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あたしか さんがブースト

かのう氏はこれまで、 

器や壺に特殊な砂などを詰めて焼き、それを剥き出しにする──つまり器や壺の形相的な外延と、それが内包する空間との関係が反転しているのである──作品を多く手がけてきておりまして、だから陶土を紐状に成形して陶器の輪郭をドローイングのように描いてみせるという陶作品は、氏の陶芸における、器が外延と内包の双方にわたる存在であることから出発した考察に新たなマイルストーンを置いてみせたことになるわけで、これはコンセプト的に強烈な仕事やなぁと唸らされるばかりでしたが、かかる仕事を通して、陶芸をめぐる「見込み」や「気色」といった伝統的・なんでも鑑定団的言語がしっかりと唯物的にモノ化されていることに注目すべきでしょう。かつて北大路魯山人(1883〜1959)は気に入った器を石膏で型取りしてコピーし陶芸界隈で顰蹙を買いまくっていたそうですが、「見込み」や「気色」をコピー可能なモノと見る視線は今日から見てもなかなかに痛快ではあり、この魯山人ほどダイレクトかつ乱暴ではないにしても、かのう氏の仕事にもまたこの種の痛快さが見出せるのではないでしょうか。明日まで

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木屋町三条にあるギャラリー中井にて開催中のかのうたかお「●○」展。 

大阪のギャラリー白での個展やグループ展への出展が多いかのうたかお(1973〜)氏ですが、京都では数年ごとにこのギャラリー中井で個展を開催しております。

そんなかのう氏、現代陶芸家として既に長いキャリアを重ねておりますが、今春のギャラリー白kuroでの個展で陶土を紐状に成形して陶器の輪郭をドローイングのように描いてみせるという陶作品を出展して新生面を見せたもの。で、今回はその続編といった趣の作品を何点か出展しています。前回は壁や天井、床に至るまで全て真っ黒に塗られたギャラリースペースという特殊な空間で、突飛な発想に基づくフォルムを見せることに全振りしていたのですが、今回は白く明るい空間で見る形となり、同傾向の作品でも見え方が全く異なっていた──今回の場合、それぞれの陶ドローイング(陶ドローイング?)の焼き方が異なっており、これは土器、あれは磁器といった具合に焼き分けがされていたのでした。展示空間的にそうした細部にもわたって見ることを使嗾するものとなっていたわけで、前回の個展で度肝を抜かれた者から見ても、思ったよりも芸が細かいなぁと分からされることしきり。前回に続いて今回も陶ドローイングは自立できるように作られており、それによって二次元/三次元に対して斜めから介入するものとなっていたことにも注目すべきでしょう(かような「介入」という側面は、展示台の辺々が黒くマーキングされいていたことで、さらに強調されています)。もし自立できなかったら、一挙に台無しになっていたのではないだろうか。

【関西】「1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち」兵庫県立美術館で12月21日から 阪神・淡路大震災30周年を記念したグループ展 artexhibition.jp/topics/news/2

2024.12.21〜2025.3.9、出展作家はリンク先参照。阪神・淡路大震災から30年も経つと、さすがに当時あのあたりに住んでた美術家の作品を並べる──それはおそらく常設展フロアで行なわれるんでしょう──というのとは違ったアプローチも求められ、とりわけ「震災の記憶」を属人的なものからアーカイブ的なものへと開いていくことが必須の作業になりますが、それがしっかりとできそうな出展作家たちと、さしあたっては言えるかもしれません。さて……

──だって、こんな感じのパブリックアートを(現在は画像の二体だけですが)100体置いて大阪版直島を目指す言うてるんですよwww これが冗談じゃなかったら何だというんですかwww :blobcatfearful:

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直島新美術館、2025年オープン記念展示は村上隆・蔡國強・ソ・ドホら11組 timeout.jp/tokyo/ja/news/naosh

