ふと思った事を書き殴りますが。

私は日本に生まれたエスニックマイノリティなんですが。
差別を問題視している日本のマジョリティの方と話していて気付いたのは、なんというか。

ぶっちゃけ、こちらの認識としては”日本人”という概念は、過去に極悪非道な行為をやらかした危ない人、今もまたやらかしそうな人、なんですよ。
それでもここに生まれてしまい、母国語が日本語になってしまい、ほぼ日本でしか通用しない資格を得てしまい、エスニックマイノリティの母も私が遠くに住むことを望ましく思っていない、などの複数の要因により、上記のような認識ながらも仕方なく日本に住み、住むからにはこの場所を少しでも良い場所にしたいと思っているわけですが。

どうも日本のマジョリティながらも差別を問題視している奇特な方々の中でも、結構な数の方々が”日本人”というものを無垢な、無謬の存在、みたいな認識でいるんだなあと。
特に歴史を良く知らない方々が。

あー、根本的な認識の違いはそこかと。

さて、この認識があってるか間違ってるか、良いか悪いかは別にして。

例えば私はジェンダーではシス男性というマジョリティ属性なわけですが。
たとえばジェンダーマイノリティ属性の方々との意識のギャップというのは、上記のようなものがあるのかなあ、であればその認識というのは、こちらがただのギャップと思ってるものでも、実は渓谷のような隔たりがあるのかもしれない、などとぼんやりと思った次第です。

無垢が故にちょっとやらかしちゃいました、テヘペロ!みたいな認識なんだよなー、ぐらいの。
いやおまえ、俺を殺しにかかってる位の勢いなんだが、という。

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そう、一番言いたかった事は2つ目のTootで、1つ目は前フリみたいなものだったんですが、なんか1つ目に皆さん注目していただいたようで。
しかもわざわざ「"日本人"という概念」という、認識の話をしているということを強調してるのに「日本人という国籍で逆差別するのか」とかいうエアリプも確認できたところも含めて予測の範囲内というか。

まあでも、大きな概念を含む自己というものを認識するとき、ナルシスティックな側面があるのはある意味しょうがない事ではある、というのは理解しています。
ただまあ、日本の場合は、水戸学等により神話を妄信した結果、大陸の民を蔑み、それが植民地支配にも影響を与え、更には戦後も逆コースによりそういう国学思想が解体されず、未だに朝鮮半島からの移民説を頑なに拒むに至っている、という、妄信的なエスノセントリズムが根底にある、というのが大きいのではないかと思います。
こういう体制を温存する限りは、"日本人"のナルシシズムは続いてゆくのだろうなと。

海外の第二次世界大戦資料館などで学校で習わなかった事を知りショックを受けた、という人も多いのだけれど、「ああ、日本はこんなに酷い侵略戦争をしたんだ」となる人は少数で、被害者のディスカウントを始めたり「日本は悪くなかった」という言説に逃避する人々が文字数

あー。

つまりは、「日本に差別はない」というデマゴーグのように、「日本人は無宗教」という言説もまた、為政者が支配しやすくするためのデマゴーグ、ということは言えるかもしれませんね。

「日本は2700年前の神武天皇による建国以来、万世一系の天皇家が治める国」みたいな神話を、信じてはいないとしても心のどこかで支えにしてる時点で宗教なんですよこれは。

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