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BT 清水さんのトゥートの「そのくらいのこと」が指すものが具体的に、わたしがドキュメントで書いたバトラーの話なのだとしたら、むしろ清水さんがずっと「そのくらいのこと」を強く前提にして書かれてきた/話されてきたと読者や学生として思っていて、しかし今回のトゥートの内容は「そのくらいのこと」と両立しないように思われ、そのことがドキュメントを書く出発点になっています。

青本柚紀 さんがブースト

しかし何というか、このレベルでバトラーを理解していないと思われてるのだな、というのは、ちょっと落ち込みました。そのくらいのことは前提として話をしているつもりだったのですが(そして散々そのことについて書いてもきたし、話もしてきたつもりだったのですが)、書き手しても教員としても全然伝えられていなかったということですね。まあ、実際のところ私は全然分かっていないのかもしれないし、そうなるともう致命的だけど。

「女」への一元論はノンバイナリーの抹消では 

マスクを書くときに自分を起点にノンバイナリーのって書いてしまったのは明確によくなかったですね……。「女」に包摂されることがミスジェンダリングになる人たちの抹消、というのが長くなるけど正確なところだと思います。

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「女」への一元論はノンバイナリーの抹消では 

自分が授業を受けている人が「女」への一元化によってフェミニズムの主体を「女」だとする発言をしていて、しかし、わたしにとってそれを表立って指摘することは全く「安全」ではなく………研究室の指導関係などでは全くないけれど、分野の権威として一定の認知を得ている人なので、正直なところ三浦俊彦のケースよりもしんどいかもしれない……

トランス差別反対の立場をとっている人の排除的な発想と結びつく語用を見たときのはなし 

きょう人と会って、その人が買った反トランス差別ZINEを持ってきてくれていてうれしかったのですが、その後その人から「男性の体」という言葉が出てきて、頭が真っ白になってしまった……。三浦俊彦氏をシスジェンダーの男性として位置づける意図でなされていて、その人の中では排除的なものではなかったのだろうけれど……。わたしが修士のときいっしょに『ジェンダー・トラブル』の読書会をやっていた人でもあったし、その人自身はトランス差別に反対する立場をとっているのでショックだった。

反トランス差別ZINEはヘイトへのカウンターの側面が強いと自分では思っているのですが、差別全般に反対という枠組(インターセクショナルな視点を持つ上でこれは重要なのですが)の中でトランス差別に反対している人のなかにしかし排除的な発想が残っている……というケースにどうアプローチしていくかも考えていかねばな、と思いました。

志村貴子の件、経過を少し見ている間にリプライとの会話が始まっていて、かなり不安だ……。

トゥートに引用している部分、「〜の対象となる」の対象化の感じがまずいと思い、「〜に晒されている」に変更しています。

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>あらゆる差別の問題に共通して言えることだが、このように制度によって公然と差別が行われつづけている状況そのものが、差別の対象となる人たちへの潜在的な暴力である。
note.com/namitominatoto/n/nf71

同性婚や性的少数者に対してここ数日公然と行われてきた差別についての怒りの日記です。

見つけたい領収書があってひきだしを漁っていたらお札の入った封筒が出てきて「床片付けて出てきた三千円」……!ゆっきゅん……!ってなりました

年が明けてからこの方、かならず来る(来てしまう)明日を受け入れるための行為(食事・入浴・睡眠など)をするのに困惑というか躊躇いのような時間があり、それがだんだん長くなっていて、自分の状態としてあまりよくないかも

コロナ発症から2ヶ月が経ったので運動を解禁し、昨日今日とでリングフィットとフィットボクシングとを再開しました、気分の落ち込みを激しい運動でごまかしているところもあります

12月13日に総合法令出版より出た『世界最先端の研究が教える すごい哲学』に「二つでない性別を生きる人たちは性別をどう捉えているのか?」という題でDembroffの"Beyond Binary: Genderqueer as Critical Gender Kind"を紹介する文章を寄せました。おそらくビジネス教養として出版される本で、だからこそ、当事者の一人として、ノンバイノリーの人たちのことが知られるようこの文献を選びました。手に取っていただけると幸いです…!

現代の哲学が実践的な次元でどのようなトピックをカバーしうるのか、ということを見るうえでも非常に面白い本だと思います。どうぞよろしくお願いします🙇‍♀️

2023年の目標はうれしい依頼でも追い詰められて調子を崩さないようバランスを考える、うれしい依頼や外出のことをきちんと体力を削るものとして認識する、です

今月はずっと締切が立て込んでいて実名SNSも匿名SNSもあやつる余裕がほとんどなかったので遅ればせながらお知らせです……!

12月23日発売の「週刊読書人」年末回顧号のジェンダーの欄を担当しました。前年までの当欄と、それと取り上げる本を選ぶさなかにノンバイナリーの個人としてトランスのことを前提としている本の話をしたいと感じたことをかんがみて、トランスの生存可能性を切り開きうる本を6冊(+文庫化2冊)取り上げています。泣く泣く諦めた本もいくつかあるほどに2022年はトランスの生存可能性を切り開いてくれる本が出た1年でした。どうぞよろしくお願いします!
jinnet.dokushojin.com/products

長谷川白紙企画公演に行くことと翌日具体展を回ること以外なにも決めずに大阪に来てしまってすこしだけ途方に暮れ……

外での発表はできて研究室での発表ができていない理由に、研究室での発表はトランスインクルーシヴな思想の「説明」をその「失敗」への期待とともに求められるのがわかりきっていて、それが負担だというのがないわけでもなく。

オーバーワークでしんどくなっていたようで、仕事を人と分け合ったり発表を見送ったりして、気持ちがだいぶ楽になりました。丸2年研究室での発表をしていない(が外での発表はしている)ねじれの大学院生をやっているのでさすがに来年こそは……。

仕事が進んでいないのに休むなだとかいう自分で自分に向けてしまう攻撃は自分の周囲にいる人が同じことをやっていたら間違いなくやめてほしいと言う類のものであることはわかっていて、それでもなお止められない……

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