6/6に横浜にオープンする、誰もが音楽や楽器を楽しめる体験型ブランドショップというコンセプトのヤマハミュージック 横浜みなとみらいが気になる。
グランドピアノだけでなくベーゼンドルファーまで試弾できるの楽しそう!!!
楽器未体験者でもギターやサックス、バイオリンなど10種類以上の楽器を気軽にサポート付きでも体験できるのもいいな。
ところで、今日頭痛がするのって、この寒冷渦の影響なのかな…?
またtwitterからの引用で申し訳ないけど、ドイツ語でノンバイナリーの人称代名詞はないのかなと思っていたら【xier(クシィーア)】とか【dey(ダイ)】とかがあるらしい。だけど、一般的には使われないとのこと…。
https://twitter.com/ShunsukeIzuta/status/1790025735437967791
こちらもtwitterのリンクで申し訳ないけど、翻訳者の古沢さんによると、クリストファー・プリースト追悼特集のSFマガジン8月号に掲載される中編は、四百字詰め原稿換算で百十一枚もあるもので、あらすじは、主人公がダウントン・アビーならぬ、ベコン・アビーという(たぶん)大邸宅にひとりで住む運動音痴の(たぶん)デブ。前世の記憶が蘇るまえの豚公爵みたいな男が出てくるということで、気になりすぎる内容で楽しみすぎる!!!
イスラエルに武器を供給する企業に金融投資を行っている英国のバークレイズが後援しているThe Great Escape 2024を百組以上のアーティストがボイコットすると表明していると。
twitterのリンクで申し訳ないけどAlfie Templemanも同調していて表明文がとても良かったので貼っておきます。
https://x.com/alfietempleman/status/1790360495028871301
新曲もとても良いし、また来日公演してほしい!!!
午後の紅茶の期間限定の熊本県産いちごティー、今年も売ってたので買ってきました!1本につき3.9円が熊本の復興支援・地域活性化に使われますよ!
https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2024/0411_01.html
読書タグで「台湾漫遊鉄道のふたり」の感想見かけたので私も感想を。ネタバレあるので隠します。
今月中旬に発表される、日本翻訳大賞に最終ノミネートされている作品なので、翻訳も原書の雰囲気忠実に訳している感じでとても良いです。
出てくる台湾料理は本当に美味しそう!!!
この中でいちばん美味しそうだった舌平目はちょっと無理かもしれないけど、そのほかは代替品で材料揃えることできそうで作れそうな料理を紹介。
228頁にある、王千鶴が「伝説級の女性料理人が作ってくれたまかない料理」として青山千鶴子に語る蛤仔煮麺(ガッパァツゥミー)
作り方は「さいの目切りの豚肉とみじん切りの青葱を強火で炒め、蛤と扁魚酥【舌平目の干物を揚げて粉末にしたものでとったスープを加え、スープが沸騰したら、【大麺】を入れて煮て、どんぶりによそってから肉臊をのせ、ほんの少し白胡椒をふります」とのこと。
読書タグで「台湾漫遊鉄道のふたり」の感想見かけたので私も感想を。ネタバレあるので隠します。
楊双子「台湾漫遊鉄道のふたり」読了。
昭和13年、日本統治下の台湾。作家の青山千鶴子は通訳として雇われた王千鶴と台湾各地を講演旅行しながらグルメを堪能。その過程で二人は少しずつ親睦を深め、頑なな仮面が外れかける場面はあれど心を完全に許すことはない千鶴の心の内、戦前としては先進的な考え持つとはいえ統治する側にいる千鶴子とのズレが読者だけにわかるようになる仕掛けとなっていて読みながらやきもき…。とはいえこの時代では最大限のハッピーエンドで、その後の二人の未来のつながりにぐっとくる今年ベスト本候補!
