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空音央が語る父・坂本龍一 「完璧主義ではない素顔」と「ラストエンペラー秘話」 | “最後の演奏”をとらえた話題作『Opus』 | クーリエ・ジャポン courrier.jp/news/archives/3395

ぁれいつの間にか空音央氏が坂本龍一の息子である事実がオープンになったんですね。空氏が2019年の堂島リバービエンナーレにアルバート・トーレンと組んで出展していたときは、なんかそう噂されてるらしいけど……(とりあえず真偽不明ということで、よろ) という扱いだった記憶が :blobcatnervous2:

あたしか さんがブースト

今回、過去作と比べてもなかなか異質な一点がありました。ストロークと余白は画面上でほぼ半々になっており、それゆえ、このシリーズの中でも最も「白い」作品となっていたのですが、ここにおいては、見る側は雄弁・饒舌と余白=沈黙とが同じものとして感得されることになるのではないか。普段饒舌な人が急に黙ると逆にそれが雄弁な表現として受け取られることは実生活でもよくありますが、この作品が印象的なのは、かような場面における言語実践が示しているような、雄弁と沈黙とが並行するばかりか端的に一致するような「言葉のように」描かれているところにあると言わなければならないでしょう。ここに松田氏の新たな達成を見ることも、不可能ではない。

ところで、もうひとつの《備忘録・日記》シリーズは、まさに鉛筆の赴くままにほぼ毎日正方形の上に描かれていますが、こちらも「(一時滞在していたインドネシアで見た)神木」をダイレクトに参照したフォルムが現われたり、逆に省筆が尽くされてミニマルな緊張感を持ったりと、より松田氏の肉声/心の動きに近そうな作品が並んでおり、こちらも見応えが大いにありました。15日まで。

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それはさておき、《言葉のように》は既述したように、切り貼りされた複数の紙によって構成された下地に鉛筆で描くというものですが、かつてはほぼ完全に塗りつぶされていた画面は、しかし年を追うごとにストロークが可視化されていき、線と余白、そして切り貼りされた複数の下地がそれぞれに「言葉のように」露呈するものとなっていっており、天野画廊で一・二点瞥見するだけでもスリリングな鑑賞体験となっていたもの。で、今回は可視化されたストロークの粗密がさらに強調された作品が揃っていたのでした。《言葉のように》においては、画面上におけるストロークはパロール(私的な話し言葉)に、余白は沈黙に、下地は言語の領野に対応していると見ることができますが、そのような構造言語学の絵解きに終わらないところに、この《言葉のように》シリーズの重要性がある。

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LADS Galleryで開催中の松田彰「言葉のように」展。関西において既に大ベテランである松田彰氏、当方が作品に接するようになったのは10年ほど前からですが、その頃からずっと、紙を切り貼りして作られた下地を鉛筆で塗りつぶす《言葉のように》シリーズを中心に様々なシリーズを展開しています。今回もその《言葉のように》シリーズの大作と、18cm四方の正方形のパネルにやはり鉛筆でいろいろな抽象画(画?)を描く《備忘録・日記》シリーズが出展されていました。当方、最近は天野画廊での「アーティフィシャルな位相」展でしか松田氏の作品に接する機会がなく、個展は数年ぶりだし、移転後のLADS Galleryもこれが初訪問だし

《私たちはちょっと気合を入れればコンピューターを作れるのだ、という状態へ持っていくことこそ、コンピューターなしでは生きられなくなってしまった私たちが社会の中でできる直接運動=アクティビズムなのだ》──これ、一見するとメチャクチャなことのようですが、言われてみれば確かにスクウォッティングやアヴァン・ガーデニング(AVANT-GARDEning)といったアクティヴィズムに通じる話ではありますね。それを(半導体や集積回路、マザボなどの製造過程にかこつけて)「版画」に結びつけてるのは、目から鱗でした。アクティヴィズムは版画<BT [参照]

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そんな中、Gallery H.O.Tが推薦した黒田麻紗子女史は、来場者にメモ片を配って近況やらメッセージやらを書いてもらい、その後手持ちの古い図鑑(魚介類のでした)から適当に魚を切り抜いてDMなどと一緒に封入して渡す──で、そのあとはすぐ立ち去ってもいいし、彼女や同席した来場者と雑談で盛り上がってもいい──というパフォーマンス(?)を行なっていました。このgallerismでパフォーマンスを作品として出してくるアーティストって、管見の限りでは初めてのような。

