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こういう、脳の機能や認識のプロセスにかかわる研究がよりダイレクトにフィードバックされていれば、人文(笑)とか言われることもなかったでしょうなぁ :ablobcatgooglymlem: [参照]

あたしか さんがブースト

140字すら読めない人間、文字を読むっつーより画像を見るような感覚なんだろうけど、実はそれにちょこっと関わりそうな研究がありまして

文字を読むだけなのに人間って不思議だねえ

あたしか さんがブースト

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あたしか さんがブースト

夢という言葉は、この作品においては 

「古い夢は私たちの夢ではない Old dream is not our dream.」というナレーションがことあるごとに繰り返されていることからも見えてくるように、キーワードの一つとなっています。先にあげたインタビュー記事でもジュリアン本人が「ディアスポラ的な夢の空間」という言葉を、この作品に限らない自身の制作活動にも敷衍しつつ発しているのですが、これらを踏まえつつ「古い夢は私たちの夢ではない」というナレーションに改めて接してみると、この「古い夢」は実のところ誰の夢なのかという問題が出てくる。

意識改革の本質はもっぱら、世界にみずからの意識に気づかせ、自分自身についての夢から目覚めさせ、世界にたいしてそれ自身の行動を説明してやるところにのみあります。
(略)
そうだとすれば、われわれのスローガンはこうでなければなりません。つまり、独断による意識変革ではなく、自分自身にとってもはっきりしないような神秘的な意識──この意識が宗教的にあらわれるのであれ、政治的にあらわれるのであれ──の分析による意識変革を! というわけです。そうなれば、世界は久しい以前からある事象についての夢をもっていたが、それを現実に所有するためには、それについての意識をもちさえすればよいのだ、ということがあきらかになるでしょう。
マルクス(村岡晋一(訳))「『独仏年誌』に掲載された手紙」(『現代思想』2004年4月臨時増刊号所収)
「古い夢」は誰の夢なのか──私たちはマルクスとともに「世界」と、より正確には世界という形で具現化している資本(主義)と答えることができる。とするなら、ジュリアンの「ディアスポラ的な夢の空間」「クィアな時間性」とは、それ自体を審美的に目指すことという以上に、「世界にみずからの意識に気づかせ、自分自身についての夢から目覚めさせ、世界にたいしてそれ自身の行動を説明してやる」ことをめぐる対抗的想像力の実践であることが見えてくるでしょう。唐突にマルクスを持ち出しましたが、英国におけるポストコロニアル・スタディーズやカルチュラル・スタディーズがマルクスの、従前のマルクス主義から見たら邪道なやり方による再読・再考のプロジェクトでもあったことをここで想起するのは、決して突飛なことではありません。ついでに言うと、マギー・チャン演ずる媽祖神は、ディアスポラ的でクィアな時空を眺めるだけの位置に終始置かれている点において、ヴァルター・ベンヤミンにおける「歴史の天使」の比喩なのではないか

それにしても、ジュリアンの映像センスはなかなか端倪すべからざるものがありまして、例えば
あふれる福建省の山村や毛沢東時代のドキュメント映像において天安門広場を行進する人々が掲げていた旗から、スタジオでの撮影シーンにおけるグリーンバックへとパッと切り替わるところとか、これは上手いなぁと驚かされた次第。言うまでもなくグリーンバックは合成映像を作る際に今なおスタンダードな設備となっているわけですが、ジュリアンはかような映像的操作で、グリーンバックを時間や空間に合成する資本(主義)の喩であることを端的に見せつけているわけですね。あるいはラストシーンにおいて書家の(?)お爺さんがガラス板に──Ten Thousand Wavesの漢訳である──「萬重浪」と揮毫するや、中国人スタッフたちが寄ってたかって拭い去ってしまうというシークエンスを配することで、不法就労から始まったこの作品をスタッフの労働で終わらせるというライム(ライム?)を見せているわけで、そこも唸ることしきり。

