https://deadline.com/2024/09/james-cameron-new-movie-atomic-bomb-japanese-perspective-1236090198/
広島と長崎で二重被爆した山口彊の物語をジェームスキャメロンが映画化予定。
キャメロンかぁ……と思ってしまうけど笑、BBCのバラエティ番組が山口さんをギャグにしてた事件を思うと隔世の感がある。
真面目な話、韓国語は「第一章第一節 母音」が一番の壁。そこさえ抜ければあとは楽……かもしれない。
例えば『オッペンハイマー』はすごく金も手間暇もかけて作られた作品だけど、語学の天才であった彼がオランダ語で講義する場面の台詞は実際にはオランダ語としての体をなさないもの(ネイティブスピーカーが聞いてもまったく理解できないレベル)だった。
ことほどさように、ハリウッドにおいて英語以外の言語は軽視されているし「正しいかなんて誰も気にせんやろ」のレベル。世界公開する作品でもそう。なのに『モータルコンバット』は、話者の少ない東アジア言語である日本語と中国語をいずれもネイティブのキャストが話している。これはすごいことなんですよ。
こういう実勢があればこそ、台詞の大半が字幕というSHOGUNにも繋がり得たわけです。
ところで、SHOGUNのエミー獲得を祝して『モータルコンバット』の地上波放送とかないんですかね?
冗談でもなんでもなく、あの作品のアジア考証こそSHOGUNへ続く大きな一歩のひとつだと思う。それを可能にした支柱が真田広之という部分も含めて今また見直されるべき作品でしょう。
https://www.instagram.com/reel/C__7WvYPu1m/?igsh=MW11dWt4eDNycXhmaA==
ポンジュノ監督のアメリカ映画、なんか全然続報ないなと思っていたらティーザー解禁。明日は予告編も出るらしい!
マークラファロも出演してるし楽しみだわ。
エミー賞でSHOGUNが最多受賞を更新したこと、心から喜び祝福したい。
アメリカにおけるこの快挙の意味は、日本の些細で瞬間的な「日本スゴイ」など無意味なほど大きい。真田広之を含むアジア系俳優・スタッフが粘り強く闘ってきた結果であり、また新たな一歩の始まりでもあるから。
https://www.youtube.com/watch?si=9PF2T_3GykabSQyy&v=Bw6BckR0f4s&feature=youtu.be
『ランサム』エンタメ映画として普通に面白かったですが、同ジャンルの作品『極限境界線』もお勧めです。こちらはもうちょっとリアリティ路線の交渉もの。
アフガニスタンでタリバンに拉致された韓国人23人を救出すべく、外交官(ファン・ジョンミン)と現地の工作員(ヒョンビン)が手を組む。
特に感心したのはアフガニスタンやイスラム教徒への敬意がきちんと感じられることで、そこを補っているのがカン・ギヨン演じるアフガに端になじんで生活している通訳です。韓国でも日本でもそんなにヒットしなかったけど、個人的には結構好き。
『ランサム 非公式作戦』
『ランサム 非公式作戦』を観ました。
韓国でもやはりすまじきものは宮仕え! 希望ポストのためなら極秘でレバノンに行き、身代金と引き換えに人質を解放してみせる! 出世に燃える韓国の外交官が同胞のタクシー運転手とともに内戦下のレバノンで悪戦苦闘するアクション作品でした!
ソウル大のエリートにポストをとられたハ・ジョンウ演じる外交官の地味な嫌がらせに人間臭さを感じつつ、それでもなお同僚を救うべく外交官として奮闘する様は観ていて涙が出てきます。
チュ・ジフン演じる金と自分が大事なタクシー運転手も、ハ・ジョンウとの出会いを通じて人質救出に尽力するところがいいですね。
先の読めないアクションと展開にハラハラしつつ、二人の変化に感動する面白いバディものでした。
クライマックスでのハ・ジョンウのかっこよさは分かっていても泣けてしまいます。
語学がんばるフェミニスト。セミベジタリアン。よく映画の話をします。トランスの人権を守れ。