市井の人 @Ai_Mitsu1907@fedibird.com

そもそもここでは、政策的に行われてきた官製ナショナリズムの鼓吹というモメントが消え、〈一人ひとり〉が持つ〈自分の中にある依存性〉に切り縮められている。これって、「日本スゴイ」コンテンツの流行を、受け手側がいだいた「不安」に理由を見出すありふれた言説と同じ匂いがする。

「長年の経済的停滞等で疲弊したところに、東日本大震災と原発事故が起こって自分を支えられなくなった日本のマジョリティーの人たちは、絶対に傷つかないアイデンティティーとして「日本人」という自己意識にすがるようになった」

このへんのナショナリズムについての認識から、「一人ひとりが自分の中にある依存性を見つめる必要がある」という方向性まで、なんともピンボケというか、なんつーか

「長年の経済的停滞等で疲弊したところに、東日本大震災と原発事故が起こって自分を支えられなくなった日本のマジョリティーの人たちは、絶対に傷つかないアイデンティティーとして「日本人」という自己意識にすがるようになった。個人であることを捨て、「日本人」という集合的アイデンティティーに溶け込めば、居場所ができるから。それは依存症の一形態であるが、誰もが一斉に依存しているから自覚はない。日本社会がそうしてカルト化していく傾向を変えるためには、強権的な政権への批判だけでは不十分で、一人ひとりが自分の中にある依存性を見つめる必要がある」

もう150年くらいそうじゃんと言いたくなるところだが、彼が生きてきた数十年に限ってみても、最近まで「敵」とみなされてこなかったんだね感を持つ。

「「敵」と見なされれば攻撃の口実にされ、「味方」と見なされれば、共感したい人たちの読みたい方向に強引に読まれるばかり。」

社会の党派的分断が最近起こったことであるかのように語られているの、珍しくもないありふれたものだが、目にするたびに驚く。

「現在のぼくは、政治や社会を語るこういった言葉が、単に消費されるだけで、分断されていくばかりの社会において、敵か味方かを判断する材料でしかなくなっていると感じています。」（寄稿）言葉を消費されて　作家・星野智幸 https://www.asahi.com/articles/DA3S16019473.html

今から予言しとこう。京都国際高校の活躍は韓国で映画化される。

左派系の仕事に就いている知人の話を聞いていると、とにかく人手が足りないらしい。
左派系と聞くと親が反対したり、本人も抵抗があったりで、そもそも希望者がいないし、それが年々ひどくなっているという。日本人に染み込んだ反共プロパガンダ恐るべし。
人助けになる精神衛生上良い仕事だと思うんだけどな。左翼だと就職できないと思い込んで本心隠してる学生やほんとはそういう仕事したかったという氷河期世代の人、いないですかね〜。

　メディアがフワちゃんをキャンセルする、そのスピード感を持ってあいつとかこいつとか差別的発言する芸人、タレント、経済学者も同様に処してほしいものだ。

なお、他にも読んだところでは、佐藤学さんによる「学術会議への権力介入」、学術総動員化を目指す権力側の実名入りで資料価値ありまくりである。岸田弱体化のスキをついて正統性なき法制化を目論み跋扈する官僚。ひでえものだ。

なお、佐藤さんの危機感に賛同する一方で、学術会議も原発事故の対応とか考えたら腰抜けだったので、この危機を奇貨として行政をしっかり批判する存在に生まれ変わってほしいと思う。もう30年前近いが、オウム真理教のテロに科学者が関わっていることが次々と明らかになった時にも、今こそ学術会議は声明を出すべし、と思ったが、ずっと黙っていて、お前ら仕事しろよ、と私は憤懣やる方なかったのである。

月刊「地平」三号が届いたので眺め始めて、大特集「ジャーナリズムをさがせ」がなんとp44からp131までの圧巻(まさに)。まだパラパラ見ただけだが、出口を失っていたジャーナリスト魂が突破口を見つけた、という趣である。「さがせ！」といいつつ、ここにある、われをみよ、という気概があるのであるな。すばらしい。朝日の吉田調書問題の背景から始まり、トリは花田達朗さんの「第三のジャーナリズム」連載の最終回。この脱藩記者・編集者に注目した連載がこの特集をアジャイルに生み出したのではなかろーか。

