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林志弦(1959-)の最初の専門はポーランド近現代史だったりするんだが、90年代から韓国の民族主義を検討する作業をやったみたいね。
ポーランド、イスラエルの動きを踏まえているあたり、反ユダヤ主義とシオニズムの研究を経由しているとしか思えない足取り。

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林志弦『犠牲者意識ナショナリズム』の冒頭読んでるけどおもろいなー

二カ国間のそれぞれの民族主義/左派が絡み合ってフィードバックループするまとめがクリアだ。

好書好日の柄谷インタヴューはとにかくヌルいので、柄谷とその周辺言説の質の劣化を感じざるを得ない。目を覚ますために浅利誠『ジャック・デリダとの交歓』を読むといいと思う。この本があの手の記事の上位互換だと言える。ぱらぱらめくってたら切れ味良くて、いいじゃんと思ってしまった。

デリダが取り上げて分析している「フランスとはフランス以上のものである」云々、それこそが日本での柄谷の語られ方(のナショナリズム)そのものだなあとか。

だいたいおしゃべりっぽいので、気軽に読める本です。なんなら飛ばし飛ばし読めばいい。

honto.jp/netstore/pd-book_3102

日本の「戦争神経症」分析の話がどうも出てこない理由ってこれかー。呆然とするな。
(樫村愛子「トラウマと日本社会」、田中 雅一・松嶋 健 編『トラウマ研究 1 トラウマを生きる』京都大学学術出版会、2018)

北國新聞は県内シェア64%とかなんだが、関東関西を除く地方はみんなそういう地方新聞がメディア独占している世界だっていうのあんまり言われないよね。なんで分析や認識って浸透しないんだろう。

いわゆる全国紙がトップを占めているのは関東だけだというのもこのグラフでわかる。

honkawa2.sakura.ne.jp/7460.htm

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北國新聞のこの体制迎合ぶりよ。

(それぞれ1/15一面と1/16一面)

岸田の失言はすばやくフォロー、被災地からの移動もすばやく支持。

金沢の能登への冷淡さがよくわかる

仕事で内灘町西荒屋に行ってきたけど、被災の爪痕がむごい…。地面の液状化で、地面と道の接合部が全部外れてる感じ。これがout of jointかと。

災害をめぐるショック効果がSNSで増幅され、そのショックからの立ち直りのために「正常化」の基準が強引に要求されるか、あるいは正常化の見かけで政治利用する輩が跋扈するといったサイクルが生じているように思う。

(岩川ありさ『物語とトラウマ クィア・フェミニズム批評の可能性』序章、p.27)

斜めって倒壊した棚と、生き延びたけど斜めってる棚を、ベコベコボコボコ叩いて、釘で固定したら、それっぽくなった。

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倒壊スチールラックをすぐに出土した本が、渾身のボケになってる。

王族みんな死んでよしでしょ、な革命ノリはいいんだが、いかんせん、胸糞露悪ものなんだよな。そういうガワでないと革命ものやれんのかというのが限界なのだ。でもダーク路線で注目されて然るべきだった系統で、悪役令嬢のあとで再発掘されたんだろうな。

アントワネットというよりはナポレオンをモデルにしてて、砲兵からスタート。

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『チャイニーズ・タイプライター』のマラニーが共著で書いた『リサーチのはじめかた』、事前に聞いた噂に違わず、良著の予感。序文からしていいこと書いてある。

chikumashobo.co.jp/special/whe

このあたりを見てると、ヴァールブルクが「ただの謎めいたヒロイン発掘者」になる

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COM(石森の『ジュン』)やらガロの漫画から、今の漫画(『大福生活』とか『二匹目の金魚』とか』)にもよくいる「謎めいた少女」ものの系譜はこれでは?と思った。
1世紀前ならブルトンのナジャもそうだし映画のファムファタル類型にもその後引き継がれた系譜。

(ディディユベルマン『ニンファモデルナ』)

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