特別展「吟遊詩人の世界」大阪・国立民族学博物館で、“アジア&アフリカの吟遊詩人の世界”資料約480点 https://www.fashion-press.net/news/122687
2024.9.19〜12.10。国立民族学博物館、秋の特別展は吟遊詩人をテーマにするそうで。インドやエチオピアなど、八つの地域における吟遊詩人やそれに類する存在が取り上げられ、会期中に実演に接する機会も用意されているらしい。春の特別展では日本の仮面(をめぐる諸文化)を取り上げてましたから、特別展枠で芸能ネタを連発する形になるわけですが、吟遊詩人を単なる芸能で括って済まされるわけはもちろんないことは、接する側も念頭に置かなければならないでしょうね。さて……
「具体」で活躍した作家・今井祝雄の個展が芦屋市立美術博物館で、空間・時間・存在に向き合う創作の展開 https://www.fashion-press.net/news/122095
2024.9.14〜11.17。関西どころか国内外の様々なギャラリーで個展を開催してきた今井祝雄(1946〜)御大、美術館での個展はこれが初(!?)となるそうで。この記事のように「具体」のメンバーである──しかも唯一の戦後生まれである──ことが割と強調されがちですが、今井御大の本領は「具体」解散後の人力メディアアートやパブリックアートにあるので、そこを厚めに紹介する感じになればオモロそう
NHK BSで唐沢寿明氏が杉原千畝を演じた映画が放送されてたらしいですが、これパレスチナで上映したら(ry
「若冲激レア展」福田美術館で - 世界初公開の巻物《果蔬図巻》など、伊藤若冲の名品を一挙公開 https://www.fashion-press.net/news/122772
第一報以来、──今春の「進撃の巨匠」展もたいがいだったけど──展覧会タイトルのつけ方がそれにしてもこの福田美術館、ノリノリである状態やなぁと思うことしきりだった「京都の嵐山に舞い降りた奇跡!! 伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!」展ですが、会期が近づいてきて、詳細が公開されてますね。2024.10.12〜2025.1.19。「伊藤若冲の激レアな巻物」こと《果蔬図巻》が話題になる中でこっそり(?)コレクションした《乗興舟》(1767)も公開されるそうで、これは気になる。
田名網敬一が死去 大規模回顧展開幕後に https://www.fashionsnap.com/article/2024-08-20/tanaamikeichi/
田名網敬一(1936〜2024)。慎んで、ご冥福をお祈りします……
Watch “Jackson Pollock 51,” a Historic Short Film That Captures Pollock Creating Abstract Expressionist Art on a Sheet of Glass
Gallerist’s Eye #3 MINAMI MIYAJIMA「BAIKA PIXEL」2024年9月14日(土)~10月13日(日) https://thethree.net/exhibitions/6579/
知らん間にthe three konohanaの次回展の情報が公開されてました。アーティスト活動の傍ら、今里(大阪市生野区)地区でJITSUZAISEIなるスペースを運営するなど、大阪で八面六臂の活動を繰り広げているMINAMI MIYAJIMA(1997〜)女史の個展。彼女の取扱ギャラリーであるアトリエ三月(大阪市北区)とその主宰者な原康浩(1983〜)氏の協力のもと、the three konohanaオープン当初の名物(?)企画「Gallerist’s Eye」として開催されるそうです。会期中にはトークのほか、(同じくアトリエ三月取扱作家な)新村葉月、Koichiro Kojima両氏も交えた街歩き企画「BAIKA POINTS」も予定されているとのこと
【800万部超!世界で一番読まれている美術の名著】『美術の物語』、幻の「ポケット版」が、装いを新たに今秋発売決定!|Web河出 https://web.kawade.co.jp/column/98104/
ゴンブリッジ『美術の物語』、かつてphaidonから出てたポケット版が河出書房新社から再刊されるそうで、10月18日発売予定。確かに高校生や美大生にとっては現行のクソデカ版はアレではあるんでしょうけど、このポケット版も¥4,990+税(発売当初は特価として¥3,990+税)ですから、当方的にはよく頑張ったなぁと思いつつも……
「暴力ガードマン」と労働運動 ──「労働立法」としての警備業法── https://www.ritsumei-arsvi.org/essay/essay-5244/
立命館大学の大学院先端総合学術研究科に所属している岩﨑弘泰氏による研究ノート。1972年に成立した警備業法によって警備会社やガードマンの職掌の範囲が(改めて)定められたその背景には、労働争議の場において組合側をフルボッコするために作られた「特別防衛保障」なる警備会社が各地で暴力沙汰を起こしていたという事情があった──そうで、新自由主義において「アウトソーシング化」と呼ばれることになる動きをこの特別防衛保障は先取りしていたわけですね。
岩﨑氏、《「警備業の労働実態を明らかにする」とのテーマで始まった私の研究は、「労働組合や社会運動団体等の活動の自由を、如何にして守るのか」との別のテーマにつながり、現在に至っています》という見通しのもと、参与観察も行なったそうで、博論→公刊というルートを辿ったら読んでみたいですね。警備会社、アウトソーシングと人材プールの両方の側面があります(知人の画家も一時期警備会社で働いてましたから)ので、分析対象としてなかなか一筋縄ではいかないですが [参照]
南海トラフ監視強化、なぜ1週間…「避難で体調崩したり社会活動の維持が困難に」 : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/national/20240809-OYT1T50275/
南海トラフよりも「なんかいいトリュフ」の方が……
好事家、インディペンデント鑑賞者。オプリもあるよ♪