大阪の下町歓楽街にナイチンゲール・岡本太郎が出現ーー『淀壁』発起人BAKIBAKIが狙う「十三周辺を壁画アートの聖地に」 | SPICE - エンタメ特化型情報... https://spice.eplus.jp/articles/329254
阪急十三駅周辺で近年展開されている壁画プロジェクト「淀壁」仕掛け人のBAKIBAKI氏へのインタビュー記事。日付を見ると二週間ほど前の記事ですが、例によってさっき見つけた(爆)。
この手の壁画のことを最近はミューラルアートというらしいですが、あちこちで街の景観と齟齬を来たして問題になっている事例もあり、ミューラルだかニューラルだかニュートラルだかニュートラムだか知らんが…… 状態になっているのも事実ではあり。そんな中、この十三の事例は、もともと十三界隈が良くも悪くもナンデモアリな空気感であることに加え、地元民との丁寧な合意形成を優先している様子なので、割とスムーズに進行しているという。
あと、最初に描いたのがナイチンゲールの壁画というのも大きそう──コロナ禍の中での医療関係者への感謝という文脈を挟むことに成功したわけですから。BAKIBAKIという名前の割に芸が細かい(驚)
「【推しの子】」初の公式ぬりえ本が7月発売、色見本カードや特大ポスターも収録 https://natalie.mu/comic/news/578015
たぶんギャグというか、読者「ぬりえってwww 」と一笑((C)へうげもの)を誘うためのアイテムなんでしょうけど、しかし最近では女子小学生の間でプリキュア卒業後にハマるコンテンツがこの【推しの子】(&ぼっち・ざ・ろっく)らしいと仄聞する機会がままあるだけに、実はけっこう切実に求められていたアイテムなのかもしれない?
この17年間で電通の内勤に起こっていたこと(私見)。|小島 雄一郎 #日経COMEMO https://comemo.nikkei.com/n/n9c8550ce58c0?sub_rt=share_b
著者の方、電通に17年間内勤として勤務し、現在は退職して酒屋を経営しているという。広告代理店にとってまだ牧歌的(?)だった時代から、ソーシャルメディアの台頭によって《それまで「テレビを押さえればいい」「新聞を押さえればいい」という発想でいた電通をはじめとする広告会社たちはカオスに陥った》という時代を経て、コンサルや経営寄りのクリエイティブなどに細分化・高度化していった現在へというプロセスがインサイダーの視点から分かりやすくまとめられていますが、記事中における現在の電通の組織図を見てると、自分のようなのを雇えば炎上対策になるとか 上でぬかしてた人文はどこに入りこむ余地があると思ったんでしょうか しかも実際に炎上してみるとブロックするばかりで、無論そんな態度がB to Bの現場で通用するはずもなく。まったく、これだから人文乞食どもは……
特級文物、今日galerie 16に伺ったら既に発売されていたので、光の速さでお救いしました これで勝つる [参照]
むしろ今回の関西展で個人的に気になったのは、
写実絵画ではない具象絵画が思いのほか多かったこと。そのことは、以前、大阪の某ギャラリーで中堅会員氏から白日会自体が写実と具象と彫刻がそれぞれ1/3ずつという会員構成だとは伺っていたので知らないわけではなかったんですが、実際に写実ではない作品に接してみると、容赦なき写実軍団というわけでは決してないことが初見の者にも見て取れるのでした。とりわけこのあたりの作品(ちなみに全点撮影可でした(驚))に接すると、ぇこういう系統の表現も会員/一般問わず許されてるんや!? となることしきり。なるほどこれなら現在SUNABA GALLERYで個展「続・神集へ(カムツドヘ)」展を開催中(〜2024.6.19)の松平一民氏のような絵柄でも一般枠で入選するなぁとムリヤリ分からされる。ちなみに松平氏は同会に全く縁がないのに応募して入選したそうで、意外とフェアに選考しはるんやね。その点にも驚。
で、今回の関西展でも写実絵画が
会員/一般問わず並んでいましたが、そう広くない会場を見て回るうちに、写実絵画って昨今の生成AIが描いた絵(絵?)との共通性がけっこう多いんじゃないかという謎の感慨を抱いてしまう──ぃゃこれだけだと語弊がありまくりなので大急ぎで付け加えますと、良質な写実絵画に接することで、写実絵画の絵画としての独自性の大半を占める要素を生成AIによる絵もかなりの程度共有しているのではないかと直観してしまうし、その直観の根拠というのは、取り急ぎ、写実絵画も生成AI絵もモティーフに対する光の当て方がかなり似通っているという点に求められるのではないか、という話ですね。カラヴァッジョやレンブラントの絵を想起すると分かりやすいかもしれません。生成AI絵に似通っているというのは、だから単なるdisりではなく、写実絵画がいかにモティーフのリアルな現前性を描くことを指向しているとしても結局のところ絵画であるし、その「絵画である(あるいは、絵画でしかない)」ことを逆説的に透明化することで写実絵画はムーヴメントとして一定の支持を得たのではないかという身もフタもない事実が生成AI絵によって露呈してしまったのではないかと考えられるわけで。こんな形で写実絵画が相対化されてしまうのは誰も予期しえなかったでしょうね。まぁ古来よりピンチはチャンスと申します──って誰目線やねん
少し前の話になりますが、
2024.6.5〜11の日程であべのハルカス近鉄本店で開催されていた白日会関西展に行ってきました。1924年の創立から今年百周年を迎えた白日会( https://www.hakujitsu.com/ )、3月に国立新美術館で大規模な記念展が開催されてましたが、そこから選抜された作品が前期後期にわたって大阪に巡回してきた格好。当方、この手の公募団体展のような画壇系の展覧会には全く疎いのでアレですが、このところ当方の周囲で白日会に縁がある/あったアーティストの個展に接する機会が立て続けにあったもので、そこに折良く巡回展がやってきた形になるわけですな。
さておき白日会といいますと、画壇系の美術の動向に疎い者的にも、現会長の中山忠彦(1935〜)氏が推進してきた写実絵画というムーヴメントが画壇の枠を越えたポピュラリティを獲得してきたことで知られています。実際、千葉県には、この写実絵画に魅せられた大コレクターのコレクションが一堂に会した美術館があるそうですから(ホキ美術館 https://www.hoki-museum.jp/ )、ひょっとしたら生半可な現代アートよりも日本・現代・美術において広い地歩を築いていると言ってしまっても、あながち揚言ではないのかもしれない。まぁ確かに写真のようなきれいな絵、画家の全精力がつぎこまれた絵という表象はキャッチーで分かりやすいですからね。
ちらっと読んだけどヤバそうな内容、あとで読む
予言とアーカイヴ
デザインの可逆性について
久保田 晃弘 / Akihiro Kubota
https://ekrits.jp/2024/06/8229/
好事家、インディペンデント鑑賞者。オプリもあるよ♪