めちゃ納得したんだけどフレイザードもハドラーが生み出した魔族で、ポップがフレイザードに自分と似た部分を感じ取っているのが巡り巡って73話に繋がってるんじゃん。
ポップがハドラーに同じだと伝えるのそのままの文脈で受け取っても通じるし理解も出来るけどあまりしっくり来なくて違和感の正体を探ってたんだけど、多分あの『同じ』の意味合いは"アバンの使徒とハドラー一味の絆に差はない"だけど、それとは別に"ポップとハドラーが同じ"って文脈が含まれてるんよな。
ポップは誰かの為に自分を変えられる人間で、ハドラーは自分自身の為に変化を受け入れられるんよな。
二人とも『自分を変えられる強さ』を別のアプローチで描かれたキャラクターで、だからこそ色んな出来事を経てポップがあそこで「同じ」という結論に行き着くテーマ構成になっている。
ショタコン的には成長や変化って死なんですが、人間的には自分を変えられる・変え続けられるというのは可能性の体現だと思うので、ポップは人間の可能性の体現者だしハドラーは人間に限らず色んな可能性を持てるというメッセージ性を持たされたキャラクターなのかな。
辺見、生を見出す為に死が必須なところがめちゃくちゃわかるなんだよな〜〜〜〜
死にたさも勿論抱えてるだろうけど、それ以上に『自分が生きてる証を掴むには死ななければいけない』感覚なのが一瞬の煌きに魅入られてしまった者の性(さが)じゃん……
辺見の感情は突き詰めると弟を助けられなかった自分への罪の意識なんだけど、同時にあの時目にした命の煌きを実感することが弟が生きた証を立てることにも繋がっていて自分を救う為の行動でもあるよな〜〜〜〜わかる〜〜〜(????)
同じ行動に自罰と救いが同居してて、それがあの欲求なのものすごい破滅的なんだけど、純粋で美しい感情でもあると思うよ。(この場合の美しいは「雑味が混じっていない・純度の高い感情」の意)
あれはもう祈りにも近い願望だよ。
金カム辺見の在り方、弟の事がきっかけでものすごい歪になってしまった精神故でめためたに重いのにコメディ調に描かれてるから緩和されてる反面、その影響で人によっては辺見の性質を性癖と理解しているのつら。
間違いではないけど性癖以上に自罰と心の崩壊を止める為の無意識の認識ずらしじゃん。
「杉本さん僕のこと忘れないでいてくれますか?」の場面めちゃくちゃ良い。
煌きに魅せられて自分もそうなりたい辺見がここで出てくるの死の受け入れと生への讃歌じゃん………
欲しいものが手に入る瞬間が今際の際しかないんだよな……………
だからあの「生きてて良かった」は求めた死に方でしか得られないし、それを与えてくれた杉本が自分を忘れないでいてくれるのただひたすら嬉しいよな。
ダイ大アニメ97話で偽勇者一行が出てきたのハチャメチャに感激したんだけど、掘り下げていくとまぞっほがポップにかけた言葉が巡り巡って彼らが世界を救う一端を担う状況を作り出しているとも言えるところに人生の面白さと人間讃歌を感じるんよな。
偽勇者一行は今までひたすら自分たちを優先した行動を取ってきていたからこそ、人間世界の危機という逃げ場のない状態なら生き残るために脅威を食い止める方向に動くという行動指針に納得できるのが良い。
彼らが悔い改めた訳でも急に性格が変わった訳でもなく、必要に応じて自らの為に行うことが世界を救うって構図がとても好みだし、小悪党に身を落とした彼らの胸にもひと粒の勇気のかけらが残っていたのかもしれないという希望的観測ができるところもめちゃめちゃ好き。
そもそもまぞっほがポップを鼓舞した時点で胸に勇気のかけらが燻っていたわけで、それをポップに託して終わりだと思っていたらその因果がきっちり彼らの元に返ってきてるんよな。
強者に立ち向かう正義は持てなくても、生存欲と合致する正義を持てたというの救いだわ。
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