俳句での用から用
@2d3m13 「用から用にうつる」というのはどういう意味ですか?
俳句での用から用
@usiusiro 「実用性」と言いますか……。「役に立つ」から「役に立つ」を渡っていく感じです。あるいは、「叙情」から「叙情」にわたる「共感」ベースな感じです。
俳句での用から用
@2d3m13 なるほど。「役に立つ」はよくわからないのですが、「共感ベース」はわかります。私の俳句などは、リアリズムとして書いた句でも共感ベースで読まれて、うーんとなりますが。
俳句での用から用
@usiusiro 今回の読書会で、彌榮浩樹さんが、私の俳句は「共感」ではなく「共振」だと評してくれて、嬉しかったです。「共感」より「共振」を目指したいなと思っています。
俳句での用から用
@usiusiro 私は「文学的意義深さ」の埒外にある、こぼれ落ちてしまう感覚を書きたいのです。ふかぶかとした「文学的意義深さ」は、「用から用」に近いです。「なんでこんな瑣末なことを?」という、「瑣末」こそに、本当は、連綿と続くこの世が現れる。そう、思って書いています。
俳句での用から用
@usiusiro いろいろな方向の俳句がある方が、私も俳句の世界が豊かになると思いますが、現時点ではどんどん保守的になっていると思います。
それと、どう抗って書けるか、みたいなこともあります。
牛後さんの「雑」は、都会人のカウンターになったと思います。それだけではなく、本質的だったり、大胆だったり、繊細だったりするのが、牛後さんの俳句のいいところですが……。
新しい句集も楽しみにしています!
俳句での用から用
@2d3m13 ありがとうございます。ご期待ください!
俳句での用から用
@2d3m13 たしかにふじみんさんの俳句は「複雑なものを複雑なままで」という感じですね。「きれいに、すっきりと」というのが主流ですが、「雑の部分」を大事にしたいというのは私も思っています。方向性は違うかもしれませんが。
いろいろな方向の俳句がある方が、俳句の世界が豊かになるのは確かなことです。