Twitterからマストドンへ来た、新規・久々ログインの方へ
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昨今のTwitterの状況に不安感が広がっているところへ、マストドンの近況を報告する投稿をしたところ、たくさんの方にリツイート・お気に入りしていただきました。
フォローアップを何もしていなかったので、少し私の思うところを補足しておきます。
(少しと言いつつ、長いのであらかじめご了承ください……)
Mastodonは、ローカルタイムラインという仕組みがあり、誰もフォローしていない初期状態でも、そのサーバに属しているユーザーの投稿に触れることができます。
連合タイムラインでは、他のサーバの投稿も含めた、膨大な投稿が流れています。ここを普段から直接見続けるのは難しいかと思いますが、全体の勢いがわかって面白いかと思います。
このローカルや連合タイムラインから、気になった投稿にお気に入りやブーストなどのリアクションをしたり、面白そうなユーザーをフォローすることで自分のホームタイムラインに引き込んで自分だけのタイムラインを構築してみてください。
Mastodonには、招待URLを発行する機能があります。
サーバによって事情は異なりますが、許可されている場合はユーザー設定のメニューのこのへんにあります。(添付画像参照)
招待URLを使って登録した場合、招待者をフォローした状態でスタートしてもらうことができます。
「登録したら私をフォローして」とお願いせずに、すぐにご案内できるようになりますので、ご活用ください。
その人が登録したら、フォロー通知が来るので、わかりやすいというのもあります。
アプリを経由しない導線なので、ブラウザだけで登録を済ませられるというメリットもあります。(デメリットになりますが)
いいかいみんな、相性の悪い人とは距離をとるんだ。ブロックがお勧めだ。
Mastodonのブロックは、相手をいないものとして扱う。こちらも見えないし、相手からも見えない。
違うアカウントからはみえるよ? でも決して見に行っちゃいけないよ。忘れるんだ。
お付き合いでフォローしつづけるのはやめるんだ。合わないと思った人はブロックして、そのまま解除しないこと。
いつも気の良いやつなのに、不機嫌な話題に夢中になっていたら、ミュートする。
Mastodonのミュートは、ミュート期間を指定できる。自動解除されるから、6時間とか1日を指定しておくといい。
嫌いにならずに済ますことが大事だ。
フォローしている人のブーストが合わなかったら、その人のブーストだけを隠すことができる。
ブーストを隠してみて、それでもダメならさよならだ。ブロックしよう。
フォローは好きにしていいが、フォロワーには気をつけよう。
フォロー承認制にして、承認する相手を選んだ方がいい。
フォロワー限定で投稿しても、見せたくない相手が含まれているのでは意味がない。
その上で、公開とフォロワー限定を使い分けよう。
Twitter利用者のMastodonへの流入ですが、主にMastodon公式アプリで新規アカウントを作成する際に選択するサーバリストにより、国内ではmstdn.jp、fedibird.com、vocalodon.netが候補に表示されるため、そこから選ばれることがほとんどです。
これは、MastodonひいてはFediverseに不慣れな人をひとまず受け入れる入口として設定されているものです。
mstdn.jpはカオスすぎる!
fedibird.comは汎用すぎる!
vocalodon.netはボカロ専門!
ということで、ここからが、どちらさまも本番ということになります。
Mastodonはわかったが、ミスマッチがある、より自分にあった場所を探している人をみつけて、情報を交換し、声をかけあって、いろんなサーバに誘導しましょう。
サーバーの情報源はいろいろありますが、まずは #サーバー紹介 というハッシュタグを辿ることをお勧めします。
これは、自薦・他薦のいずれもありますが、SNSの投稿による情報ですから生きた情報で、情報の鮮度が判断しやすく、踏み込んだ情報が得られます。
#fedibird にはローカルタイムラインがないので、どんな人が登録しているか全然みえないし、気付きもしないっていう特徴がある。
だから、荒れてるとか、特定傾向の人が多いとか、考えなくて済む。
でも、連合タイムラインにはみんなと混ざって表示されるし、
連合タイムラインはfedibird.comの人たちがフォローした相手が相当な割合で含まれるので、もちろん影響を受けている。
いくつかのリレーに参加しているので、まったく誰もフォローしていない投稿も表示されるし、公開の投稿をすれば他のサーバにも流れていく。
分厚い連合の流れがあって、その中から購読する。
キーワードやハッシュタグでみつけてもいいし、サーバー単位で購読してもいい。
公開で投稿すれば遠くまで届きやすく、公開範囲を絞れば静かな空間を維持できる。
Fedibirdは、連合するFediverseに参加するタイプのサーバ。
#fedibird フォローの代わりに、アカウント購読を試してみませんか?
