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いつものねこのいる居酒屋に行ったらねこが膝の上乗ってきて焦った図です。

そういや先日『怪物』を観たんですが、「いじめにあった」という男の子が「本当は何があったのか」という事実を登場人物ごとに群像劇のようなかたちで話が進んでゆきながら暴かれてゆくのですが、脚本構成や俳優の演技もさることながら、"視点"ごとに撮影する人物の描写の差異(多面性)の表現がとても巧くて、2時間あっという間に観てしまった。
「“子ども/大人”には“大人/子ども”の絶望なぞ知り得ない」「"子ども/大人"同士ですらも、他者の考えることなんて分からない」というある種の断絶を描いた作品だと思うのですが、そんな中で校長先生が湊くんに「言えないことは全部音で鳴らしてしまえ」とトロンボーンを教授するシーンがあり、その断絶を「秘密」として受け入れ、感情を共有する。ある種の「共犯者」となる。その断絶こそを互いの橋渡しとして、前を向く契機として指し示す「希望」となるような気持ちになりました。
「わかり得ないもの(怪物)を受け入れることこそが、未来だ」とするならば、私は最後のシーンを「自分たちを受け入れてくれないものからの、解放(逃避行)」として認められるんじゃないかなと思った。

組織診に疲れ切ってしまったので自分へのご褒美におばけミッフィーを購入しました。検査結果は来月頭なのでまだ油断できませんが………

伊藤高志回顧プログラム及び「零へ」鑑賞しました。作者が「観客が映像に入り込む“没入感”」に重きを置いているとだけあって、登場する“人間”と“日常の風景”が居れ合わない“不和”に基づいた人間の不安な感情を呼び起こすことへの作為がめちゃくちゃ計算されている、「何でそんな気持ち悪い映像が作れるんだよ!(褒め言葉)」と思える、楽しい映像体験でした。

オタクが描いたまんがで一番気に入ってる導入を掲載します。

マネーボーイズ鑑賞。台湾の街で男娼としてはたらく主人公とその周りの人物たちの恋愛譚。歓楽街の鮮やかな色彩がある一方で、主人公の部屋のように現代都市の無機質さや日常を切り取った場面もあり、非常に情景描写に凝った映画(逆に言うと心理描写やテーマを設けてないからか非常に"雰囲気"映画になっている)だなぁと思いました。ポスターのシーンが個人的にめちゃくちゃ良く、今にもキスしそうな雰囲気で迫ってきた男に、キスをする踏ん切りが付かず煙草をずっと吸ってる主人公の男が、ほんとうに良かった………

何かを考えたいときには榎戸洋司監督のウテナ解説を読み返すのですが、マジでオタクの"やりたいこと"詰め合わせセットなんだよな………(「アニメージュ」97年6月号付録「ウテナ白書」より)

うちの小さな庭です。ローズマリーと薔薇。

植物園、温室の雰囲気が大好きなのでふとした時に行きたくなる。あと薔薇園が大好き。

D&D鑑賞。場面毎に必ずどこか一つクスッと笑わせてくれる、めっちゃ質の良い娯楽映画(吹替版ですら楽しい) !!!「剣と魔法とファンタジー」という超王道ストーリーなのに超王道に面白く、しかもキャラクターも魅力的な存在が多くて(オタクはドリックちゃんが好き!)、とても良かった………セクシーパラディン(インターネットで言われてて「ほんとぉ?」と思ってたけど登場シーンから本当にセクシーパラディンだったので大爆笑した)が主人公のパーティから去る姿を見る主人公の「なんであんな真っ直ぐ歩けるんだよ」「目の前のデカい岩は避けるだろ………乗り越えるんかい」のアドリブが一番好きなシーンです。

自分が作って一番感動したもの、セロリのピクルスです。

『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』を観ました。母校がロケ地になってるんだ、という理由で気になってた作品ですが、「何でかわからないけど皆と“合わない”」「何でかわからないけど“普通”になれない」そんな“生きづらさ”をずっと抱えてきた人たちが、自分のありのままの気持ちをカミングアウトしても「流してしまえばいい」「笑って済ませばいい」となる社会に対して、「私たちは“傷付いている”」と社会に承認されない“ほんとうの自分”の存在を叫ぶ、傑作でした。

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