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『1000×RESIST』クリアした……。これってマルチエンディングなのかな?

一度やってみたかったやつをやりました。文舵合評会の前に次の会の課題を終えるやつを……。7章の課題は書き直しだから楽できると思っていたんですが、ふつうに初回と同じ時間がかかった。

本編でも言及されていた気がしますが、日常で接する〈声〉で「カメラアイ」にいちばん近いのはニュース報道の文章(声)でしょうね。

文舵本編の解説に基づくと(※)、「遠隔型の作者」や「壁にとまったハエ」にも「類推」「判断」「価値判断」などは間接的・控えめにではあっても許されていて、ハエがあえて「壁にとまった“知性ある”ハエ」と呼ばれているのもそのためだと思うんですが、それらさえ徹底して排除した場合には「カメラアイ」になるのかなと思っています。このカメラアイにはおそらく「類推能力」や一般的な意味での「判断能力」、つまり知性は想定されていないので、比喩表現も使わない。とはいえ、あらゆるカメラにもその向こう側にはカメラを動かす/設置した誰かが想定でき、結果として何を/どのように/どれだけetc. 撮るのかという視点の「意図」は反映されるので、究極的な客観視点というのは理想の中にしかない、という今のところの理解です。

・p.127「登場人物について振るまいや発言から推測できることのみを話す」
・同「価値や判断は間接的にほのめかすことしかできない。」
ただ、ル=グウィン先生自身は例文の「セフリード姫」でここでいうところの「カメラアイ」をやっているとは思います。

文舵合評会(2回目)では、1回目のときの異常な重さ、濃密さみたいのは(良い悪いではなく)今のところ感じていなくて、なぜなのか考えた。
・2回目で慣れたから
・1回目より少人数の場合が多いから
・メンバーが固定されていないから
・参加者のパーソナリティの影響
・合評会の時間が(結果的に)短いから
とここまで考えて、いや合評会を終えた後に会と同じか数倍の時間「放課後」が行われていたからだな……、と思いました。それはそう。

あくまで「シチュエーション」なのでここから面白く話を広げられる感じはしないが……

文舵の参考に前回の自作を読み返しているがなかなか面白いしお気に入りだな

おれが死ぬときって黄金いろに光り輝く巨大なドラゴンが空から降りてきて「お前の苦労をずっと見てたぞ」「もう楽になれ」「(グオー)」って言ってくれるらしいです。

『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』には「じゃあ論証してみせろ」と思わせるのが強いアーギュメントという話があり、ハリウッド脚本術において「ログライン」に求められる条件と相同だと思いますが、それって雑でも嘘でもバズればいい、という価値観とどんだけ距離あんのとも思う。
これは、『まったく〜』で語られる強いアーギュメント(=論文)に対しても、ハリウッド脚本術で語られる強いログライン(=脚本)に対しても、等しく「どんだけ距離あんの」と思う、という話ですし、ベースラインではどちらも信用している、という前提があった上で言っています。

自作の「バトル・アクションが発生する舞台」リストに助けられています

カクヨム運営公式Discordサーバーとかあるんだ。魔界になってそう

胃が荒れすぎてアレイスター・クロウリーになった

おれの脳の形状に最適化して書かれているので非常にしっかり入ってくるな

とりゅう さんがブースト

『キャラクターからつくる物語創作再入門』を読みました。3
ただ、「嘘」と「真実」/「WANT」と「NEED」/ポジティブなアーク、フラットなアーク、ネガティブなアーク/3種類のネガティブなアーク(失望のアーク/転落のアーク/腐敗のアーク)といったタームを得られたのは良かったです。お陰で色々なものの見通しがよくなりました。
また、アークから考えることで、登場人物それぞれに物語(アーク)があることを意識しやすくなりそうなのもポイント。特にネガティブなアークをやりたい時は、本書を必ず読み返すべきでしょうね。
余談ですが、自作でいうと「竜と沈黙する銀河」(の主人公)はフラットなアーク、「狼を装う」(の主人公)はポジティブなアークですね。後者は明確に参照元の物語構造があるのですが、それはまたどこかで……。

とりゅう さんがブースト

『キャラクターからつくる物語創作再入門』を読みました。2
たとえば三幕構成におけるTPやMPはあくまでイベントなので、ネガティブでもポジティブでもない。具体的な内容もなんでもいい。構成は器であってその中味は自由――というのはシド・フィールドも書いていたはず。逆に言えば、パターンが多過ぎて探索しきれないし、当然そのパターンの中には一貫しないものや魅力的でないものも存在する。さらに言えば、構成は登場人物と分離できるので、ともすれば棒立ちの人物たちの前でただ出来事だけが起こる、となりうる。
だとすると、「登場人物を中心にした」「成功率の高い(成功した作品から逆算された)」構成のリストがあると便利ですよね。
つまりそれがキャラクターアーク、ということでしょう。
本書のあちこちでプロットとアークを別物のように扱っておきながら、四章においては、キャラクターアークと(サブ)プロットが可換であるように説明しているのも(一読してかなり混乱しました)、そういう事情ではないかと思います。
個人的な収穫としては、当初目指していたキャラクターアークの理解という意味ではさほど成果はなかったのが正直なところです。それは事実上「三幕構成」を理解してさえいれば足りるので。

とりゅう さんがブースト

『キャラクターからつくる物語創作再入門』を読みました。1
「キャラクターアーク」の理解のために読んだので、キャラクターアーク、プロット、構成それぞれの違いに気をつけて読みましたが、本書単独で整理するのは難しそう、という印象です。キャラクターアークと言いつつ、ほとんど三幕構成に沿って説明されるのも大変で、同著者の『ストラクチャーから書く小説再入門』を先に読むべきかもしれません。それでも腑分けは労力がいる。
以下、おれの理解をメモします。
プロット:「構成」を含むもっと広い概念で、構成よりもマクロの意味もミクロの意味も含む
(三幕)構成:ストーリー中で起きるイベントの性質とその提示順
キャラクターアーク:ストーリー中で登場人物がたどる軌跡=経験するイベントの構成
なので、構成はプロットに含まれるし、キャラクターアークは構成に含まれる。究極的にはどれもプロットであると言える。
ここで、構成から「キャラクターアーク」をわざわざ切り出す必要があるとすると、(三幕)構成にはいわば「色がない」からでしょう。

とりゅう さんがブースト

こう考えてみると、第一部の三幕構成もそういうものだし、えっもしかして全部そういうこと?! という遅まきながらの理解が訪れました。見事な構成だ……。
個人的には、以前読んだ同著者の『アウトラインから書く小説再入門 なぜ自由に書いたら行き詰まるのか?』(こちらのほうも「やることが多い……!」となった)よりも腑に落ちた気がしますが、いま読み返してみれば理解度が違うかもしれないです。あと『キャラクターからつくる~』もそのうち読もうと思います。おわり。

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