アカウント購読はフォローと似ていますが、以下の点が異なります。
* 購読は相手に通知されません
* 購読していることは、相手が知ることはできません
* 連合タイムラインに流れている、公開投稿だけを受け取ります
* フォローに承認が必要なアカウントを、承認不要で購読できます
* 購読を解除しても相手に通知されません
* 何を購読しているか、いくつ購読しているか、他の人に見えません
* 購読者へは配送が不要のため、サーバとネットワークの負荷が軽い
このことにより、
* フォローにともなう、相互関係・人間関係への配慮が不要です
* 未収載・フォロワーのみなど、相手が積極的に公開していない投稿を目にせずに済みます
* 承認が必要なアカウントを無理にフォローしなくて済むので、お互い楽に運用できます
* サーバやネットワークにあまり負荷をかけずに済むため、遠慮なく購読を増やせます
お薦めの使い方
* 最初は購読で始め、関係が深まったらフォローに移行する
* 興味を持ったら、まずは購読して、あとで整理する
#fedibird #fedibird_info 検索よけ設定について
Fedibirdには、検索されたくない投稿であることを明示する機能が搭載されています。
これは、検索してもOK、みんなに読んで欲しい! という設定と表裏一体のものです。
投稿単位で、誰が投稿を検索してもよいか、範囲が明示されます。
この設定は、現在のところ、Fedibirdの独自機能です。
明示した検索範囲を守っているのはFedibirdだけです。
この状態でしばらく試験運用してきましたが、仕組みとしてはこれでいいかな、と思うに至りました。
今後は、他の検索機能をもつFediverseのサーバや検索サービスに、この表明を受け入れ協力してもらえるよう、働きかけていきたいと思っています。
このやり方が受け入れられれば、なにより投稿者が窮屈な思いをせずに済みますし、
検索したい人、されたい人にもより有益な環境を提供できます。
現在、無制限に検索対象とされている投稿も、先方で配慮されるようになります。
検索提供者に文句を言う必要もなく、また検索提供者も役立つサービスを提供しているという自信を持って堂々と運営できるようになると考えています。 [参照]
さきほどのDMの話とも関連しますが、
フォロワー限定の投稿を安心して運用するために、フォロワーはよく選んで下さい。
特に、FollowBotやGhost、素性の怪しいアカウントに注意してください。
FollowBotやGhostは、あなたをフォローして投稿を集めます。
この時、公開している投稿だけを収集するのであればまだいいのですが、フォロワー限定の投稿も一緒に収集しています。
一見するとBot自体は無害に見えるかもしれませんが、受け取ったサーバ側で悪用されることもあります。Botの所属サーバも判断材料です。
素性の怪しいアカウントは、身分を隠したストーカーかもしれませんし、保護者や学校の先生かもしれませんし、国家の捜査機関かもしれません。
FedibirdではBotフラグのついたアカウントはフォローリクエストになってワンクッション入りますが、Botが必ずBotフラグをつけているとは限りません。
全部公開で投稿するつもりの人はあまり気にする必要はないですが、肝心なときにフォロワー限定が機能しなくなることは留意しておきましょう。
猫好き。サッカーと音楽と心理学精神医学あと諸々。大宮サポ。Sigur Rós、スピッツ、ミスチル。
psychiatrist/訳書『愛着と精神療法』ほか。