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「ここは鴨川ゲーム製作所2」を読む。
ともちゃんにクラスかわったから他の子と帰るって言われるところ、自分かと思った。
その都度軽く人間関係リセットみたいになっちゃうの、これが根底にある気がする。あっもう一緒に帰っちゃダメなの?その他の子と私もいっしょに帰っちゃダメですか???みたいになるやつ。

あとピンクの髪のお兄さんとのエピソードみたいなことって私もよくあって、それを人によっては恋呼ぶということに驚いた。あ〜!ここでか〜〜そうなんだ〜〜!なるほどね〜!なのと、もう一緒に帰らないと言われた時の寂しさが、失恋っぽい失恋した時の気持ちに似てるんだな??たぶん??!そうか!と感情の移り変わりの仕組みを教えてもらえた感があってすごく納得した。

この人間関係の機微がわかりやすかった。これくらいとんちんかんでも優しく世界を見てもいいと、もっと読まれてほしいと思う本だった。

柚木麻子「BUTTER」を読み終える。
人と話をする、料理、掃除、自分の暮らしを守る闘志はロックだ!というところが良かった

高山なおみ「本と体」
山崎まどか「優雅な読書が最高の復讐である」を続けて読む。

どちらもページごとに紙が違ったり、写真があったり、本の紹介の中で著者が読んでる時に食べたものや行ったお店や旅行先や対談なんかが、挟み込まれているのが読んでるあいだずっと楽しい。見た目も良い。「本と体」は料理家ならでは、作りながら飲みながら食べながら対談しているのが気が利いている。「優雅な〜」はおしゃれな雑誌の気の利いた書評ページをぎゅっとまとめて一冊にした感じが好きすぎて貪るように読んでしまった。

次に読みたい本や作ってみたい美味しそうなおつまみなどをメモしまくりながら読んだ

ワンピースの最新刊読んだ。バーソロミューくまが、初恋貫いてその人の子供を守るがゆえに悪に堕ちてて、まるでスネイプ先生だった。あとルフィは尾田っちの描く悟空なんだな、ワンピースの世界はDr.スランプ+ドラゴンボールなんだなあと思った。

柚木麻子「終点のあの子」を読む。
このようにいろんな子がクラスにおり、別々の考えを持って過ごしているのを、クラスが学校になり会社になり世間になっていくのが歳をとり生きていくことだと考え合わせると、私はなんとぼんやりとした主観の中で過ごしてきたことかと思う。

楽しかった悔しかったと、こんな人がいたと話をされて、私はそこに参加できなくても、それでも他人の様子が知りたいから、だから私は本を読んでいるのだという気がした。

井上荒野「切羽へ」を読む。
なんとも姿のいい小説。すっかり気持ちが清々した。全身が水に入ったような気持ちで、でも苦しくなく息をつめて読み終えた。好きがみっちりとすかすかと両方の意味で詰め込まれていた

「こちらあみ子」「ピクニック」「チズさん」「星の子」を読む。
これらの話の中に出てくる、あみ子的な人の外にいる人たちが、あみ子が私にはなんだかよくわからないけどこうするしかできない、これが私から観ている現実である、と差し出す物に、不穏さを感じるとしたら、私にもその不穏さがわからなかった。だって私には現実だから。

頭がおかしくなったらどうしようという不安が私には子供の頃からずっとあるけど、最初からおかしいから余計な心配で、ある意味でそれは考えなくて良くそう生きるしかないのだろう。皆自分の現実を生きているのだから

三体、読める気がしないな〜と思っていたら、こちらの4〜6回のネタバレ回を全部聴いて読めそう!と思った

文学ラジオ空飛び猫たち

open.spotify.com/episode/6UJwu

「北北西に曇と往け7」を読む。
この弟に対する母親の態度のこれみたいなことをする人は、本当に聞こえてなかったのかな?聞こえるように話さなかった自分が悪いのかなって長らく私も思っていた。そう思わせるのがうまい。仮に言い直せても意味がわからないふりしたりして、結局相手にしてくれなかったりし続ける。自分が好きな人としか話をしたくないということだとわかったのは、結構最近。人と知り合うとは?仲良くなるとは?というところの根っこを生やさせてもらえなかった弟の辛さを、どうするのか続きが楽しみだなあ

ドニー・アイカー「死に山」を読み終える。
怖かった。そもそも冬、雪山登らないでって思ってしまう。陰謀説がかなりチラついてそうなっていく政治や歴史や人々の心情もやるせない。地形や気象によって起こる現象である程度説明がついたとしても、間違ったら死にそうなところには行きたくないなあ、と読み終わったのをほっとして本を閉じた。