相変わらず直島周りは景気がいいみたいですね。

しかしそれにしても、大阪市此花区が近年川を埋め立てて新設した公園に謎のパブリックアートを置くことで大阪版直島を目指していると仄聞したときには、それ正気ですか?((C)ケンドーコバヤシ)&どんなタチの悪い冗談やねんと思ったものですが、先日実際に現地を訪れてみて、やっぱりタチの悪い冗談やないかぃというか、上方は行政もオモロおますなぁ〜と、当方の心の中のエセ京都人が :ablobcatgooglymlem: :uwa:

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この間に50万人増えたらしい。そりゃ落ちるゎ​:blobcatfearful: [参照]

あたしか  
:bluesky_butterfly:​も(も?)落ちてるようですねェ……
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galerie 16で開催中の岡留優「無料セミナー」展。 

岡留優(1998〜)氏については当方は全く知りませんでしたが、京都市立芸大構想設計専攻出身で、以前から個展やグループ展などで活動しているものの、ここでは初の個展となります。

そんな今回の「無料セミナー」展、セミナーということで、そういうことが行なわれそうな一室がギャラリー内に再現されており、パワポの画面を描いた平面が何点か壁にかけられ、映像作品がループ上映されていました。その映像では
就職活動が俎上に乗せられており、日本における就職活動の歴史と現在が「新卒一括採用の文化と現代の就職活動」というタイトルで講義されるというものとなっていたのですが、しかし実際の映像は、リモートによる講義にありがちな(?)回線の不良によるディレイやフリーズ、ブラックアウトが頻発しており、講義の内容は映像を見ただけではほとんど理解できない──これらの不具合が意図的に作られた映像が流されておりまして、なるほど確かに「無料」だったらクオリティも低いだろうしそんなことにもなりうるだろうなぁと思弁的に理解できるわけですが、かような映像を作りこんでみせることで、この展覧会は欧米の芸術祭などにおいてまま見られるレクチャーパフォーマンスのパロディとなっていると言えるでしょう。会期中何回か予定されているパフォーマンスでは岡留氏自身による補足説明and/or(セルフ)ツッコミが映像に対して随時なされるとのことですが、それは別になくてもいいような気がする​:ablobcatgooglymlem:

かかるパロディを通して、この展覧会では「新卒一括採用の文化と現代の就職活動」の理不尽さというか、もっと端的に言ってオカルト/カルト的な様相を呈していることが遂行的に示されていたのかもしれません。実際、ギャラリー内には──ブラック企業を顧客に多く抱えていることで悪名高い──
モチベーション・アップ株式会社のポスターが掲げられたり、メインヴィジュアルが新興宗教のイベントのポスター感を露悪的に醸し出してたりしていたわけで。当方の就活生時代(だいたい岡留氏が産まれたころ(爆))も就活における/就活をめぐる言説はたいがいオカルト&カルトめいたものだった(中谷彰宏『面接の達人』とか)ことを思い返すに、あれから四半世紀以上経ってもまだこんな調子なんかぃと思うところではあるわけで、そういう点でもなかなかにクリティカル。26日まで

:x_twitter: :twitter: のブロック機能って、今日からなくなったようですね。いわゆる「メタクソ化」もなかなか極まってきた感じでしょうか。まぁ当方はこっちから投稿することはなくなったものの、公式アカウントとかからの情報は勝手に流れていくに任せているのでアレですが :blobcatnervous2:

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鮫島ゆい&中川トラヲ「I’m not a robot」展|2024.11.1〜16|KEN FINE ART(大阪市中央区) kenfine.art/

関西を中心に精力的に活動し、来年のVOCA展に入選してさらなる飛躍が期待される鮫島ゆい女史ですが、KEN FINE ARTで二人展が開催されるんですね。昨年のオープン以来、マーケット的な派手さとはひと味もふた味も違う傾向の作家を積極的に取り上げていますが、鮫島女史の絵画をどう見せるか、興味深いところ。

