ふと思った事を書き殴りますが。
私は日本に生まれたエスニックマイノリティなんですが。
差別を問題視している日本のマジョリティの方と話していて気付いたのは、なんというか。
ぶっちゃけ、こちらの認識としては”日本人”という概念は、過去に極悪非道な行為をやらかした危ない人、今もまたやらかしそうな人、なんですよ。
それでもここに生まれてしまい、母国語が日本語になってしまい、ほぼ日本でしか通用しない資格を得てしまい、エスニックマイノリティの母も私が遠くに住むことを望ましく思っていない、などの複数の要因により、上記のような認識ながらも仕方なく日本に住み、住むからにはこの場所を少しでも良い場所にしたいと思っているわけですが。
どうも日本のマジョリティながらも差別を問題視している奇特な方々の中でも、結構な数の方々が”日本人”というものを無垢な、無謬の存在、みたいな認識でいるんだなあと。
特に歴史を良く知らない方々が。
あー、根本的な認識の違いはそこかと。
あー。
つまりは、「日本に差別はない」というデマゴーグのように、「日本人は無宗教」という言説もまた、為政者が支配しやすくするためのデマゴーグ、ということは言えるかもしれませんね。
「日本は2700年前の神武天皇による建国以来、万世一系の天皇家が治める国」みたいな神話を、信じてはいないとしても心のどこかで支えにしてる時点で宗教なんですよこれは。