「ハーフ」の私が受けてきたマイクロアグレッションの数々。MeToo運動とかジャニー氏糾弾している性的犯罪の被害者らや伊藤詩織さんとかの勇気を見ると、自分がずーっと我慢してきたことの病理に気づく。日本でもアメリカでも受けてきた。日本で受けた1番酷いのは、慶應大学の先輩女性。社会人の彼女からある日電話があり、「フランス人の婚約者がいるけれど、混血の子供を産むべきか産まないべきか二人で迷っている。貴女は産まれて来て良かったと思うか」って聞かれたこと。私は当時高校生。この非常識な女性は父の慶應大学でのスペイン語講座の履修生で、うちに新年会できたことがあり、一回しか会ったことがないのに、上記のような質問をしてもOKだと思ったらしい。
米国では、ハーバードの大学院寮初日、自己紹介セッションで「スペインと日本のミックスです」って言ったら、みんな一斉に乗り出して私の顔をシゲシゲと眺めてた。「アメリカって全然人種のるつぼじゃないんだ」とびっくり。意地悪な慶應大学の先生が、私がハーバード進学することをやっかんでか、「貴女なんて米国に言ったら、エキゾチックでもなんでもなく普通で誰も特別扱いしない」って言われてたけど、実情は違った。笑。
これは酷いなあ。この学校はどこ?日本の学校はどこもこんな感じなのでしょうか?政治的な発言も投票に行くのも危険思想だって先生が教えてるに等しい。これではまるで、中国とか権威主義体制下の小学校。
以下は記事から引用。
僕は当時小学4年生で、休み時間に『大阪市が廃止されたら市民サービスがなくなるから困る』とか『消費税って、ない方が生活しやすいよね』みたいな話を少ししただけで、先生に怒られたんです。『そういう一方的な話をしたら、他の意見が尊重されへん』とか言われて」
「政治の話を喋ったらいけないのなら、新聞を書いてみんなに広めていこう」と考えた川中さんは、6年生のときに新聞委員会に所属。しかし、「選挙に行こう」と書いただけで、「政治的発言に当たるから」と校内掲示してもらえなかったという悔しい思いも経験している。 https://news.yahoo.co.jp/articles/efc1cd8c73f91a0a26059b670a44b396e83d2fcc?page=2
良い歳をして、こんな経験を話すのも変だけど、まだ若くて、同じような思いをしている人に、「ここにもいるよ。ちゃんと生きて、そんなに悪くない人生を送れてるよ。大丈夫だよ。」って伝えたい。嫌なことが消える訳ではないけれど、仲間がいると思うと人間はちょっ楽になるから。
そうだ、子供の私が頑張れたのは、住み込みのお手伝いさんだった、「かをるさん」のおかげ。とっても優しくて、いつも「マルガちゃんが世界で一番頭が良くて、可愛い」って本気で言ってくれてた。心の中の頑張れるコアを彼女が支えてくれたのかもしれない。
小学校では、大人しい「しのぶちゃん」と二人で、誰もこない階段の隅っこでおしゃべりするのが憩いだった。小学生の時から、妹を親から守る責任も出てきたりして、そういうことも自暴自棄にならない一因だったかもしれない。
かをるさんとしのぶちゃんに会いたい。命の恩人。
このほかにもいっぱいいるんです、命の恩人。この人たちのことを考えると心が暖かくなり、目頭が熱くなります。「あるがとう」って。
ほんと、自分が今まで耐えてきたことの全てがイヤ。東京育ちの「ハーフ」の私は、インターナショナル・スクールの幼稚園と小学一年生を経て、私立のエレベーター校の小学校へ。名前が外国の名前だし、学校中の生徒が休み時間に私を眺めにやって来て、教室から出て、お手洗いにいくこともできなかった。担任の先生は気がついてたそうだけれど放置。耐えきれなくなった6歳の私が「バカ〜」って絶叫し、その話を聞いた上流家庭の親御さんが、どんな馬の骨が自分の大切な子供の学校に入ってきたのか、とクレームがあったらしい。朝礼の体操もやったことのない私は戸惑うことばかり。後ろの男の子らから、「外人ダメじゃん」とか「女のくせに毛が濃い」とか言われ、毎朝お腹が痛くなるように。それでも親も先生も誰も助けてくれなかった。お腹が痛くなるのはそれからも何年も続いたけれど、ある日、盲腸の手術をして、父から、「もう盲腸を取ったから、2度とお腹が痛いと言わないよう」諭された。
