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「ツイッターによって、本当に世間の「多様性」がわかり、これは理想論では政治はできないんだと心底わかった。」by 千葉雅也さん

千葉さん、twitterではわからない「世間」と「社会」のあまりにも重要な「多様性」はあるのです。

「理想論で政治はできない」、一般論としてはそうです。

しかし「理想」がなくとも「政治」はできない。ただの「支配権力闘争」になるだけ。カントも『人倫の形而上学』で「道徳性」と「合法性」の区別を論じていますよね。

公民権運動はまさに「道徳性」と「合法性」の空隙の問題でもあります。

千葉さんはおそらく「2ちゃん」(東的な)ものに慣れ過ぎて、「左派」を小馬鹿にしていい、と思ってらっしゃたのでは?これは「思っている」というより、むしろ身体的な「無意識」の次元でよしょうけれども。

しかし、千葉さんもさすがに今の日本の方向を「是」とはしないでしょうから、これからどんどん多様な「リベラル」や「左派」で出会いになられるといいと思います。

その多様な経験は「創作」にもきっとインスピレーションを与えてくれる筈です。

私の今日のAIと脳科学、身体性の消去についての投稿などは千葉さんにも参考になると思います。(前の投稿には事実上言及してましたよね)。

「門は開かれている」のです。

訂正)
身体的な「無意識」の次元でしょうけれども(正)

これは「2ちゃん」的というのは、ある程度「東大駒場現代思想的」とも言えるでしょう。

私は残念ながら千葉さんとはお目にかかる機会はありませんでしたけれども、東大駒場の「現代思想研究者」のハビトゥスについては、同じ駒場で大学院を過ごした関係上、熟知しております。

訂正)
多様な「リベラル」や「左派」と出会いになられるといいと思います。

千葉さんの言う京都の「ハードコア左翼の人」たちは、やはり左翼としてはかなり同質性が高い人たちです。内二人は『脱原発異論』の中心人物ですね。(鵜飼哲さんとはもっと交流した方がよかったと思います)。

また、その二人も参加した『現代思想と政治』の著者たちは全員男性。内、編者も含め、私個人が知っている人が4,5人いるくらいある意味、偏っています。

『68年5月と私たち:現代思想と政治の系譜学』に、千葉さんは「左翼も決して一枚岩ではない」と「推薦の言葉」を寄せていますね。

しかし、ここに登場している人たちは、日本語で書く「左翼」全体から見ると、あまりにも同質性が高い。

もう少し幅広く左派の「複数性」をお知りになった方がよろしいかと思います。

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