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あたしか さんがブースト

それはさておき、今回はジュリアンが 

2010年に制作した映像インスタレーション《Ten Thousand Waves》が出展されていました。2004年にイングランド北西部で起こった、主に福建省出身の中国人不法入国者が密漁中に遭難事故を起こして23人が死亡した事件をきっかけに制作されたというこの作品、沿岸警備隊によるこの事件の記録映像・音声や中国各地でロケした映像、毛沢東時代に撮影されたドキュメントフィルムなどをふんだんに用いた50分弱の映像作品となっていますが、会場内に設置された九つのスクリーンにこれらの要素がなかばランダムに映写され、しかも全画面を一度に視野に入れることができないように配置されているため、展示室内を移動しながら見ていき、複数の画面に分裂的に接することを強いられる。それによって、映像に接する側もまたイングランド北西部で命を落とした彼/彼女たちの移動に(何万分の一ではあれ)身体によって思いを馳せることになります。で、ジュリアン自身もまた両親がカリブ海のセントルシア島から英国に移住していること、さらに上述したように、中国でロケを行ない、中国人スタッフや往年の香港映画の名優マギー・チャンも──古くから旅や漁業の守り神として信仰されている──媽祖神役で出演していることも重ねられることで、複数の移動が映像の中/外で描かれることになる。世界中の人々の、国境どころか大陸を越えた移動が全世界の文化/政治にいかに影響を与え(られ)たかを様々な解像度のもとに再-解析していく動向はしばしばポストコロニアル・スタディーズやカルチュラル・スタディーズと呼ばれていますが、この《Ten Thousand Waves》もまた、かかるスタディーズの中から生み出されていると言ってよいでしょう。

この《Ten Thousand Waves》において、人々の移動は空間的なもののみならず、時間的なものでもあることに注目する必要があります。中国各地でロケした映像は、昔ながらの面影をよく残している福建省の山村から、1930年代の上海を再現したオープンセット、さらには現代の上海浦東地区の高層ビル群までといった具合に、中国史を(ダイジェストではあれ)一挙に串刺しにするものとなっていたことに、それはよく現われている。こうして《Ten Thousand Waves》では空間も時間も多層化され、それらが
単純な過去→現在→未来ではない形で再び結び合わされるような時空が映像の内容的にも、また九つのスクリーンを用いていることによっても遂行的に実現しているわけで、ジュリアン本人へのインタビュー記事の中で聞き手の清水知子女史が「クィアな時間性」という言葉でかかる事態を説明していたのは非常に的確であると言えるでしょう。その上で、このクィアな時間性がこの作品においてはそれ自体を目指しているわけではないことに注目する必要があります──それはという言葉にかかわって、重大である。

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あたしか さんがブースト

心斎橋にあるエスパス ルイ・ヴィトン大阪で開催中(〜2924.9.22)のアイザック・ジュリアン「Ten Thousand Waves」展。 

イギリスの映像作家・現代美術家のアイザック・ジュリアン(1960〜)の、関西ではおそらく初となる個展。今年3月から始まっていますが、当方は会期末近くになって、ようやく拝見しました。ルイ・ヴィトンの所蔵コレクションを展示するエスパス ルイ・ヴィトンですが、大阪ではこれまでゲルハルト・リヒターやアルベルト・ジャコメッティ、シモン・アンタイといった、モダンアートのビッグネームの作品による展覧会が続いてきており、ジュリアンのようなコンテンポラリー系のアーティストの展覧会は今回初めて開催される形となるわけでして。そういうのはエスパス ルイ・ヴィトン東京が行なうとい感じに使い分けていると思ってたから、嬉しい誤算。

【本日お救いした文物】安藤礼二『神々の闘争 折口信夫論』(講談社文芸文庫)、眞藤雅興『ルリドラゴン』第2巻、松井優征『逃げ上手の若君』第17巻(以上集英社)

関東の老舗書店「有隣堂」が大阪初出店へ、タリーズとコラボの新業態(Lmaga.jp) news.yahoo.co.jp/articles/de77

あさって開業するグラングリーン大阪ショップ&レストラン内にオープンするらしい。有隣堂、これが大阪初出店となるそうですが(神戸には前から進出しているらしい)、何か似たような名前の書店に空目しまくってしまい、ぇ大昔から関西にもなかったっけ? となってしまう :ablobcatgooglymlem: :uwa:

《ZINEなどの同人誌コーナーも常設され、普段はなかなかお目にかからない本とも出合うことができる》《店内の中央のアートイベントスペースでは、「アートバー」による絵のワークショップ(7500円~)が月・水・金・土・日曜に開催される。プログラムは日によって異なり、コーヒーやお酒と共に気軽にアートを学ぶことができる》とのこと。これらの新機軸が保守的な大阪の読書人界隈に受け入れられるかどうか、まぁ様子見

