⚪︎アン
・ソフィアの暮らす屋敷に雇われたハウスメイド。癖のある茶髪にそばかすが目立つ明るい少女。貴族の家で暮らす教育は一通り受けているため所作等は丁寧。
・宝石人形について詳しい知識を持たないため、ソフィアにも普通の少女に接するのと同じように接するが、それがソフィアにどう受け止められているのかまでは気が回っていない。

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【人物:宝石人形】
⚪︎ソフィア
・宝石人形として引き取られた妾の子。黒髪黒目の色白で神秘的な美しさを持つ少女。
・宝石人形用に用意された屋敷で静かに暮らしている。性格は温厚で心優しいが、その実全てを諦めてしまっているだけである。
・宝石人形になって一月経った頃にメイドのアンと出会う。年の近い彼女と友情を育むが、同時にどうしようもない葛藤を抱くことになる。

宵待月/花蘇芳  
──今日、私は見知らぬ誰かの元へ嫁に行く。 一人の娘が輿入れのために列車に乗るだけの話。 『華散雪』 https://xfolio.jp/system/recaptcha?creator_code=Suo_ltts&portfolio_path=/portfolio/Suo_ltts...

【人物:宝石人形】
⚪︎ミスター・フォックス
・宝石人形候補を中心に子供達を売り捌く奴隷商。成人男性だが、常に顔の上半分を狐の面で隠しており、年齢本名共に不詳。長い赤茶の髪をポニーテールにしている。
・子供達には大変紳士的で、礼儀正しく敬語で接するが、彼等のことは商品としか思っていないため情をかけることはない。また、子供達が脱走した場合は彼による『躾』が待っている。
・彼が扱う子供達は質が良いと評判で、オークションでは大人気である。
・エイミー、ティナ(ティナにとっては二人目の奴隷商にあたる)、パット、ジェシカは彼に買われて売られた。

【人物:宝石人形】
⚪︎ジェシカ
・宝石人形としてとある貴族に買われた少女。母親は娼婦で、商売の邪魔だからと彼女の客だったブローカーに売られた(ブローカーは父ではない)。
・茶髪に赤みを帯びた瞳を持つ可愛らしい容姿をしている。渡された宝石はガーネット。
・母の生き方を見て育ったため、自分は人に使われる生き物だという価値観がある。そのため買われて後もどこか厭世的に静かに生きていたが、ある日クオンと名乗る郵便屋の少年と知り合い、彼との交流を日々の支えにするようになる。

⚪ヒューゴ
・トリア鉱山第16採掘場に新しく配属された青年。19歳。元商家の息子。金髪碧眼。
・性格はおっとりとしており、明らかに大事に育てられてきた良家の坊ちゃん。宝石にまつわることには詳しい。
・両親が詐欺に巻き込まれて家が没落し、借金返済のために鉱山で働くことになった。
・パットとは入山した初日に知り合い、とある出来事を経てから一緒に過ごすようになる。

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【人物:宝石人形】
⚪︎パット
・トリア鉱山第16採掘場で働く少年。15歳。元奴隷。茶髪に濃茶の瞳。
・死んだ両親の借金を背負わされて放り込まれたため、稼ぎの8割が返済のために天引きされている。
・人生全て自己責任がモットー。地頭が良く、周りを見てすぐに宝石病から身を守る方法を学んだ。以来ずる賢く立ち回り続け、少ない物資や廃棄された鉄板などから自作の防具を作成し、今まで生き延びている。

エイミーとティナ、買われた初日の夜の会話。

「少しずつ体が宝石になっちゃうって何……!? そんなの、死ねって言われてるのと同じようなものじゃない! ひどすぎるよ……!」
「……うん。でも、いいの。だって私が宝石人形になったら、お母さんも妹達も楽に生きていけるんだもの」
「だからってアンタが犠牲になることないよ! ねぇ、どうにかできないか考えよう? 今晩だったら逃げられるかも……」
「いいの。本当に、いいんだよ。ありがとう、ティナちゃん」
「エイミー……」
「……ね、今日はこのまま一緒に寝てくれる? 本当はね、ちょっとだけ……怖いから」
「当たり前でしょ。アンタがこのお屋敷にいる限り、アタシはアンタと一緒にいるわよ」

