【お知らせ】
『FFEEN vol.4』に短篇小説「筒の脂」を寄稿しました。
数百年のあいだ繰り返されている晩餐会と、壊れかかった機械仕掛けの料理人のお話です。よろしくお願いいたします。
https://note.com/ffeen_pub/n/n5e18d0edc90c
https://www.youtube.com/watch?si=k1NEmVnXeWDig0jn&v=BFNJuoCh548&feature=youtu.be
突き詰めれば主観の世界であるはずの色に、カラーコードという共通言語(と錯覚させられるようなもの)を導入することについて語るポエトリーリーディングで良かった
【2023年に読んだ本 10選】
山内朋樹『庭のかたちが生まれるとき 庭の詩学と庭師の知恵』(フィルムアート社)
黒田夏子『abさんご』(文藝春秋)
ucnv『グリッチアート試論』
柳沢英輔『フィールド・レコーディング入門――響きのなかで世界と出会う』(フィルムアート社)
井戸川射子『遠景』(思潮社)
ロラン・バルト『明るい部屋 写真についての覚書』(花輪光訳・みすず書房)
赤坂憲雄『性食考』(岩波書店)
稲垣史生『DEEP LIFE 海底下生命圏』(講談社)
木石岳『歌詞のサウンドテクスチャー うたをめぐる音声詞学論考』(白水社)
竹内整一『「おのずから」と「みずから」――日本思想の基層』(筑摩書房)
2023年の振り返り|青島もうじき
https://note.com/aojima__/n/nc18f0046fb25
今年の活動を振り返りました。
来年もたくさん文章を書ければと思います。
「拡張される音楽 Augmented Music」展の内容についての言及があります
ルクア イーレで「拡張される音楽 Augmented Music」を鑑賞してきました。
フロクロさん × melonadeさんの『流動回廊』が個人的にとても印象深かったです。同氏の楽曲「ただ選択があった」を音楽理論とアルゴリズム(マルコフ連鎖?)で自動化したような作品だったのですが、「ただ選択があった」と違う点として、ナースロボ_タイプTが使われているのが面白く思われました。melonadeさんのポエトリーリーディング読み上げのテンポを合わせるプログラムもデモ音声でTTが使われていたりと、合成音声ポエトリーリーディングのシーンではTTが重用されている印象もあり、なぜ他のソフトウェアではなくTTであるのかはもうすこし考えてみたい。実際の展示ではおそらく600小節で楽曲生成が一区切りとなっていたけれど、ほんとうは始まりと終わりのない無限の小節数を持つ音楽なのだと感じました。どこかクラブの印象に近いかも。最初から最後まで聞くことを要求するのではなく、その生成の手続きを体験することについて。
布施琳太郎さんの選ぶ2023年の展覧会ベスト3に、小著『私は命の縷々々々々々』の作中作を挙げていただきました。
同時に2人以上のアスセスできないウェブページでの展覧会「隔離式濃厚接触室」を催すなど、オルタナティブな空間での展示を意識されている布施さんならではの再定義でとても嬉しいです。
作家。豆乳が好き。 『異常論文』(早川書房)、『私は命の縷々々々々々』(星海社)、『破壊された遊園地のエスキース』(anon press)など。