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遊牧騎馬モンゴルの表象が「蛮族」系統すぎて興醒めだわ〜、となったので、作品はそっちのけで、とっとと杉山正明のモンゴル概説を踏破することにした。

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カクヨムで原作を順調に読み進めているが、「貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士」の面白さわかってきた。これは書き手が女性だなー。
ロールモデルの摩擦がつねに作動してて、王、軍務大臣、騎士見習い、騎士などが出てくるが、そのすべてが女で、全体的にとにかく男が出てこない。ジェンダーロールへの感覚がちょいちょい揺さぶるのを狙っている。

いわば、貞操逆転して女が将軍やりまくってる世界にふと紛れてしまった前田慶次(あるいはガッツ)が主人公なんだが、まじめなんだがめちゃ強い騎士が、女から言い寄られておろおろするのがポイント。

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この博論要旨の最後のあたりおもろいやん。本になってないのが残念。

[主論文要約]
Der japanische Bildungsroman ‒ Eine komparatistische und kontextorientierte Studie

koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/m

まんが道が白手塚イメージを構築して自分の中心性をそらせたことが大きい。また当時の藤子Aは毛沢東伝も書いて中国の民衆プロパガンダ絵を取り込んでいたが、まんが道をなぞろうとした漫画家は、そういう要素が単に青年誌イデオロギーのプロパガンダに堕するのが定番になっている。
『ブルーピリオド』はそういう意味でちょっとマシになった状態だった。トリガーは「美大解像度を上げる」。

漫画家の私小説相当ジャンルはだいたいエッセイまんが様式で出てくるが、たまにクリエイター神話ものにするとそれが王道扱いされるバグがあり、これは「私小説=真正」のコードの産物だろう。

「現在の自分を追認」と「青年誌イデオロギー」は、stand by me描くエモンとか、花澤健吾のアイアムアヒーローみたいな自意識こねくり回してる路線にも濃厚に現れている。「俺の現在」を終着点にすると、青年誌で活躍している俺、すなわち、青年誌イマジネーションが世界の真実!というプロパガンダになりやすい。要するにエロと仕事とアウトローと家族だ〜みたいな。参照ジャンルが世界の真実にされてしまう。「俺、それで食ってるし!」を背景に。

青年誌って、そういうイデオロギー批判への素地どころか、そういうプロパガンダと私小説モードをやってれば偉いかのような歪みがある。

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慰謝料の金額を有害性インフルエンサー活動の収益化が上回ってしまう懸念かー

“・支援金450万円を集めるのに成功したことを誇り、さらにあおったこと
上記の事実を考慮すると、結局、220万円の損害賠償でも「加害者が損失を被って痛手を負う」までには至っておりません。

現行法のなかで可能な限り被害の回復や今後の抑止効果を機能させようと、努力した判決であるとは思いますが、同時に「法による限界」も感じてしまいます。

名誉毀損に限らず、慰謝料の金額は、長時間の盗撮をされても50万円、交通事故で骨折しても100万円や200万円と低額になります。現行の慰謝料の仕組みには限界があるのです。

また、既存の法制度は「違法行為で収益を上げる」という事態を想定できていないと考えます。”

ben54.jp/news/1076

クリエイターものの漫画への嫌悪が掴めてきたが、マンガの自伝ものやクリエイター神話は『漫画家残酷物語』に始まり、『まんが道』で広く浸透するが、『まんが道』は手塚を讃えることとコンビの友情ものにすること、不器用なビルドゥングスロマンであることでバランスが比較的マシになっている。だがまんが道をなぞろうとすると、「大人の自分」を終着点とする亜インテリの自己追認に終わり、青年誌漫画のプロパガンダめいた要素が露呈することになる。青年誌にはイデオロギー批判の風土が欠落している欠点も大きい。

だが、このクリエイター表象があくまで擬似性や遊戯として捉えられているのであれば、全く状況が変わる。具体的には、「マイクラみたいななろう漫画」と同列に扱われるなら怒りが湧かなくなる。異世界のんびり農家も、こんな農業ねえよ、都合よすぎるわーとみんな知りつつ半笑いで、ゲーム感触の楽しさを認めて許されているわけで、そこで描かれているのは農業そのものではない二次的な行為性だ。
そうはなっておらず、クリエイターものは真顔で受容されているのが耐え難い。売れない漫画家が「藤本タツキ…やはり天才…」とか言ってるから、ルックバック受容は一層きつい。ものづくりイメージにはイデオロギー付着しやすい点でも重なる。

こっちはまだ買ってないけど、これもなろう様式の上位知みたいな狙いの文庫化だ。

婚約破棄ものって、要は決闘の変種じゃね?と思ってた。

山内進『決闘裁判 ─ヨーロッパ法精神の原風景』

chikumashobo.co.jp/product/978

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最近はなろう上位教養狙いの文庫多いなーと思いつつディールス『古代技術』買ってきた。

『ソクラテス以前哲学者断片集』のディールス、つまり古典文献学を経たなろうである。

これが、娼婦とのガチ恋からの心中エンドの構造だわな。江戸期の世話物でとにかく芸妓に惚れて死ぬ話が増えるのだが、初期近代の貨幣経済の成立と不可分なんだろう。

「人間は、しばしば特定の対象に交換不可能な価値を見出し、そうした自分にとっての「聖なる価値(Sacred Values)」がお金に換算される時に強い怒りを感じる」

elabo-mag.com/article/20210926

これ、日本の在留資格の厳しさが適正なのかの問いを巧妙にはぐらかしたり、昔から飲食業は稼ぐためにやる世界だというのをごまかしてるからタチ悪い記事だなー。

まあ文春なんだから日本社会の問題点は挙げないようにする前提の仕事しか作らんわなというやつ

news.yahoo.co.jp/articles/7ca6

白江幸司 さんがブースト

にゃーんとばかり言って暮らしたい

「繁殖機構ごといじらないと、繁殖に占める労苦の非対称性を保持したままになるから、男女のガワをちょっといじる程度の差になるんだよな〜」とストレートに厳しい意見をもらい、ジェンダーSFの蓄積をきちんと履修しよう〜、という気分になった

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男女で絵柄違うのをキープしてるようじゃだめだな〜、と思ってたら、さっそく美少年キャラを出して造形で撹乱してきた

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あ〜、これ男女の役割語を残してるのがだめだわ。ここはもっと撹乱すべきだな。小説から漫画に変える際にいじるべきだった。が、キャラ属性に関わるからいじるのが難しいのか…

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女性キャラの造形からオタクっぽさを弱めると、さらに一層よくわからないバグり方を目指せそう

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女性同人作家の艦これ二次創作と、後宮もの、だいたい似た感触だなと気づいた。

ハーメルンから珍しく漫画化してるっぽい。大筋には男向けポルノ設定なのに、男主人公がゲイ向けっぽいむきむきキャラなので、客層設定がバグってんな twitter.com/comicgardoplus/sta

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