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「MONKEY」最新号のどうぶつ小説リスト。こういうのは内なる幼児性を刺激してしまうので、オフラインで(いい意味で子どもっぽく?)あれこれおしゃべりするのに適する気もします。ラッセル・ホーバンがふたりで三冊採られていますね。

ジャン・ジュネのとある本を読了。自分の読書体験のなかでは、最高の一冊と言い切れると思う。これから数十年、こうした書物について思考できますように。

Eiléan Ní Chuilleanáin、大学の紀要みたいなものに掲載された「捕獲」を読みましたがとても面白い…!!

おそらくですが、SFセミナー、遊びに行く予定です。登壇される方、頑張ってください。ひさびさにお会いする方がいましたらよろしくお願いします。

異なるジャンルに手を出しても、現在の自分の関心がミウォシュに収斂していくのではないか、というよろこばしい期待。

四元康祐のシンボルスカ、志村正雄のジョン・バースLost in the Funhouse、筒井正明のヴォネガット『スローターハウス5』など、訳稿があるというなら読みたいものがたくさん。

「文芸ピープル」刊行以降、辛島デヴィッドさんはあの種のジャーナリスティックでinformativeな記事ってどのくらい文芸誌に寄せているのでしょうか…。川上弘美の翻訳について扱ったもののあとに発表されたものがあるとすれば、読めていないことになる。

トーキョーブックガールさんのinstagram見ていると日本文学にも詳しくかつ英語でも多くのポストをされているように見受けられますが、こういう方にもっとフォーマルな場での日本文学紹介の長めの記事とかお願いできれば心強いような気がするのですが…。

イン・イーシェン「鰐の王子さま」(井上彼方、紅坂紫編『結晶するプリズム』)。象徴の散りばめられ方が好ましく、(訳題ともあいまって)ページ数以上の読みごたえを感じさせる寓話的一作として仕上がっている。「剥き卵のようなわたしの心はどこ」という呼応の声に魅力があるとここは言い切りたい。本作にはアラバスターの色を放射する白い鰐が登場するが、白は清浄と同一視されるだけではなく、アルビノのような「異常さ」ともときに重ねられてきたのではないか。つまるところこれは解放の寓話なのだ。

Chester Anderson のThe Butterfly Kid読まれている方います…?ebookのサンプルを読んでいるのですが、飲み物に麻薬を入れるという意味でspikeという語が使われていたりと、スラングめいた言い回しが多ければ通読できるかどうか…。

2019年にreprintされていて、2019年に執筆されたピーター・S・ビーグルの序文がついています。

ジェニー・カッツォーラ「「パーティトーク」(井上彼方、紅坂紫編『結晶するプリズム』)。作品内で提示されるさまざまな境界(人と獣のそれをも含めて)がstaticではなく、ゆらぎ、ゆらめきが感じ取れる点に丁寧さを感じる。こういう作品をもっと長くしたようなものがヤングアダルトのアンソロジーに入っていたらなんだか面白そう。

ヴォンダ・マッキンタイア「火の河」
キャサリン・マクレイン「失踪した男」
ジュディス・メリル編「英国、SFを揺るがす」
ヨゼフ・ネスヴァドバ「忌まわしき雪男の足跡」
キム・スタンリー・ロビンソン「米と塩の歳月」
キム・スタンリー・ロビンソン「ブルー・マーズ」
マーガレット・セントクレア「イドリス・シーブライト選集」
ジェイムズ・サリス「最後のひとこと」
クレイグ・ストリート「血まみれの男」
シオドア・スタージョン「スタージョン短篇全集全巻」
ジュリー・フィリップスによる伝記「ジェイムズ・ティプトリー・Jr」
ジェイムズ・ティプトリー・Jr「世界の壁を上へ」
ロバート・F・ヤング「ヤングの世界」
チェスター・アンダースン「バタフライ・キッド」

ジャック・ヴァンス「天界の眼・キューゲルの冒険」
ジェフ・ヴァンダーミア「フィンチ」
リズ・ウィリアムズ「スネーク・エージェント」
ニール・ゲイマン「墓場の書」
ブルース・スターリング「ツァイトガイスト」
リサ・ゴールドスタイン「地底の昏い都市」
レジナルド・ブレットナー「フェグフット全巻」
エド・ブライアント「シナバー」
ミルドレッド・クリンガーマン「コップ一杯の宇宙」
マイクル・コーニイ「パラークシの記憶」
マイクル・コーニイ「猫のカリーナ」
マイクル・コーニイ「鏡像」
リチャード・カウパー「ブリアレオースの薄明」
ジャック・ダン「タイムトリッピング」
オーガスト・ダーレス「ハリガンのファイル」
ソーニャ・ドーマン「惑星パトロール」
ガードナー・ドゾア「不透明人間」
アイザック・アシモフ編「世界SF大賞傑作選3」
フィリップ・ホセ・ファーマー「ポリトロピカル・パラミス全集」
ダニエル・ガロイ「暗闇の世界」
アンナ・カヴァン「アサイラム・ピース」
ナイジェル・ニール「クォーターマス」
デーモン・ナイト編「オービット1-21」