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ラストワンマイルを担当している別部署の人がなかなかな量のレタスを職場に持ってきまして、というのもその人が担当している物流センターの顧客な子ども食堂が仕入れ過ぎてしまってこのままではフードロスになってしまうからもらって欲しいと頼まれて断りきれなかったからだ、という。さっそく部署を超えて女性従業員たちが山分けして無事捌けたのですが、その一部始終を傍観してて、ぁれ今何かと話題の米不足(と称する謎現象)ってのも、ひょっとしてこういうカラクリ? と思うことしきり :ablobcatgooglymlem:

(なお当方は彼女たちの気迫に押されて、もらえませんでしたw :blobcatfearful:

あたしか さんがブースト

のんさん「昔と今をつなげたい」 芸術祭で空間作品を発表 神戸 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20240830/k00/00m/040/259000c

知らん間に開幕してた今年の
六甲ミーツ・アート(〜2024.11.24)、やはりと言うべきか、ex能年玲奈のん女史の作品の紹介記事が真っ先にあがってました。リボンをメディア/メディウムとして使っているらしいというのは以前仄聞したことがありますが、画像を見るにトルソーと絡めて使っているようで、シュルレアリスムとかとの類縁性がある感じでしょうか。芸能人のアーティスト活動としてはずいぶんニッチなところを狙ってるなぁ感がすごいので、気になるところではあるのですが、現地に行けるかどうかというと日程的に厳しい感じなので、彼女がいかなる思惑のもとにかかる作品をものしているのかは分からずじまいになりそう……​:blobcatnervous2:

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「東京中日スポーツ」事実上の“廃刊”か 「紙媒体をやめるということは“トーチュウ”ブランドが消えることに…」 dailyshincho.jp/article/2024/0

東京中日スポーツもさることながら、《中日新聞の関東版である東京新聞も苦境に立たされている。同紙は8月いっぱいで23区を除く地域で夕刊の配達を終了する》というのも全然知りませんでした :blobcatnervous2:  中日新聞だけ残ればそれでいいと割り切ってるでしょうし、そのためなら中日ドラゴンズも躊躇なく切り捨てそうで :ablobcatgooglymlem: :uwa:  祝え、ドラゴンズ身売り騒動、まさにその序章である?(←仮面ライダージオウ風言い回し)

二月から半年以上続いてましたが、今日が最終日でしたね。先日は地下鉄東山駅を広告ジャックしてましたが…… :blobcatthink:

あたしか さんがブースト

当方的にはこの20年の展覧会ベスト3(←さすがにベスト10はチトしんどいので ​:blobcatnervous2: )といいますと……

・2007年に京都国立近代美術館で開催された
「文承根+八木正 1973-83の仕事」展

・2011年に西宮市大谷記念美術館で開催された「生誕100年 津高和一 架空通信」展

・2023年に国立民族学博物館で開催された
「ラテンアメリカの民衆芸術」展 [参照]

あたしか  
【Tokyo Art Beat 20周年アワード】結果発表! 400件から選ばれたベスト展覧会は? ユーザーのコメントとともに発表【Tokyo Art Beat 20周年記念】 https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/tokyo-art-beat-20t...

【Tokyo Art Beat 20周年アワード】結果発表! 400件から選ばれたベスト展覧会は? ユーザーのコメントとともに発表【Tokyo Art Beat 20周年記念】 tokyoartbeat.com/articles/-/to

ぁこれ知らん間に発表されてたんですね。おおむね5年ごとに区切って、それぞれの期間でベスト10を発表してまして、そんなやり方の妥当性については議論が分かれるところかもしれませんが、まぁ現代美術ヌルヲタ勢としては、ぁこれ当方も見に行ったことあるな〜となったりならなかったりするくらいでちょうどいいかなぁ、と :ablobcatgooglymlem:

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:x_twitter: 上で数日前から急に世界各国の初音ミクを描くというムーブメントが起こっていますが、そんな中で「イスラエルの初音ミク」と称して真っ黒な画像を投稿している人がおり、あぁまぁイスラエルの初音ミクって実在してても昨年10月の音楽フェス出演中にハマスの襲撃を受けて<censored>でしょうからねぇと反射的に察せられたのですが、よくよく考えたら、イスラム教並に偶像崇拝禁止を押しつけてくる&イスラエルの政治や軍事を牛耳っているとつとに言われるユダヤ教超正統派に対する当てつけの可能性もあるのでした :blobcatthink:

x.com/its_hipolita/status/1827

展覧会めぐり、後場はgalerie 16→KUNST ARZT→cozyca products shop HIRAETHと見て回りました

展覧会めぐり、本日は京都。前場は京都文化博物館を見て回りました

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