。 五十嵐貴久/リハーサル
リカ、今作もいっぱい暴れてくれたね。
リカシリーズの中で一番怖かったよ。
でもね、リカに対して凄く歪んでいて完全自己完結してるけどそれが究極の愛で一途な愛情なんだ、って思ってしまっている自分自身の感情の鈍磨が一番怖いかも。
前作でリカの過去を知ったからなのかな。
だから余計にリカに対して感情移入しながら読んでしまうのかな。
リカはとても一途で愛情に飢えた女性なんだね。
そのためならなにをも厭わない。
ねえ、やっぱり怖いよきみ。
それに慣れ始めて感情移入している自分がやっぱりもっと怖いよ…。
次はどんなリカを見せてくれるのかな?
今までは うわ…次巻も胃もたれしそうだ… って思ってたけど今ではちょっと楽しみだよ。
ね、怖いね。
#fedibird #読了 #読書記録
双極性障害(うつ型)とパニック障害、腰椎椎間板ヘルニアで闘病中の男です。
読書が趣味です。
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