台湾には歴史百合小説というジャンルがあると知る。この作品もそうで百合小説にふさわしい甘酸っぱい場面も。今ではなくなってしまった台湾の観光スポットも昔日を忍ばせ歴史小説としても良作。
ただ、語り口はライト文芸のようで、とても読みやすいけど、歴史の重さが横たわり、二人の意識の差の断絶も浮かび上がらせる。
まるで日本の作家が書いたように錯覚するけ、ど実際最初はそう謳われて発売され信じ込んで購入した読者とひと悶着あったと解説にあって、確かにこれなら間違えても仕方ないと思うほどの出来。
発掘したジョセフ・ノックスのマンチェスター市警エイダン・ウェイツ三部作感想
ジョセフ・ノックス「スリープウォーカー」
【自分は真犯人でない】と言い遺し何者かに殺された一家殺人犯。捜査通じ更なるどん詰まりのなか過去の因縁から命脅かされ何度も逃げようとし大切なものが枷となるもあがきまくりすべてから解放される主人公のオープンエンドが胸を衝く…。
映画のワンシーンを静止画にしコマ送りにしたような場面から始まりノワール、某名作ハードボイルド連想させるような展開、再びノワールに戻り、過去が明らかになった後に束の間の心安らぐ場面からの主人公の弱さ転じて強さとなる選択が哀切すぎたけど絶望でなくわずかでも希望残すラストだと信じたい。
ミステリ的な面白さも抜群な今作だけでも楽しめるけど、彼を縛るしがらみ崖っぷちの状況、悪徳警官ばかりの周囲の事情、重要な役割果たす二人との関わりを楽しむためにぜひ一作目から読んでほしい。とくにサティは一筋縄ではいかない人物で、今作で明らかになる過去の事情で人物評さらに変わるはず。
発掘したジョセフ・ノックスのマンチェスター市警エイダン・ウェイツ三部作感想
ジョセフ・ノックス「笑う死体」
ホテルで見つかった笑い顔浮かべこと切れた死体。身元明らかにすべく関係者周辺調べるほど混迷増す事件の真相と犯罪の片棒担がされる少年の話が一つになったとき脆さ抱えた主人公に優しさ降り注ぎ心洗われるラスト…!
前作がらみの件でかろうじて首の皮がつながり、周りからつまはじき者の主人公。ハードボイルドのように乾きながらも、感傷的で叙情的な筆致で、危うくたわむ足元をなんとかバランス保ち、優しさ、弱さを強さへと転じさせる彼の姿を描く。この作品は彼の過去からの解放と少しの成長の物語でもある。
主人公の相棒のサティは、世界の終わりの妄執に囚われ他人を貶めるのは蜜の味な下衆男なんだけど、実は切れ者で、物語が進むにつれ、だんだんと印象が変わってくる。彼に限らずいけ好かない登場人物ばかりなのに一筋縄ではいかない新たな面が出てくると、不思議とそんなに嫌でなくなる。
中盤、主人公が決断する、とある場面にひりひり…。でもこれはある意趣返しの伏線になり、ラストにもう一つさらに意趣返し加わり思わず快哉叫ぶ…!伏線きちんと貼り主人公がラストに犯人指摘する名探偵さながらの推理とケレン味のある真相は本格ミステリとしての面白さも有るノワール
発掘したジョセフ・ノックスのマンチェスター市警エイダン・ウェイツ三部作感想
ジョセフ・ノックス「堕落刑事」
崖っぷちの刑事がドラッグ絡みの悪評利用し麻薬組織への潜入捜査だけでなく家出した大物政治家の娘の動向探るうち影の英国の病巣暴き出す。行きずりの恋人探す小心者が窮鼠猫を噛む強さ見せたのちやるせない哀切さ極まる結末が余韻残す…。
一つ一つの場面が映画のワンシーンのように印象に残る。人が死ぬ場面ですら影がいつまでも後引き脳内で場面がちらつく。警察に味方がいない中、登場場面が少ないながらも児童養護施設で一緒に育ったドラァグクイーンの幼なじみが主人公の弱さもすべてわかっていて助けてくれる良いキャラで強烈な存在感。
各章のタイトルがジョイ・ディヴィジョンの曲名なところから、イアン・ランキンと通ずるところがある。ただし、おもいっきりダークにして、周りは保身に汲々してるし、感傷的なジャンキーで熱血感も正義感も強さも持ち合わせていないけど、事件にはがっつり噛みついて離さないところがリーバスっぽい。
だけど、唯一良くないのがタイトル。これじゃ中年向けのハードボイルドアクション小説みたいな内容と勘違いされる…。含みがいっぱいあって、読了後、はっとさせられ、余韻がさらに深まる原題のセイレーンのままでよかったのにな…。
「天幕のジャードゥーガル」が、20日まで全話無料と知ったので読まなければ。
オカメインコの形をした焼き菓子オカメサブレ専門店があると知ったのだけど、あまりに可愛すぎて食べるの躊躇するな…。
ポール・オースターの小説の翻訳をすべて担当されていた柴田元幸さんによるポール・オースター追悼文がとても良かったのでぜひ読んでみてください。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15932800.html?ptoken=01HXNHX35K4QT1AMA5B49FXZXB
高田怜央さんからのプレゼント記事です。
5/13の13:00まで読めます。
ここではない場所で時折荒ぶる投稿消し常習のリム推奨アカ。主に海外ミステリを読む、ファンタジー熱再燃中な読書好きだけど、絶賛読書停滞中。DVDだけですが、たまに映画も観ます。die ärzteが大好きです!(来日公演熱望!)猫好き、ドイツ好き、Suede、David Bowieのニワカのファンでも有り。茶色の朝になる前に