市川沙央「ハンチバック」を読む。
最期の部分が、本当に田中の妹なのか、ワセジョのSちゃんの続きなのか、それらにすごくよく似た全く別の「紗花」という名の嬢なのか、もしくは釈華のなりたかった/なり得ていたかもしれない自分という、いつかした妄想だったのかを、考えさせられるように書いてあるのが非常にうまい。露悪というより写実かな、と思った

オカヤイヅミ「雨がしないこと」を読む。
出てくる人全員よかった。私も実家の庭にパラソル立てて外で飲食したいな。⛱いいな〜。剣菱さんがいい。不倫してる上司もみんな誰もかれも、こういう人いるね、うまいなってなった。

こういうふうに私も同僚でペアーズで婚活してる人の話をふんふんと聞いていたことがある。
私には、アプリの仕組みがよくわからないんだけど、計画通りに最初の無料期間?内に相手を見繕いマッチングし、一年結婚を前提にお付き合いし結婚して、いま産休中で、結婚がしたいから婚活をするっていうことに迷いがなくておもしろいなと思っていた。
お相手がはっきり「親の介護と自分の身の回りの世話をしてくれるひとを探して婚活している」というその条件を、あまりいいように思えなかったんだけど、そこがいいと言っていた。とにかく結婚を決めたいみたいだった。
付き合いはじめて3ヶ月くらいで同棲を始めて、弁当がまずいとか、自分より早く帰って来て掃除洗濯ご飯の用意をしておけないのなら仕事を辞めろとか、言われてるけど会社辞めたくないから戦うんだ〜とかの話を、彼ったら困っちゃうよね〜っ的のろけかのように話すんだけど、こっちはぞっとして聞いていた。
私が全然羨ましがらないので向こうも異生物を見るようだったことを思い出した。

コーンウェルの検屍官シリーズの新刊が出てるーーー!!やったーーー!!待ってたーーーーー!本国で新刊が出ているのは知っていたけども。何年振りだ。本屋来てよかった。ダンジョン飯の新刊も買った。

モノクロームロマンスは店頭に置いてるとこが少ないんだけどウォーキングコースの途中の店で買えた……置いてある棚見て震えて手に取った。読むわよ!

「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」入手。これから読みます。原作付きは読んでから観たい派

「幼な子の聖戦」に収録の「天空の絵描きたち」ビルの窓拭きの人が地面に落ちてしまったところの書き方がシンプル&グロテスクだった。高所恐怖症は生存本能としてある意味正解じゃないかなとか考えた。
読み終わり、引き続き「幻獣ムベンベを追え」と、次に梨木果歩「やがて満ちてくる光の」を読み始める。いろんなところに旅行ができる人はいいなあ!!私なんか国内行ってきて二週間体調不良だぜ〜羨ましいぜ〜と思いながら読む。

平松洋子「野蛮な読書」を読み終わり、読みたい本がまた増えてしまうなあと思いながら次、木村友祐「幼子の聖戦」と高野秀行「幻獣ムベンベを追え」を読み始める。違うベクトル、いや同じかな熱い男たちの話しだ。「幼子〜」は宗教合宿のところ、主人公とだいたい同じ気持ちで、入信まではしないなあ、とプロテスタントのキリスト教が何してるところなのか知りたくて日曜日学校に少し行ってた小中学生の頃を思いだした。

鵺の碑は、読みながらリチャード・ドーキンスの「盲目の時計職人」を思い出しましたね。

「鵺の碑」読み終わった。1週間かけちゃった。これ3ヶ月で書いたってどういうこと…いつもながら思った。でもネタはずっと前からあったけど、ここ最近のことを見聞きし落とし込んで書き直してる感じはさすがですね。

古代から宗教は政治に寄る、その周りの者は忖度する。人は信仰するために宗教を作り、それは生きやすくするための方便で、時計のたとえはとてもわかりやすく親切な説明だと思った。切り捨てられたご利益の受け皿としての新興宗教ということも。
個人的には、「海で溺れてる人見て、ついでにアワビも取ってきて言うようなもの」という例えがわかりすぎる〜〜ってなった。
そこに放射能、利権、人権、多様化などをぶち込んで来てて、とても読みやすく百鬼夜行シリーズ答えあわせ同窓会ってかんじで大変読み応えあった。満足!

買ってきた「鵺の碑」パラパラめくってみたら真ん中あたりで中禅寺……て文字が見えて、わ〜い!何か関口としゃべってるっぽ〜い!楽しみ〜今回は京極堂の登場早いじゃん?て思った。週末に読もう。

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