黒田女史、大阪市内でシルクスクリーンの工房を経営しながらたまにかような個展(個展?)を関西各所で開催してまして、今年も数ヶ月前に神戸のcity gallery 2320で開催していたそうですが(未見)、アーティストが作品に代えてこのような他者とのコミュニケーションの場を設定するという動き自体はありふれているものの、しかし黒田女史の場合、その場が何らかの目的のもとに/それを目指して設定されているわけでは必ずしもなく、しかもそうした目的の不在だけがある徹底性をもって具現化しているところに特徴があります。このgallerismは明日までですが、黒田女史はこの後10.23〜11.4にGallery H.O.Tで個展「数茶会」展が予定されておりまして、そこに臨席してから、また改めて考えてみたいところ。

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PIASギャラリーで開催中のgallerism 2023 in 中津。毎年この時期に関西各所にあるギャラリー+有志(今回は11ヶ所+1コレクティヴ)が推薦作家を選んで作品を展示するというこのイベント、今年も絵画や立体など様々な作風の作品が雑然と並んでいました。個人的にはgekilin.推薦の高松威氏の鉄の作品とContemporary Art Gallery Zone推薦の吉田泰昌氏、MU東心斎橋ギャラリー推薦のいのとみか氏の絵画作品が良かったです。

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ドゥルーズ『狂人の二つの体制』(河出書房新社、2004)、主要著書以外の小論やインタビューなどが多く所収されていますが、英語版ではこの「ヤーセル・アラファトの偉大」Grandeur de Yasser Arafat(1984))が──イスラエルやユダヤ人に配慮して?──削除されていると小耳に挟みまして

こんな本が出るんですね。10月17日発売予定。著:西出ひろ子

:x_twitter: とかで蛇蝎のごとく嫌われているマナー講師ですが、確かに現代日本における最も典型的なブルシットジョブ((C)デイヴィッド・グレーバー)なのは事実ですし :blobcatnervous2:  さて……<BT

突然「失礼クリエイター」と呼ばれて honto.jp/netstore/pd-book_3280 [参照]

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マナー講師の逆襲だ!! 

突然「失礼クリエイター」と呼ばれて
西出 ひろ子 (著)
《マナー業界の第一人者が、SNS上での自らの炎上体験を交えながら、マナー講師へのバッシングやマナーに関する記事への批判について原因を分析。マナーにまつわる誤解を解き、本来のマナーのありかたを伝える。》
honto.jp/netstore/pd-book_3280

藤井竜王八冠に 才能と努力で前人未到の快挙 : 読売新聞オンライン yomiuri.co.jp/editorial/202310

当方の居所、今度日本将棋連盟の大阪支部が移転してくるということで「将棋のまち」を自称し、たまにタイトル戦(王将戦)も開催されてますが、なぜかここでの対局で藤井八冠が勝ったことは一度もなく、今だったら「藤井八冠が勝てないまち」を名乗って街おこしのネタにできる説 :blobcatnervous2: :sticker_dangerous_items:

「AMBIENT KYOTO 2023」レポート! 坂本龍一、コーネリアスなどが参加、京都でアンビエントを堪能できる10月6日〜12月24日 tokyoartbeat.com/articles/-/am

開催中〜12.24|京都新聞ビル地下1階(烏丸丸太町)&京都中央信用金庫 旧厚生センター(烏丸七条)。昨年のブライアン・イーノ展で味をしめたのか、アンビエントミュージック全般に枠を広げてレギュラーイベント化したようで。京都新聞ビル地下一階は以前別イベントの際に入ったことがありますが、地下なのに天井がやけに高かったのが印象的だったので、アンビエントに使うにはむしろもったいない説あり :blobcatnervous2:  調べてみたら値段もアンビエント(アンビエント?)でした。¥3,300ってェ…… :ablobcatgooglymlem:

彦坂尚嘉「PWP: Practice by Wood Painting」展|2023.10.14〜11.25|MISA SHIN GALLERY(東京都港区) misashin.com/exhibitions/jpn_h

彦坂尚嘉(1946〜)氏、関西では作品に接する機会が少ないし、本人の近年の言動がアレなのでアレですが :blobcatnervous2: 、このあたりの、「美共闘」の喧騒が過ぎ去ってからの仕事は割と興味深いところがありまして。「本展では近年、作家のスタジオで新たに発見された、1980年代から1990年代の「ウッド・ペインティング」を12点を展示いたします」とのこと。美術館レベルでの回顧展が近い? :sticker_dangerous_items:

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