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【ポライト・ソサエティ】
今観るべき馬鹿映画。
タイトルは「御上品な階級」程度の意味。
スタントマンになるのが夢のパキスタン系イギリス人の思い込みのはげしいにも程が有る1人の少女。
ところが一緒に夢を追ってる筈だった画家志望の姉が夢を捨てて金持ち高学歴イケメン男と結婚する事に……。
そこから姉の結婚を阻止して、姉を正気に戻す為の(ところで正気って何だ?)主人公の世にも馬鹿馬鹿しい暴走が始まるが……何と、本当に、この結婚には、とんでもない裏が有り……?


【モンキーマン】
どう考えても、ラスボス(当然殺されます)が某国の現首相そのまんまなので、その某国では検閲でNG以前に、日本で言うなら「映倫が審査拒否」になり、ネトフリでも配信を断わられた、という曰く付きの映画。
1人の青年の復讐譚……なんだが、前半は主人公は、それほど強くなく、手際も結構悪く、あと肝心の復讐対象を密室に閉じ込める事に成功して、銃を突き付けてんのに撃つのを躊躇ってしまい、あっさり逆襲される。
一応、後半からは無双するけど。
まぁ、小説や漫画で戦闘描写に凝ろうと思ってる人にとっては、パク……おっと、参考に出来る場面が結構有ります。(ただし、グロ注意)


【サユリ】
「貞子VS伽椰子」の監督による「えっ?? Jホラーで、それやっていいの??」という話。
そりゃ、「化物よりトチ狂った人間の方が怖い」ってのはホラーの定番だけど、怨霊となった少女サユリの家族も大概だが、もっとトンデモない生きた人間が出て来る。
怨霊より、こいつを敵に回す方が怖いわ。

映画「流麻溝十五号」 

国民党が中国本土を追われて間もない頃の台湾は、共産主義へ対抗せんとする余り、共産主義社会と同じか更に酷い社会と化し、共産主義者の疑いを抱かれた者達は、思想改造の為の施設へ送られ……。
実は、俺、ギリギリ冷戦時代の最後の頃には物心付いてた世代なんだけど、実は、米ソの代理戦争に巻き込まれた発展途上国って、西側も東側も、こんな感じの国ばっかりだったんだよなぁ……。
「自由主義陣営」「民主主義陣営」なんて、嘘八百の自称に過ぎない。「歴史修正主義」は、元々、当事者の自称だけど、実は連中が主張してるのは、とっくの昔に淘汰された古い説だったり、「キリスト教原理主義」も、当事者の自称だけど、実は無茶苦茶な俺俺解釈をやりまくってるよ〜なモノ。
こんな国が少なくなっただけでも、人類は少しづつだが、マシな方向に向かってると言えるだろう。
まぁ、しかし、収容所で起きた「反乱事件」(と言うには、余りにささやかな抵抗)に関する死刑命令書にある人物がサインするシーンのおぞましさよ……。

ドキュメンタリー映画「マミー」 

1998年の和歌山毒物カレー事件の林眞須美死刑囚の夫の証言。
「眞須美の母親が死んだ時に1億5千万の保険金が入って、それを金庫に入れとったんですわ。ところが、子供の学資保険に使おう思うて金庫を開けたら4千万が消えとったんですわ」
……と他人事のように証言しているが……。
「実は僕が競輪でスってしもうて」
……お前かよッ!!!!
そして、そこから「こんな嘘を思い付くなら、この人はとんだ間抜け。ホンマにやったのなら更にとんでもないマヌケ」という驚愕の証言が……。

映画感想「マミー」 

1998年の和歌山毒物カレー事件を追ったドキュメンタリー……なのだが、このが映画の方が、どう考えても事件より色々と無茶苦茶。
そして、死刑囚の夫が……何と言うか「フィクションに出て来たら『こんな話を強引に変な方向に進める事ばかりやるマヌケが居てたまるか』だが、もし、自分が濡れ手に粟で億単位の金を楽して手に入れる事が出来たら、こういうマヌケになるかも」的な絶妙なまでのマヌケぶり。
この映画で主張されてる取り、本事件が冤罪だったら、その責任の何十%かは、こいつに有るだろ、どう考えても。