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⚪ティナ
・エイミーと共に買われた少女。
・黒髪黒目の少し凛々しい顔立ち。性格も勝ち気だが、主人に逆らえば折檻されることは分かっているため基本は大人しい。
・生まれてすぐに親に捨てられた孤児。孤児院で貧しくも賑やかに暮らしていたが、経営が厳しく立ち行かなくなり、他の子供達と一緒に売りに出された。
・エイミーの境遇にはひどく同情しており、宝石人形の実態を知ってからはどうにか助けようとするが全て失敗に終わる。

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【人物:宝石人形】
⚪エイミー
・宝石人形としてとある貴族に買われた少女。与えられた宝石はトパーズ。
・金髪に白い肌、淡い緑の瞳を持つ可憐な容姿。性格は内向的で、自己主張が得意ではない。
・昨年の冬に住んでいた村で流行病が流行。稼ぎ頭だった父が亡くなり、食うに困った母により売りに出された。弟と妹がいる。
・自分が売られたことはちゃんと理解しており、悲しくはあるが、それよりも家族の役に立てるならと健気に考えている。
・一緒に買われた使用人のティナには心を開いている。

【設定】
⚪︎宝石病
・数百年前に突如発生した呪い。人々に分かりやすくするために病と称されているが、医術による解決は不可能と世界中の医者から匙を投げられている。
・トリア鉱山から産出された宝石(原石含む)を身に付けた場合に発現する。ごく短時間であれば問題ないとも言われているが、個人差があり信憑性は薄い。衣類越しでも発現するため、防ぐには鋼鉄の甲冑や籠手等で身を守る必要がある。
・呪いの効果として、宝石を身に付けた者の四肢の末端から少しずつその宝石に変えていく。純度は本人の精神状態に因る。
・宝石化が内臓まで至るとひどい激痛を伴い、何も処置しなければ痛みで発狂してしまう。心臓まで宝石化が進むと残っていた部位も一気に宝石となり、死に至る。また、宝石化の原因となった宝石は、呪いの対象が死ぬと同時に砕け散る。
・宝石病を発現し、貴族によって飼われている者のことを『宝石人形』と呼ぶ。
・上記の背景から、鉱山労働者は罪人か奴隷か食い扶持に困った者がついており、死亡率は著しく高い。彼等が宝石化した場合は最低限の世話しかされないため、そのほとんどは違法薬物で廃人となるか発狂して精神を損なったまま宝石となり、クズ石として二束三文で量り売りされる。

⚪宝石人形(2/2)
・最も純度の高い人工宝石は「宝石となることに恐怖を抱かず、自ら望んで身を差し出した者」である。そうして出来上がった宝石は天然物に劣ることがないとされ、敬意を込めて「デミ・ナチュラル」と呼ばれている。
・ドールから生まれた宝石は呪いを持たないが、宝石に変質している間のドールに直接触れると呪いが感染してしまう。そのため、ドール候補が買われる時は世話役としてもう一人年の近い子供が買われることが多い。これはドールの精神安定を図るためでもある。
・過去、二種類の宝石を身につけさせることで新しい人工宝石が生まれるのでは無いかと実験された時期があった。しかしどの宝石同士でも宝石が共鳴し、装着したドールの体を一瞬で宝石化しドールごと霧散。その粉末に触れたもの全員に呪いを拡散させるという悲惨な結末を迎えたため、現在は禁則事項としてドールを購入する際の注意事項に付け加えられている。

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⚪︎宝石人形(1/2)
・通称「ドール」。その大半が奴隷市場から買われた見目の良い少年少女達。あまり精神が成長していないものが望ましいとされているため、年齢は10~13歳程度のことが多い。稀にハイティーンや成人済の女性が人形に成ることもある。
・彼等は常にその身に天然物の宝石を身に付ける。手足が動くうちは飾り立てられて社交の場で見せ物とされる(お披露目会)。やがて手足が宝石に変質して動けなくなると、厳重に隔離された一室で人工宝石(イミテーション)となるまで管理される。全身が宝石に変わるまでの期間には個体差があるが、おおよそ半年~1年で変質は終わり、最後は砕かれて一片の宝石となり、主人の身を飾る。そこまで含めての『宝石人形」である。
・変質する際、死への恐怖や内臓や神経が宝石化する苦しみといった負の感情をドールが抱くと宝石に濁りが生じ、等級が落ちる。そのため大抵は変質が内臓に達する前に薬漬けにして意識と痛覚を曖昧にするなど、価値を下げないための工夫が必要となる。

少しずつアカウント整備を進めていくぞ :blobcatpnd_tokenemu:

Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。