デイヴィッド・R・バンチ「モデラン」
アルフレッド・べスター「幻惑者たち」
ハーラン・エリスン「死の鳥」
ハーラン・エリスン「奇妙なワイン」
ハーラン・エリスン「危険なヴィジョン 2-3」
ハーラン・エリスン「危険なヴィジョンふたたび」
ハーラン・エリスン「最後の危険なヴィジョン」
サミュエル・R・ディレイニー「ダールグレン」
ルーディ・ラッカー「リアルウェア」
オクタヴィア・バトラー「リリスの子ら」
オクタヴィア・バトラー「血をわけた子供、その他の物語」
ポール・ディ・フィリポ「リボファンク」
グレゴリー・ベンフォード「コズム」
ジョージ・アレック・エフィンジャー「ブーダイーンの夜」
ジャック・ウォマック「アンビエント」
ジョン・ヴァーリイ「デーモン」
パオロ・バチガルピ「第六ポンプ、その他の物語」
パオロ・バチガルピ「ワインドアップ・ガール」
シェリー・プリースト「ボーンシェイカー」
アヴラム・デイヴィッドスン「不死鳥と鏡」
アヴラム・デイヴィッドスン「迷宮の支配者」
ジェイムズ・ブリッシュ「驚異博士」
アルジス・バドリス「無頼の月」
デイヴィッド・I・マッスン「時のまきびし」

キット・リード「武装キャンプ」
キャロル・エムシュウィラー「マウント」
ノーマン・スピンラッド 「バグ・ジャック・バロン」
ケイト・ウィルヘルム「死の資格」
ケイト・ウィルヘルム「火の滝へ」
ケイト・ウィルヘルム「無限箱」
ウイリアム・コッツウィンクル「ドクター・ラット」
D・G・コンプトン「電気クロコダイル」
D・G・コンプトン「連続的キャサリン・モーテンホー」
ロバート・シェクリイ「オプションズ」
ボブ・ショウ「オーヴィツビル」
ロバート・シルヴァーバーグ「髑髏の書」
チャールズ・L・ハーネス「リタネルの環」
チャールズ・L・ハーネス「薔薇」
クリストファー・プリースト「昏れゆく島へのフーガ」
キイス・ロバーツ「アニタ」
キイス・ロバーツ「内側の機構」
キイス・ロバーツ「カイトマスター」
キイス・ロバーツ「白亜の巨人」
ジョン・クロウリー「エヂプト」

パソコンのハードディスクを整理していたら出てきた、ネットで拾った未訳SFのリスト。出所が思い出せないのですが、2009年頃のネット掲示板かもしれません。その後翻訳されている作品もありますが、自分にとってはprovocativeです。ソース不明なので、あとで消すかもしれません。

フィリップ・K・ディック「ヴァルカンのハンマー」
フィリップ・K・ディック「宇宙の亀裂」
フィリップ・K・ディック「ガニメデ・テイクオーバー」
グレッグ・イーガン「奇妙なアングル」
グレッグ・イーガン「テラネシア」
ジーン・ウルフ「ピース」
ジーン・ウルフ「長い太陽の書」
ジーン・ウルフ「短い太陽の書」
ジーン・ウルフ「邪悪な客」
フリッツ・ライバー「緑の千年紀」
フリッツ・ライバー「銀の知識人たち」
フリッツ・ライバー「幽霊テキサスに取り憑く」
ジョン・ブラナー「ザンジバーに立つ」
ブライアン・W・オールディス「ノン・ストップ」
ブライアン・W・オールディス「頭の中の裸足」
ブライアン・W・オールディス「ヘリコニア三部作」

the Times Literary Supplement Podcast、国をまたいでアメリカからリディア・デイヴィスが出演している回とかもある…。

こういう本も近年出ているようです。1890-1940の期間に書かれた、女性作家による幻想怪奇短篇を集めたアンソロジー。恥ずかしながらギルマンのほかは読んでいない作家ばかりです。パート2もあるようです。
handheldpress.co.uk/shop/fanta

はじめまして、SFマガジン10月号特集「SFをつくる新しい力」の文章など拝読した者です。ジェンダーSFに長く関心を寄せているため(大学の卒論がジェンダーSFでした)、『結晶するプリズム』の紹介文に惹かれて本日注文しました。男性読者なのでバイアスのかかった読みになることは避けられないと思うのですが、楽しみにしています。

ブッカー賞候補作家のとある未訳長篇を9割方読みおえる(これもできれば感想を記したい)。次はなにを読むかあれこれ考えるのも楽しいひととき。

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