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リメイク版で消えた要素「コメットさん」だが、これは「ヤクザの女」モチーフからの改造とみられる。
コメットさん呼びすることで(コメットさんというのは60年代の魔法使いドラマが元ネタで、いささか古いポピュラーカルチャー用語)、身体障害者女性に奇妙な効果を付与しているのだが、当時目立っていた北野映画を意識しつつヤクザ映画文法を外したことで、コメットさんを中心とした擬似家族っぽさが強める作戦があったんだろう。

これはリメイク版で消えてはいないが、方向性はちょっと別物になっている。

旧版の90年代後半時点で、ヤクザ&Vシネの延長に擬似家族を見出すルートがすでに見えるのが収穫だった。ソナチネだと「ヤクザ、女、舎弟」だけど、もっと水平感がある。

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捜索対象がでっちあげにずれ込むって、哀川翔主演の勝手にしやがれシリーズでもやっていたから、その成果を持ち込んだのが蛇の道になるんだろうな

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復讐対象が三人目の犠牲者あたりからでっちあげにずれこんで、実際の殺害者が誰なのかが茫漠とし始めるのが旧版の真骨頂だなー。ここ、リメイクでは必ずしも鮮明ではなくなって、別の試みになった。

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北野武とVシネヤクザ文法からの逸脱という面が消えた結果、リメイク版では復讐とジェンダー秩序の主題が表面に来たんだろうな

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蛇の道の香川照之が、「復讐者のつもりが加害者」として殺されるわけだが、香川のその後の醜聞によってこの作品一本で人生がアレゴリーになってる。そういう墓標めいた作品だな。

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蛇の道旧版を見返してみたけど、単なる市民二人がヤクザをいじめている構図が鮮烈だな~。

哀川翔と香山照之がにやにや拷問してるのは、市民がヤクザをいじめる反転性で機能してるので、ヤクザ演技がなくなるのと同時に主演コンビたちも微調整を余儀なくされたんだろうな。

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原作優遇とアニメ産業の成功は因果性ないだろ?と結論箇所から疑わしい。この作者はアニメ化もドラマ化もしていないので、「同じような売れてない漫画家たちのあいだで浸透しているフォークロア」の結晶とみるべきだろうな。

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「やっぱりエッセイ漫画ってプロパガンダ手法てんこ盛りなんだなあ」と、自己紹介になってしまっているケースだなこりゃ。
部分的にドラマ実写化の情勢に関して正確なところもあるんだろうけど、話法がプロパガンダ。

x.com/MangaNoriba/status/18069

白江幸司 さんがブースト

なんか家に帰りたくなくて、名古屋の中心部を歩きまくって今帰るとこ。高速道路の下のスケートパークのノウゼンカズラは、私が高校生のとき試験期間中にスケーターのお兄さんたちを見物してたときからずっと咲いてる。同じ街に住み続けるというのはそういうことなんだ。

まあ、近代に入って宗教と芸術が分離し世俗化したあとで近代芸術や近代文学が生まれるわけだが、その達成は同時に「世俗化された世界における宗教の代替物」と化すので、作品とそれをとりまく共同体や儀礼が、祭具と祭祀とシャーマンのそれになる。

20世紀はまだしも世俗化のプログラムが効果を発していたが、冷戦崩壊以後、政治と宗教が完全に回帰したことで、世俗化のプログラムごと揺らいでいるんだろう。だいたいそういう状況はどの分野でも濃厚に漂っている。

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読者なり聴衆は、作家にシャーマンを期待して、その振る舞いを押し付けるんだけど、他方で、作家は作家で技能と実存の混濁のなかに生きているので自らシャーマンっぽい振る舞いを自分の礎にしてしまう。そうして相互に強化された循環のなかで一定の「素朴なことしか言わないがそれで熱烈に歓迎される」秩序が確立される。

が、なんかこういうのって勤め人が自傷的な消費行動に依存するとか、ホストや風俗に異様に金を使って実存が絡まってしまっている人と、私の中では完全に横並びに見えてしまい、作家ー聴衆だけが特別に思われていることの方が歪みに思えている。

たいていの作家って、しゃべるとわかってしまうけど、単に職人性とセンスと実存の複合体だよなとか・・

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私は作家が素朴なことをいくら言っても許される状況って薄気味悪く見えてしまうというか、「作家」という特殊言説空間があってそこに知的に隔離されている結果に思えて、そういうふうに追いやられていることでどういう秩序が生まれているかの方が気になってしまう。

白江幸司 さんがブースト

「つくるという行為への素朴なロマンティシズム」というようり、クリエイターというものの神格化というほうがよさそうだけど

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白江幸司 さんがブースト

クリエイターによるつくるという行為に対する素朴なロマンティシズムへの回帰、リサーチベースドアートとかにも内在しているとおもう(まったく批評的ではない形で)

あー、『VRおじさんの初恋』けっこう攻めてるなあ。禿げた中年おじさんと初老じいさんがVRでバ美肉になって恋をする話。早々に男同士であることがバレるが、関係が続く。これ書いてる人女性漫画家かー

文フリ以外にも、こういうアクティビズムとカルチャーを交差させるイベントも出てきているし、今後多元化するのでは。

x.com/osonodoyo/status/1797500

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