〈また、精神障害者による事件が報道された場合に、「精神障害者は危険だ」という誤った偏見が広がることも心配です。大前提として、適切な支援や治療を受ければ罪を犯すことはなく、誰でも社会の中で普通に暮らしていくことができます。法務省の13年の調査でも、精神障害などの影響で心神耗弱と認められた無差別殺傷犯は、治療を中断していたり、そもそも治療を受けていなかったりする人が半数以上でした。
偏見は孤立を助長します。
罪を犯した精神障害者は、障害と前科という二重の偏見によって、住居や仕事を見つけるのに苦労します。困窮し、周囲の支援もなければ、再犯につながる負の連鎖に陥ってしまいます。〉
社会への信頼を喪失した青葉被告 孤立を防ぐことが犯罪の芽を摘む:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASS1J5K6WS19PTIL002.html