とりゅう @abe_dragonslay@fedibird.com

サ！脳連接派の本のいいところにボリュームのあるあとがきがあると思うのですが、寄稿者でも主宰のあとがきは事前に読めないので、それが完成本を手にする個人的な楽しみのひとつになっています。今回は赤・青の分冊で青本には主宰の作品が載っていないが……あとがきはある！　嬉しさ二倍！　でよかったです。

文化人類学の文舵の部分

「人間が書けていない」と言われたときに、いわゆる「人間味」みたいなものをいきなり足しても多分上手くいかなくて（急に感情が動いたり急にべらべら喋ったり逆に内省的になったり内言が増えたり苦悩したり過去が盛られたり……。おれは全部心当たりがあります）、この物語の中で登場人物が果たしている役割を明確にすること＝個々の登場人物にとってこの物語が果たしている役割を明確にすること、が大事であろうと考えています。できているかどうかは見てのお楽しみだね。

（純）文学は置いておいて、エンタメに関して言えば、「人間が書けていない」で「書けていない」と言われている「人間」というのは、三宅監督いうところの「機能的役割」に近いものなんじゃないのかな、と思っています。すくなくともプロットレベルでは。著作にあったかどうかわかりませんが、ここらへん。
https://www.youtube.com/watch?v=ElQsNkZ7m4k&ab_channel=SHINSHOKANcomic
https://www.youtube.com/watch?v=0KSvPaTdNEA&ab_channel=SHINSHOKANcomic

人生を生きる人間が作り、人生を生きる人間が受け取る以上、あらゆるフィクションは人間と人生についてのものにしかなりようがないのでは？
なので……
→　好きに書いたらええ！（勝手に「そうなる」し、そう受け取られる）
という回答もあるし、
→　だからこそデフォルメされた／理想化された「人間」と「人生」を書こう！
という回答もあると思います。当然これ以外にも。個人的にはある程度の手応えのある指針のほうが好ましいので、どちらかといえば後者に与します。

文フリ前日には科博の「大哺乳類展３」に行ったんですが、両親に連れてきてもらったキッズと、ハリモグラの上腕骨を見て「すっげえ……！」と声を上げるわれわれ（キッズではない）がともに同じくらい楽しめたのでいい展示だったと思います。

メギド72最新話に追いつき、追いついてよかったという気持ちの中にたしかに存在する、追いつきたくなかったよ（たすけて）という気持ちを発見しています。おれもこのように人間の心に痕を残したいよ。

当然ながら（？）いちばんやりたいのは、これぞと見込んだ勇士のみなさん+少数公募でのドラゴン百合アンソロジーなのですが、それはまあ、いつか出るかもしれないドラゴン百合単著の印税でやるべきですからね。

あと、スペース前で立ち話をするのが自分以外の購買機会を奪ってしまう感じがしてそわそわして苦手なので（自分以外がやっているのは全く気になりませんが）、来ていただいたほうが気が楽というのもありますね。怠惰すぎる。

文フリおつかれさまでした。お話ししていただいた方々、ありがとうございました。大変楽しかったです。根が単純なので、次はサークル参加してみようかな、という気になってきました。座れるし……。

混み合う科博の特別展を見ては「みんながこんなに科学に関心をもってくれて、おれ、嬉しいよ……！」と言っているし、混み合う文フリを見ては、「みんながこんなに文学に関心をもってくれて、おれ、嬉しいよ……！」と言っています。すみません、後者は嘘です。文フリに対しては、「人、多っ……！！」つってます。

ドラゴンアンソロジーの文字列を見かけて一周して戻ったら撤収していたが通販があったので救われた（三幕構成）

空港駅のホームでモノレールを待つキャリーを引いた人々に並んでウエストポーチ一つ抱えてケバブサンド（大盛）食ってたおれこそがいちばん文学だったのかもしれませんね……（実話怪談）

空港快速に乗ってしまったので文学を通り過ぎることに……

ほどよく文学になってきたしフリーになるか

名刺をおうちに全部忘れてきたことが判明し、朝からおしまいになっております……

十分に文学になったのちに、フリーになるか