それにしても中川トラヲ氏の名前をかなりひさしぶりに見ましたゎ :blobcat0_0:  児玉画廊がまだ京都にもあった頃に作品に接したことがありますが、もう20年近く前のことですし…… :uwa:

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:pakupakudesuwa: 

初の実践
これ、パチンコ界隈ってなぜか実戦じゃなくて実践と表記するので、(展覧会めぐりのときにパチ屋の前を通りすがる際に)なんでなんだぜ!? と思うことしばしだったんですが、よく考えたらパチンコって対戦相手がいないから「実戦」とは厳密には言えないわけで。強いていうなら対戦相手は(確率を遠隔操作する)店の中の人なんでしょうけど?​:yabaidesuwa:​​:blobcatshh:

https://x.com/rui_kanimiso/status/1845720023467425848?s=61&t=EQaGe0jZT_d0NXpWAz0BKw

個人的には来年の関西国宝展祭りは、京都国立博物館での「日本 美のるつぼ」展(2025.4.19〜6.15)を最優先にしたいところですが、さて…… kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/s

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大阪・関西万博開催記念 大阪市立美術館リニューアル記念特別展 「日本国宝展」 tsumugu.yomiuri.co.jp/kokuhou2

2025.4.26〜6.15、大阪市立美術館(大阪市天王寺区)。来年の大阪・関西万博につけこんで(?)、既に奈良国立博物館と京都国立博物館で国宝展が開催されることが発表されてますが、大阪市でも(リニューアル工事が終わった大阪市立美術館で)開催されるそうで。似たような会期に同時多発的に開催される形になるので、うまく日程を作らないと大変ですな :blobcatnervous2:

:sticker_dangerous_items: 

このあるある、個人的に既視感がありまして、以前岡本光博氏から聞いた沖縄での現地制作の顛末とかなり同じなわけで。岡本氏がうるま市での滞在制作で、落石注意の標識と米軍機などをマッシュアップした《落米のおそれあり》(画像参照)を描いたら主催者側によってベニヤ板で隠されてしまったという事件ですね。この件自体は報道されて一時期話題になったものの、そこに至るまでの過程で、問題のイベントに協賛していた沖縄タイムスが現地で箝口令をしくなど暗躍し、しかし朝日新聞の記者が岡本氏と知り合いだったので現地取材も敢行して明るみに出た、という。それは2017年のことでしたが、オール沖縄はその頃からまるで成長していない……

その後この作品は「表現の不自由」展にも出展されてましたが、津田大介氏はきっとかような顛末を知らなかったんでしょうなぁ。知ってたらセレクトするわけないですからw

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:sticker_dangerous_items: 

<独自>辺野古抗議活動制止警備員死亡 事故映像を入手 11日に県議会で映像確認へ sankei.com/article/20241010-OG

実際、県議会で映像が流され、地元マスコミが隠蔽していたいろいろな事実が明るみになったようですが、かようにみんなで見ないふりをすることでスルーしたけど全国紙が報道して白日のもとに晒されるという一連の流れは、オール沖縄あるあるではあり :blobcatnervous2:

:sticker_dangerous_items: 

梅田界隈、先週末は大丸と阪神が同時にアートフェアを開催しており、期せずして百貨店美術バトルが勃発した格好でしたが、両方回ってみて、出展作品のクオリティもバラエティも明らかに阪神の方が上でして、ぃゃ大丸これ大丈夫なんか? と、百貨店美術に無縁な者でもいささか心配になったのでした

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大丸梅田店、売り場面積4割減 計6フロアから退くnews.yahoo.co.jp/articles/a4ec

数年後、10〜15階を(大阪駅北側でLucuaを展開している)JR西日本に明け渡すらしい。この前、15階のイベントホールでやってたアートフェアに行ってきただけに、個人的にタイムリーなニュースではあり :blobcatnervous2:  大丸は歴史的に心斎橋店の方がテコ入れとかの優先度高そうですもんね :ablobcatgooglymlem:

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