『黄金虫』、いかにも怪奇小説みたいな「ひとつのアイデアにとりつかれてしまった人間にはちゃめちゃに振り回されてこれよく主人公もジュピターもレグランドをうっかり殺さなかったね!?な前半パートと、理路整然とした暗号解読が行われる後半パートでぜんぜん印象が変わるので、ポオが推理小説の草分け的な立ち位置にいるのと、地の文の言い回しや言葉の選び方に一定の拘りが伺えてポオってまじで文章うめえな…てなったんですけど、それはそれとしてレグランドのジュピターに対する扱いのやばさが本当にやばい せめてちゃんと見つけたものを完全に均等に三分割してからジュピターに多めに分けたんでしょうね!?そうじゃなかったら許さんしそれが最低ラインぞ(お前はジュピターの何?
またすこしずつ本を読めるようになってきて、"ポオの衣鉢を継ぐ"(この言い回しもすごいな)ブラッドベリの『10月はたそがれの国』が面白かったので怪奇幻想小説を読みたいならつまりポオを読めばいいのでは…?になって創元推理文庫の『ポオ全集4』を読んでいる ポオの作品発表が1832年-1849年で(ポオは1849年死没)南北戦争が1861年-1865年、奴隷解放宣言が1862年9月に予備宣言なので、これが180年前の人権感覚…て白目になりつつ読んでる
〈また、精神障害者による事件が報道された場合に、「精神障害者は危険だ」という誤った偏見が広がることも心配です。大前提として、適切な支援や治療を受ければ罪を犯すことはなく、誰でも社会の中で普通に暮らしていくことができます。法務省の13年の調査でも、精神障害などの影響で心神耗弱と認められた無差別殺傷犯は、治療を中断していたり、そもそも治療を受けていなかったりする人が半数以上でした。
偏見は孤立を助長します。
罪を犯した精神障害者は、障害と前科という二重の偏見によって、住居や仕事を見つけるのに苦労します。困窮し、周囲の支援もなければ、再犯につながる負の連鎖に陥ってしまいます。〉
社会への信頼を喪失した青葉被告 孤立を防ぐことが犯罪の芽を摘む:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASS1J5K6WS19PTIL002.html
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