インボイス制度から電子帳簿保存法、ときてからの利上げ、大学の学費の上昇は中小個人にはほんと辛い流れですが、生活者の私は対応するというかしないというか、制度の運用にかかるコストを検討するだけで終わってしまっています。

貧困を固定化しよう方向があるのはわかっていたけど、最近はそれを隠そうともしなくなりましたし、若手の秀才たちはそんな問題があるとも思っていないのでしょうしね。

現在、多くの人の関心事は12月保険廃止後のこと。「# マイナカードを持っていないけどどうすればいい？保険診療が受けられなくなるのでは？」など不安な声が聞こえてくる。
後期高齢者はその不安な思いがさらに深刻だ。後期高齢者医療の健康保険証が8月で更新されるので、これが「最後の紙の保険証」になるとのこと。
受診にはマイナ保険証が毎回必要でしかも暗証番号を入力しなければならない。暗証番号は数字を混ぜて8桁以上を推奨されるが、それを覚えるのは若い人だって大変。さらにカードを紛失して情報が流出したり、偽造カードをつくられて詐欺にあう危険性を考えると不安は増すばかりだと思う。
認知症の人や施設入居者にとっては負担でしかない。デジタル弱者を顧みない政策がまかり通る。ホント許せない。
今の保険証ではなぜだめなのか、# マイナカードの取得は義務ではないはず！政府は納得できる説明をせず、周知・広報を進めるというばかりで、TVを使いマイナ保険証しか使えないようなCMを流している。
住民の暮らしを保障するのが自治体の役目、後期高齢者には紙の保険証を発行し続けてほしい。

立憲、終わったな。これに異議を唱えない「心ある」立憲民主の議員さんにも今後はちょっと距離を取らせてもらいますよ。流石にここまでひどいヘイト案件にダンマリはないでしょ？

立憲、衆院選に元川口市議を擁立　在日クルド人念頭の意見書に賛成：朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASS7Z3QHXS7ZUTFK011M.html #立憲

私の親は基本、いわゆるノンポリなので「オリンピックをなんだかんだ楽しむし結果を楽しそうに話題に出す」のひとなんですけど、そして今年もなんだかんだ見ては楽しんでるんですけど、そういうひともなんと「気温が高すぎて救急車すごいらしいし、秋田の方とか水害酷いって聞くし、なんか……オリンピックで盛り上がってる場合じゃない気がするんだけど……」って言ってきてめちゃくちゃびっくりした。ノンポリ層からこの発言が自発的に出てくるくらい「進行してる」ということだと思ったので。

オリンピックのニュースいっこもいらんから（これこそ必要な人は自分で調べるでしょう）、能登と山形のことをもっと大々的に報道してほしい。
オリンピックのせいで存在がかき消されるの余りにも酷い。

40度を超えても気候変動に触れず。いったい何度まで気温が上がれば気候変動の話をするのでしょうか。犯罪レベルです。⇒ 【各地で40℃超】記録的な暑さ続く 声かけ合い…見回り活動で熱中症予防 https://www.youtube.com/watch?v=8q4tKzJiQWU #気候変動

山形県や秋田県は大変な状況にあると思うのだが、こちらの方ではほとんど報道されない。テレビは五輪一色だ。

災害報道の「量」はその後の復旧に大きく影響するのではないかと思う。災害の影響を直接受けていない地域では、その災害が報じられなければ、そもそもその災害の存在自体を知ることができない。当然、義捐金やボランティア（に頼りきることの是非はここでは措いておく）も集まりにくくなるし、行政の対応に対する「目」も集まらなくなるからだ。

報道機関、特にNHKは一応「公共放送」ということになっているのだから、看板通り「公共放送」であるべく努力する義務があるはずなのに。

ひさびさにTwitter改めXを使っておりますが、TwitterがXになって一番変わったと思うの「検索能力の著しい低下」だな。そこが一番の利点だったのに。
検索しても出てこないポストが多すぎるし、かと思えば全然見当違いなものが出てきたりする。トレンドに上がってるワードやタグを検索しても、インプレッション目当ての関係ないポストが大量に出てきて本来の話題をつかめないことが多い。利便性が落ちすぎ。