普段は考えないで暮らしてるけど、こういう記事を見かけると、よくも自殺したり、グレたりせずに、生きてこれたなあ、と感慨深い。
良い友人らに恵まれたお陰だと思う。
ジャニー氏の被害者の中には90年代から、性被害を訴えてる人(北公次氏)がいたけれど、BBCが取り上げ、日本の恥部として糾弾したことで、多くの被害者が声をあげるようになった。性被害とか精神的ダメージの大きい被害は、被害者が耐えること、あるいは記憶に封印することによって対処するケースが多い。毒親による被害もそう。でも進行の遅い精神性癌のように人生を虫喰いにする。少しずつだけど、被害者の味方をする人たちが増えているのが救い。
しかし、日本のテレビ局と大手新聞のゲスさには呆れる。ジャニー氏の性犯罪の共犯として糾弾されるべき。
今日は、アメリカの大の仲良しの友人2人のお誕生日。2人とも随分と遠くに住んでいて、なかなか会えない。シングルの友人にはお花、子持ちの友人にはマカロンを送った。2人とも大袈裟なくらい猛烈に喜んでくれて、とっても嬉しい。2人とも、私の気持ちを喜んでくれているので、離れていても、心が通じていることが嬉しい。
こういう風にとっても喜んでくれる友人らを大切にしていきたいと思う。
日本でもスラップ訴訟が増えているようだから、ちゃんと対処方法も考えたほうが良いし、市民が連帯して、言論の自由を守ることが大切。
https://www.slapp.jp
大学生の時、一回り以上くらい歳の離れた政治ゴロみたいな男の人と恋に落ちた。名家の生まれだったけれど、とても複雑な生い立ち。本妻である母親になかなか子供ができず、父親はお妾さんの女性画家に3人子供を産ませ、本妻が引き取って育ててたら、ぽっこりやっと生まれたのが、宏吉さん。お兄さんたちはそれぞれみんな才能に恵まれていたのに、宏ちゃんはダメ。自民党の女性議員の議員秘書をして、「自分党総裁の〇〇です。」なんてやってた。
うちの近所に住んでいて、近所のコーヒー屋さんの常連で、そこで出会った。政治に興味のあった私は、何回か誘われて、一緒に飲みに行ったりしたんだけど、背は私より低いし、顔もタイプじゃないし、全然、警戒していなかった。
ところが、ある日、飲みに行ってたところで、カラオケでこの歌(酒と泪と男と女)を歌ってた彼のマイクを持つ小さな手をみて、「カワイイ」って思った自分に「マズイ」って思った時には時すでに遅し。
https://www.youtube.com/watch?v=Uxy9Keo_KVc&list=RDxQeEOoKhIqg&index=4
おおっ、本領発揮するか。その時の為に今辛抱してると信じたい。
官邸悩ます「トップガン」河野太郎氏 原発回帰に「やっかいな存在」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230901/k00/00m/010/164000c
最低だな,警察もマスコミも。伊藤詩織さんのケースと一緒。フォーリーブスのメンバーがこんなにはっきりとジャニー氏の性加害について書き、話していたとは初耳。とことん人権のない国で呆れ果てる。
知人の配偶者がもとジャニーズの敏腕マネージャーなんだけど、この人は自分がマネジするタレントと事務所を出ていったか、なんかした記憶が。性加害を知って、タレントらを守る為に事務所を離れたのか。
https://twitter.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/1698334597644472655
こういう絵、好きだなあ。優しくて、ユーモラス。在イタリアかな。私もコロナ前までは毎年イタリアだったのに淋しい。又トリノで暮らしたいな。
スペインと日本にルーツがある政治学者。NY州の私立大学勤務。先進国の比較政治学が専門。英語のアカウントは @mastodon.social 日本語アカウントはもっと楽しく趣味やワンコの話題をする予定が、やはり政治や社会問題のtoot多め。苦笑。プロフィール写真は愛犬のWheatenTerrier。基本的にリクエストくださった方は皆さん承認しておりますが、例外は日本に全く興味なさそうな外国語アカウントとプロフィールもtootもなにもないアカウント。