会津の方がいらしたらブロックされちゃうかもなのですが、飯盛山の白虎隊関連の遺構はあまり行かなかった。手は合わせましたが。自刃の地などはサーッと回るにとどめました。上の人達の判断によって命を落とした若者を礼賛するようなところにはどのように向き合ったら良いのかわからない。心からお気の毒だとは思っています。
ドイツ語の碑があって、白虎隊の話を聞いて感銘を受けたドイツの偉い人の碑らしい。ユーゲントって書いてあるね…と子供が言っていた(わたしはドイツ語が全くわからない)
おれはゴールデンカムイが大好きだったから、職業ライターの時も、個人的にも、いろいろ調べて文章を書いたから、少なくとも作品そのものに関してはちょっとは詳しいと言うよ。
その上で、
政治的には全く賛同できないけど
エンタメとしては
過去の映画のオマージュや画力をフル活用したアクション、現実の要素を繋ぎ合わせてカタルシスを作る構成力、女性の性消費を拒む矜持、(アシリパさんを性消費したら容赦しねえ、とはそれは野田サトルが言っていた)(反面、男性消費があるじゃんという批判は強くあり)
26巻の札幌ビール工場の、大人数のバトルの画面転換はアレは一巻丸ごとで本当に見事でねえ。。あんなに人数出して各バトルの駆け引きとシーンを絶妙に交錯させてダレさせない、素晴らしい時間のコントロール
なんで売れちゃったんだよ〜ってのがすごいあるかな。。チャンピオンREDとかの尖った漫画雑誌でサブカルサブカルしときゃよかったのに
面白いのは別として、文化搾取はしているので。間違いなく。その批判は完全に別。
ゴールデンカムイについては「マンガにジャーナリズム背負わせんのやめろよ」とゆーのはあってさあ。
あれは本来、バカのB級グロアクションであって、「エンタメ面白」側のものなんですわねえ。
だけど、アイヌについてジャーナリズムが完全な沈黙を貫いていたから、うっかり「大和でちゃんと取材をしたアイヌ物語」に「されてしまった」。
ゴールデンカムイはアメリカの古い西部劇を北海道でやりたかった作品で(作品キャッチコピーも『闇鍋ウエスタン』なんですよ)、
批判についても、アメリカの先住民と同じ批判を受けるのは当然の作品なんです(話しが展開したのち、司馬遼太郎的な軍国が顔を見せたのはまた違う批判)
でも、本邦、ゴールデンカムイが出るまで、ジャーナリズムも文学〜サブカルチャーも水面下で静かに息をしていて、どんどん消されて行ったわけで。
1986年には当時の首相(中曽根康弘)が「単一民族発言」、、「日本に少数民族はいない」というほど、日本・・・大和中でのアイヌの知名度は下がっていて。
単なるバカアクション西部劇としてしかるべき批判があったはずなのに、日本のアイヌの知名度を左右する作品に「されちゃった」のは、それはジャーナリズムのせいじゃねーのかい
ゴールデンカムイ、
北海道で教育があった人が「とっかかりとしてもダメ」というのを見たけど、
オレのよーな関東生まれの登校拒否児は、本当に本当にアイヌのことを知ることができなかったので、あそこから本を積んで調べることはできた、というのは、とても個人的なケースとしてご報告したい。
むしろ本を積めば積むほど「ダメだ。。」という気持ちは強くなる。「エンタメとして面白いこと」と「差別を正しく伝えること」は両立できないもんだな、と思う。
そら、エンタメとしたらアシリパさんが強いアイヌで杉元と仲がいい方が面白いに決まってるし、周囲の荒くれ者たちがビタイチアイヌ差別をしない方が気持ちいい(芸者の子の尾形を「山犬」と揶揄する鯉登がアイヌのアシリパさんに優しいなんてあり得ない)。
ただ、野田サトルは個人的に何百万もアイヌの資料を買い集めたり、超少数民族や消滅寸前の言語話者に直接取材をしてそれをエンタメにしたんスね。それは文化搾取なんだけど。
それでも、「ゴールデンカムイがきっかけでアイヌが教科書に載るようになりました」みたいな国では
ベターの下の下、ではあるけど、それでもきっかけになりました、という人間はおりました、というご報告、です。
難病の皆さん、それぞれ大変そうだな。。。
IBDも軽症から寛解を維持できる人もいれば、重度の再燃を繰り返す人まで症状の幅が広いから、その分「IBD患者はこうだ」っていう決めつけや偏見も多いし、安倍が典型的な症例だと思ったら間違いだし。
未承認薬でもなんでもすぐに手に入って、生活に困ったり仕事を失ったりする心配のない立場にいた安倍が、医療費補助制度の改悪や治験制度の問題を放置して、難病患者が生活したり働きやすくしたりするような政策はほぼ何もせずに、逆に自己負担額を増額したり、認定基準を引き上げたりした上に、「生活や仕事に大きな支障はない」とか、「なんかあると仕事にすぐ穴を開ける」とか、「再燃してもすぐに寛解する」とか、「食事制限もしなくて良い」みたいな、多くの患者にとって不利でしかないイメージだけを世の中に印象付けてしまった。
