映画感想「フンパヨン 呪物に隠された闇」
さぁ、これからはタイ製のホラーがあなどれない時代が来たぞ……と言いたいとこですが、非常にテンポ悪い映画です。
2年前に「タイのホラー映画はあなどれんかも」と云う印象を残してくれた「女神の継承」級の出来を期待していくと……あ〜、ホラー好きの方にも割引が効く日以外に観に行くのはオススメ出来かねます。
もう少し、何か、こう……ほんの少しマシだったら、脚本の粗とかも気にならねえんですけどね……。
「女神の継承」の「これに出て来る女神様のパワーソースって人間の信仰じゃなくて不幸で、全部、あの女神様の自作自演なんじゃね??」的な訳のわからなさは良くも悪くも無く(きっと、あれは製作のナ・ホンジンの色なんだろな)、誰が悪いかは最終的にはっきりします。
でも、あの「無垢なる者を因習村から連れ出したつもりが、実は何しでかすか知れたモノじゃないヤベ〜奴を外の世界に解き放っただけ」ってオチは他ジャンル(異世界転生した主人公が不幸な奴隷少女を救うなろう系と見せ掛けた鬱話とか)に翻案可能かも。