反差別デモが極右圧倒 「同じ人間」「沈黙しない」―英(時事通信)
jiji.com/jc/article?k=20240808


「ナイトサイレン 呪縛」
因習村モノとフェミニズム/シスターフッドって異様の相性が良くね??
とりあえず、因習村ものの創作をやろうとして行き詰まった場合には、主人公を女性にして、男を糞野郎に描けば、それなりに形になって説得力が有る作品になります。

映画「メイ ディセンバー ゆれる真実」 ※R15指定(理由:性描写)の映画の感想・解説です。その手の記述が有りますので御注意を。(3/3) 

で、ナタリー・ポートマン演じる主人公は、彼女が主人公をやる劇中劇の映画の役作りの為に、他のスタッフから「もう、取材用の予算、オーバーしてんですけど」と注意を受けるレベルで関係者への取材にのめり込み……。
でも、この映画の最後に映る劇中劇の映画の撮影風景は……え?? 何これ?? これ、ど〜やっても駄作にしか成らね〜よね?? というロクデモない代物。おい、こんな阿呆脚本渡されて、何で、役作りの為に、あそこまでやるんだ??
「30代女性と中学生の淫行」という異常な事件を映画化しようとする話なのに、頭抜けて異常だったのは事件の当事者じゃなくて、そんな映画の主演を嬉々として引き受けた俳優だったというオチ。
貴方が小さい子供を持つ親でも、近所に住んでても何も心配ないタイプの異常者だけど、異常過ぎな事だけは確か。(あくまでナタリー・ポートマン本人じゃなくて演じてる役の話です念の為)

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映画「メイ ディセンバー ゆれる真実」 ※R15指定(理由:性描写)の映画の感想・解説です。その手の記述が有りますので御注意を。(2/3) 

そして、最後の方で、ある登場人物(チャラ系の兄ちゃん)が「ねえ、俺をあんたが出る映画の音楽監督に雇ってよ。最高のヤツを選んでみせるからさ」とか言い出し……。
何、これ??
この映画の音楽監督、ホンマに、このチャラ系の兄ちゃんなの?
でも、このチャラ系の兄ちゃん、あくまで映画の登場人物であって実在の映画スタッフじゃないよな?
何が、ど〜なってんの?

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映画「メイ ディセンバー ゆれる真実」 ※R15指定(理由:性描写)の映画の感想・解説です。その手の記述が有りますので御注意を。(1/3) 

かつてアメリカで実際に起きた女性教師と中学生男子の間の淫行(合意の上だったけど法的には女性教師による強姦)を元にした映画(劇中劇)を主演する事になった女性俳優を主人公にした……ギャグ映画です。
ただし、元になった事件から改変して、ペットショップの店員と中学生のアルバイトって事になってます。
あと、観終ったら顎カックン&膝カックンになるような映画なのに、出演者全員がシリアスな演技をしてるのがギャグ映画度を増してます。
のっけから、不穏なBGMが鳴り……いや、後でよくよく考えると「映像作品をあんまり観てない人が選んだ『何か不穏な事が起きそうなBGM』」にしか思えない代物。
しかも、このBGMが鳴り出すと……劇中では、しょ〜もない事しか起きない。もしくは、何も起きない。
映画とかを、あんまり観てない人にとっての「判り易いBGM」ばかりが選ばれ、しかも、BGMのバリエーションが異様に乏しく、ついでにBGMとシーンが合ってない。何だ、これは?