もちろん軽症の人もいるけど、食事制限したり、気軽に温泉や銭湯にも入れなかったり、旅行にも行けなかったり、長期入院したり、合併症に苦しんだり、結婚も諦めざるをえなかったり、仕事や家族も失って一人で貧困と病気と孤独の三重苦に苦しんでたりと、様々な人がいるということを世間に知らしめたり、職場で不当な扱いをされない為の法整備を行う責務が政治家としてあったろうに、結局自分の責任逃れのために利用しただけだった。
ピュー研究所が2023年と2024年に調査した世界27か国における「中絶は合法であるべきか」の国民賛否の結果。日本は81%が合法であるべきと答えていて、ヨーロッパとほぼ同水準なのですが、国の実態としては安全な中絶医療にアクセスしづらい状況が慢性化していて…。やはり政府と医療界の家父長制が根深すぎる…
https://www.pewresearch.org/short-reads/2024/05/15/support-for-legal-abortion-is-widespread-in-many-countries-especially-in-europe/
"そんな拓巳さんの様子は、入隊から少したつと変わり始めた。入隊9カ月後、「眠れない」などの体調不良を訴えるようになった。何かがおかしい。月1回程度の頻度で帰ってきた拓巳さんに詳細を尋ねると、特定の先輩から繰り返し「死ね」と言われたり、理不尽に腕立て伏せを強要されたりしていると漏らした。"
"拓巳さんは次第に「自衛隊を辞めたい」と繰り返すようになった。五月さんは12年夏、駐屯地に赴き「息子を辞めさせてほしい」と訴えたが、上司から「運転免許を取るまで待ってほしい」「きちんと管理する」と言われ、五月さんはその言葉を信じた。"
"だが、拓巳さんはその3カ月後、19歳で、駐屯地の寮で自ら命を絶った。"
"五月さんときょうだい3人は20年4月、自殺は陸自がいじめに対応しなかったのが原因として、国に慰謝料など損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こした。訴訟代理人の佐藤博文弁護士(札幌)は「典型的な退職妨害ハラスメント。すぐに辞めていれば最悪の事態は避けられた」。"
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1004883/
今日の報道特集で一般大学からの自衛隊幹部候補生が出てたんだけど、きっかけがアニメだとか嫌になったらやめたらいいよ(それぞれ別の人。後者は一般大学じゃなくて防大なのかな?うろ覚え)と親に言われて来たとか言ってたけど、アニメもプロパガンダだなぁってのと、自衛隊は一般企業や他の公務員と違ってスッパリやめられないし、何なら退職を妨害されるんだぞ?本当に入って良かった?後悔しない??死ぬなよ??ってなった
「岩波、朝日、NHK」は、かつて良心的なメディアの代表格として認識されていました。
しかし、そうした中央の大きいメディアから離れて発信する人たち(南彰さん、ウネリウネラ、生活ニュースコモンズなど)が近年増えています。
世界各地で起きる戦争や混乱に心を痛める相談者に
「そんなに心配なさっているのなら実際に戦場に出向いて最前線で戦ってくればいいのにな」
という冷笑で回答した、今回の件でもあらわになったように、
いまの大きなメディアには
「勝っている」側(権力のある側)の用意した流れにのらずに、社会で起きている問題について読者とともに地道に考え、おかしなことが起きているときは声をあげる、
という本来は報道人にとって当たり前だった「良心」をもったひとの居場所がほとんど存在しないようです。
岩波をやめた熊谷伸一郎さんが地平社をつくり、
南彰さん(現琉球新報、元朝日)、長井暁さん(元NHK)、東海林智さん(現毎日)がそこから本を出したこと、
地平社が月刊誌を、いまの社会で起きている問題に正面から取り組む書き手たちともに出すと決めたこと、
こうしたことは今のメディアの状況からいって、必然だったと思わざるを得ません。
NHKのこのドキュメンタリー、いい番組だとは思ったのだけれど、困難に立ち向かい続ける男のドキュメンタリーは作られても、困難に立ち向かい続ける女のドキュメンタリーが作られないのはなぜか、とは思いました。
女にはその役割は期待されていないからだとはわかっていますが、そこはずいぶんもやりました。
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024051229102?playlist_id=1f6b8b65-160a-4b18-9d3b-0456ba21a0ce
成長の見込みがない人間。自称アマチュアアーティスト。シス男性・パンセクシャル
いてもいなくても世の中変わらない存在。共存共栄こそ、人類が生き残るための唯一の道。
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