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とりゅう さんがブースト

ただ、正直言って途中までは、「シーン」を構成する6要素があり、それぞれにいくつかのパターンがあり、気をつけるところがあり……となると、結構しんどくなってきて、「向いてないかも……」と思っていました。
それが22章の「シーン構成のバリエーション」まで至ると、一気に展望が開けました。22章で語られるのは、これらのブロック、特にシークエル部分は極端に短かったり、省略したり、あるいは順番を入れ替えたりしてもよく、それによって要素(ブロック)が完全に揃った「シーン」とは異なる効果が狙える、ということでした。自由度が増す分さらに考えることが多くなりはするのですが、重要なのは、「要素を揃える」ことではなく、「(全要素の揃った完全な)「シーン」との距離を測る」ことなのではないか、という気づきがありました。
なので、いまの自分のスタンスは、「シーン」の要素は本著タイトルにおける「型」であり、それと比較することで、ぼんやりと思い浮かんでいる「シーン」を点検する、あるいは「シーン」が思いつかないときの取っかかりにする、という使い方をすべき、というものです。その意味ではタイトルの“「型」にはめれば”というのとはちょっと違いますね。

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『ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる』を読みました。うーんいい本! 今日は前半部(fedibird.com/web/statuses/1124
第一部「ストーリーの構成」の三幕構成は、おおむね理解できており、第三部もさらに詳しい類書が出ているので(文舵とか。とはいえ本著も簡潔に重要なことがまとまっていて良い。)、自分にとっては第二部が白眉でした。
第二部は、「シーン」をアクションを描く“シーン”とリアクションを描く“シークエル”に分割し、さらにそれぞれを「ゴール」「葛藤」「災難」と「リアクション」「ジレンマ」「決断」のブロックに分割し、それぞれの機能を解説していく、という構成です。自分にとって画期的だったのはこの“シークエル”でした。
特に心当たりがあったのは、“経験の浅い書き手の中には、リアクション描写が抜けていることに本人が気付いていないケースがよく見られます。(中略)人物の気持ちになりきって書いているうちに、読者も同じ気持ちだろうと思い込んでしまうのです。”という箇所。現在進行形で指摘されることが多いです。

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あと良かったところとしては、「解決」と「エンディング」にしっかり筆を割いているところですね。映画脚本は小説よりもシンプルだし、尺が決まっているのと、近年はどんどん第三幕が短くなっているのもあってなのか、あまりクライマックス以降の第三幕について解説しないことが多い印象があるので。とはいえ、映画よりも複雑なプロットを持つことが多い小説にとっては、ここは肝だと思います。
PART2の「シーン」についてはざっと見た感じで未知の部分が多そうなので、今後も楽しみです。

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いただいておいて積んでいた(そういう本が沢山あり、申し訳ないと思っています)『ストラクチャーから書く小説再入門』をPART1の三幕構成解説まで読みました。
オタク的にはトリビアルな疑念が何点か浮かびましたが、非常に簡潔でわかりやすい三幕構成の解説書で嬉しいですね。当然と言えばそうでしょうが、小説用の調整が考えられているのも嬉しい。個人的には、これもトリビアルな話になりますが、インサイティング・インシデントとキイ・インシデントを明快に(分けた)解説が好ましいです。自分では長い間ぼんやりしていた部分だったので。
以下、トリビアルな疑念の具体例です。
・ターニングポイント(本著ではプロットポイント)の位置は各幕「中」ではなく「前」なのでは?(第1TPは第2幕前・第2TPは第3幕前)
・セントラル・クエスチョン(本著ではドラマチック・クエスチョン)の提示は原則キイ・インシデントにおいてじゃなかった? 文章構成の都合かもしれませんが、本著だとかなり前で提示するのを前提にして見えました。それとも事前に提示して「明確化」がキイ・インシデントという意図かな。
・「まとめ」の中にそこまでで出てない話が入っていることがあるような気が……。

自分の創作指南本読書メモ、読み返すと非常に役に立つのですが、mastodonで放言しているだけだからすぐに見失ってしまうので、ちゃんと整理してまとめておこう、と思いました。

逆に()言えばロジックさえつながれば超いいシーンとシチュエーションを並べ放題ってことだからチャンスだな

実質的に「いい感じにロジックをつなげる」としか書いていない箇所が100個ある

書きたいシーン・シチュエーション提出担当者(おれ)から交替したロジック担当者(おれ)、尻拭いする身にもなれとブチギレ、取っ組み合いの喧嘩に発展(ニュース速報)

逆に向こうから頼まれるくらいのプレゼンスを得ればええか(ポジティブ)

ショック! 舵取りに夢中になっていて龍肉食の申し込みをするのを忘れていた!

青茅は紀ノ川青葉と檜沢千茅のカップリングです。

『1000×RESIST』5章までプレイした。最初からわかってたんですがすごい百合で、カップリングでいうと青茅かもしれません。

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あの、ゲームブックの迷宮を妄想で増殖させていた子がのちに書いた迷宮妄想SF短編も読んでください……(明日30日水曜18時まで無料です!)

灰都とおり「迷宮妄想のアーキテクチャ」|anon press
note.com/anon_press/n/n1abede6

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『火吹山の魔法使い』という地下迷宮探検ゲームブックの聖典があり、小学生のわたしは当然マッピングするんですが、そのうち地図に独自情報をどんどん追加するようになり、やがて独自情報を本そのものへフィードバックして「公式化」させる、という流れです

もしかして「セフリード姫」×6を対象にして合評会をするとめちゃくちゃ勉強になるんではないか?

ル・グウィン先生のマジで体幹の強すぎる例文でも読み返しながら寝るか

京フェスで「竜と沈黙する銀河」が竜の安楽殺から始まるのは映画『サラブレッド』の影響だという話をするのを忘れていた。みんな大好きアニャとHOTDのオリヴィア・クックが主演の百合サスペンスで凄いぞ!

『1000×RESIST』を毎日1章ずつ進めています。(近況)

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