映画感想「呪葬」 

ネタバレからやっちゃうと、死んだ祖父が「私にとっては大事な人。でも叔父貴にとっては最低の奴」だったせいで、葬式でエラい目に遭う話。
でも、最後に残る謎は……主人公の子供に移植された腎臓の元の持ち主は誰だったのか?
そして、主人公の子供の父親は誰なのか?
もう、最低最悪の想像しか浮かばない。

映画感想「怨泊」 

恋人との間に何か洒落にならん事が有ったらしい香港の不動産屋の社長(女性)。
傷心旅行と仕事で買う物件の内見を兼ねて東京に行くが……何故か、ガイドとして現われたのは、かなり昔の元彼。
しかも、アクシデントが続いて、ド汚ねえ民泊に泊まる羽目に……。
しかし、1日目にしてエラい事態が……。
「主人公は最初から詰んでた」&「東京のド真中にとんだ『因習村』が」という話なのだが、最後に映るのが東京都心の空撮なので、東京のド真中に有るあの緑溢れる場所が、とんだ因習村にしか思えなくなった。

ある台湾映画の演者一覧で「えっ??」となった芸名の人。
あ、ちなみにホラー映画の「諸悪の根源」役でした。
zh.wikipedia.org/zh-cn/納豆_(藝人)

映画「デッドプール&ウルヴァリン」ネタバレ 

そうか、今回のウルヴァリンの世界のX-MEN達は、ライアン・レイノルズ本人がマドンナに直談判して挿入歌として使った曲「Like A Prayer」のMVに出て来た「白人の男達から性的暴行を受けようとしていた女性を助けた結果、警察に犯人と誤認されたアフリカ系の男性」みたいな目に遭ってる可能性が高い訳か。
そして、この映画をウルヴァリン視点で見ると「キリストを見捨ててしまったキリストの弟子の贖罪」の物語な訳か。
youtube.com/watch?v=79fzeNUqQb

映画「デッドプール&ウルヴァリン」注意事項:
間違っても本篇始まってから劇場に入るな。
のっけからクライマックスなので、例のオープニング・テーマが流れ出す前には絶対に席に座っていろ。

映画感想「デッドプール&ウルヴァリン」 

のっけから映画「LOGAN」の世界のウルヴァリンの死体で遊ぶデッドプール。
って、「LOGAN」って、映画版「デッドプール」と同じ世界の未来の話だったのかよッ?????
そして、クリス・エヴァンスは皆さんが期待した通りの役で出演。
(髪が金髪じゃないのと、登場する少し前にスクリーンに映ったモノがヒント)

映画「密輸1970」
最初の方で、主人公達が思いがけず大金を手に入れた後に買った服、女性主人公2人の上着とズボンの柄を良く見ると……?


【密輸1970】
夏と言えば、鮫ですね。
と言う訳で、海女さん VS 鮫 VS 税関、ベトナム戦争帰りのソウルのヤクザ VS 数の暴力を駆使する田舎のヤクザを描く韓国の夏と海の映画です。
何を言ってるか判んないと思いますが、夏にピッタリの血みどろ映画です。
さあ、皆さんも映画館に行って、重大な教訓を学びましょう。
「海の中で海女さんに喧嘩を売ったら死ぬ」

映画感想「フンパヨン 呪物に隠された闇」 

さぁ、これからはタイ製のホラーがあなどれない時代が来たぞ……と言いたいとこですが、非常にテンポ悪い映画です。
2年前に「タイのホラー映画はあなどれんかも」と云う印象を残してくれた「女神の継承」級の出来を期待していくと……あ〜、ホラー好きの方にも割引が効く日以外に観に行くのはオススメ出来かねます。
もう少し、何か、こう……ほんの少しマシだったら、脚本の粗とかも気にならねえんですけどね……。
「女神の継承」の「これに出て来る女神様のパワーソースって人間の信仰じゃなくて不幸で、全部、あの女神様の自作自演なんじゃね??」的な訳のわからなさは良くも悪くも無く(きっと、あれは製作のナ・ホンジンの色なんだろな)、誰が悪いかは最終的にはっきりします。
でも、あの「無垢なる者を因習村から連れ出したつもりが、実は何しでかすか知れたモノじゃないヤベ〜奴を外の世界に解き放っただけ」ってオチは他ジャンル(異世界転生した主人公が不幸な奴隷少女を救うなろう系と見せ掛けた鬱話とか)に翻案可能かも。

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