この手のArtistically Engaged Sociology(?)な学科として既に存在している追手門学院大学社会学部の社会文化デザインコースの卒展というのが1月に(同大学のある)大阪府茨木市で開催されており、知人が同コースの教授をしている縁で拝見したものですが、カリキュラム的に「ちゃんと伝える」手段を身につけさせることに全振りしているのか、(自分自身も含む)当事者たちの具体的な語りをメディア化することに意識が向いた映像作品やパネル展示が多くて、美大芸大のそれとはひと味違うものとなっていました。
まぁ「推し活」を俎上に乗せた作品が多様なメディアで展開されていたのは、仕方ないとはいえ、今の学生にとって身近でリアルでアクチュアルなテーマってそれぐらいしかないんかなぁと思わされたのも、事実ではあるのですが (このテーマ、ジャニーズが爆発四散した来年度以降は取り上げ方がけっこうムズいお題になりますからねぇ…… ) [参照]
「天は二物も三物も与えた」展覧会“画伯”工藤静香、芸能人が続々入選する『仁科展』の真価(週刊女性PRIME) https://news.yahoo.co.jp/articles/df604f021198a938fea85c34d472ddcc421e7e97?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240305&ctg=ent&bt=tw_up
「仁科展」ってwww 本文を読まなくても「真価」がいかほどか伝わってくるスタイル
そう言えば
今週の北船場界隈(北浜駅〜淀屋橋駅周辺)では、船場商人の家に代々伝わる雛人形を各所で展示するイベントが開催されてました。画像は三菱UFJ銀行大阪本店のロビーに飾られてた雛人形ですが、この近所の芝川ビルでは、芝川家の四姉妹それぞれの雛人形というのが一挙に展示されており、雛壇の段数もさることながら、おままごと用(?)ミニ食器が何十脚も付属品になってたりと、庶民とはレベチ過ぎて、やっぱり船場の大金持ちは違うなぁと呆然しきり(芝川ビルのは撮影禁止だったので画像なし)。
中之島美術館での「大阪の日本画」展で「船場派」という新たなエコールが爆誕したり、「決定版! 大阪の女性画家たち」展でこのあたり生まれの女性たちが意外と画業に参入していたことに光が当てられるなど、船場の大金持ちへの解像度が上がる機会が続く中、それらの展覧会の外伝として、オモロ
昨年国立工芸館(金沢市)で開催されていろいろな意味で話題になってた「ポケモン×工芸」展、佐川美術館(滋賀県守山市)に巡回してくるんですね。京都駅内の広告で知った 2024.3.30〜6.9。
で、このあと、MOA美術館(!?!?)→都内のどこか(未発表)→松坂屋美術館→八戸市美術館→長崎歴史文化博物館と巡回するそうで…… https://kogei.pokemon.co.jp/
好事家、インディペンデント鑑賞者。オプリもあるよ♪